「店評価ブログ」を更新しています

昨晩、穴子の検証のため都心の天麩羅屋訪問を強行したのがいけなかったのか。体調が未だに回復しません。
顔が熱っぽく膜が張ったような感触。喉が痒くて咳が止まりません。これってアレルギー?
家人からは「檜」に当たったのだと言われてしまいました。そう言われてみれば、30年以上の経験を持つベテラン花粉症患者。アレルギー源は杉花粉だけではなく、酷い時には5月半ばまでゴホゴホやっていた時もありました。
歳をとって緩和していたのでしょうが、名古屋で「京加茂」の料理を食べてショックで再発してしまったのかもしれません。

おかげさまで、「友里ブログを語るスレ」は順調にスレ数を伸ばしているようです。浅利慶太氏たちの行儀の悪さより、「美かさ」の穴子欠品問題に対するブログへのご意見、ご指摘で盛り上がりました。また、「食べログ」でも有名なレビュアーであるfigeac 氏(HNです)のブログで取り上げていただき、そのコメント欄へ直接お邪魔したことも、友里ブログのスレ数増大に貢献したようです。

今回の「美かさ」問題で穴子に関するご意見やご指摘を受けて、色々な問題というか疑問が浮かび上がってきました。
簡単に整理すると

?1、??? 穴子はこの時期(春先のことでしょうか)は出来が良くないので主人が納得しなければ仕入れないのは当たり前。
2、??? ここ最近、上質な穴子(江戸前)は少なくなった。
3、??? 穴子の天麩羅は揚げる直前に活けを捌くのが王道。「楽亭」や「よこた」など都心の有名店は事前に捌き置いているので問題外。その点、「美かさ」は直前捌きなので素晴らしい。
4、??? 江戸前寿司の穴子は、その7割が対馬産であって、江戸前の穴子が最高というのは単なる神話である。
5、??? 仲卸との関係をしっかり構築していれば、台風が来ようが槍が降ろうが、魚の欠品はありえない。どんな手段を使っても仲卸は用意してくる。(みかわ 早乙女氏談
6、??? 市場にあっても自分が「納得」しないものは仕入れないという口上の真の意味は何か。「納得」は果たして「質」を意味するのか。質は満足していても品薄で「価格」に納得せず仕入れない場合もあるのではないか。

アクセス数が減少するGW期間、ブログネタを何にしようか迷っていたのですが、「料理人の口上の真偽」といった問題も絡んでくるので、上記の「穴子ネタ」を随時取り上げてみたいと思います。

昨晩訪問した天麩羅店、期待したほどのものは感じませんでしたが(再訪する必要あり)、興味深い話を聞き出せました。
江戸前と対馬産(瀬戸内から西も)の穴子は「物」が違うそうです。西の方は身が厚くて大きく脂も多いけど皮も固いとのこと。
私も掲示板に書き込みましたが、煮穴子と焼き穴子は求める物が違うのではないかと。
小さい時から関西方面へ行く機会があり、穴子を食する機会は少なくなかったですが、焼き物が主体でした。あとは棒寿司用か。
あの「次郎」の二郎さんも、自著?では「江戸前の穴子」が最高と言っております。都心の有名天麩羅店も、江戸前穴子を仕入れている方が多いのではないか。
江戸前寿司と自称しても、その実態はピンからキリまでありまして価格帯も幅広いはず。都心の高額江戸前鮨店の煮穴子に、九州産を使っているとは思えないのですがいかがでしょうか。

また昨晩の主人は、江戸前穴子の質や量が厳しい時期は秋から年末にかけてだとのこと。この事に関しては、私はよくわかりませんので皆様のご意見を伺いたいですが、少なくとも「美かさ」で穴子が欠品していた時期、他の都心の店ではそれなりの質の穴子を入手しており、美味しく食べられたのは事実であります。
有名鮨店でも穴子の欠品なんてなかったのではないでしょうか。

ではなぜ「美かさ」だけ穴子が仕入れられなかったのか。

善意にとれば、主人の納得する「質」の穴子が「週に2回」しか築地に入っていなかったということになりますが、果たして本当でしょうか。
宮崎台の地元客は納得しても、銀座の鮨屋へ通っている人がそんな「口上」を信じるとは思えません。

私は好きではないですが今でも崇められている「次郎」。それに3つ星の「水谷」、そして「小笹寿し」や「青空」、「宮葉」など有名店でも穴子の仕入れがなかったというなら私は「美かさ」主人の口上を信じますが、前後にそれらのいくつかの鮨屋へ行った友里、しっかり穴子を食べております。
「美かさ」の主人の口上を信じるなら、これら高額有名鮨店の穴子は、「美かさ」主人の眼鏡に適わない穴子であり、それを客に平気で出していることになります。
いや、「楽亭」、「近藤」、「深町」、「清壽」、「みかわ」でもこの時期穴子の欠品を聞いたことがありません。これらの有名天麩羅屋の穴子も、「美かさ」の主人の眼鏡に適わない質の悪いものなのでしょうか。

自分の好きな店の主人の口上を信じたい気持ちはわかりますが、このような検証をせず(「美かさ」が日本一と思っているのなら別ですけど)に無闇に信じてしまっては、また一人「勘違い料理人」を生み出してしまうだけであります。

「美かさ」の穴子欠品の真相は以下の2通りと私は推測します。

1、??? 有名鮨店や有名天麩羅店が取引している仲卸より、「美かさ」が取引している仲卸の力がないから納得する質の「穴子」を仕入れられなかっただけ
2、??? もしくはその仲卸の取引先に高い客単価の店がなく、この時期満足する穴子を仕入れても高くて売れ残ると判断して、その仲卸が勝手に入手を自粛しただけ。

?「美かさ」の主人が、

?「次郎」や「よこた」など有名店で出している穴子は自分が納得できない「質」なんですよ。

と公言しない限り(出来ないでしょう)、彼の口上を信じるべきではないと、私は宮崎台地元客や「美かさ」常連客、そして浅利慶太氏へ進言させていただきます。

さて「店評価ブログ」に、あの「麻布かどわき」とその兄弟子に当たる(今は決裂しています)「堀兼」をアップしています。
ぜひお立ち寄り下さい。

体調未だ戻らず

名古屋への弾丸ツアーがいけなかったのか、それとも「○加茂」の食後感があまりにショックだったからか、体の不調が続いています。もしかしたら、アンチや店関係者の「丑の刻参り」が今になって利いてきたのかもしれません。
昨日も昼近くまで寝て、午後からこの時期のお約束、予約していた「名探偵コナン」を家族で見に行き、近くの店でステーキを食べて帰ったのですが、19時過ぎにベッドに入って今朝は8時頃まで起き上がれませんでした。体がだるいというか、熱はなくなったのですがどうもすっきりしません。

「名探偵コナン」、ここ数年かかさず見に行っているのですが、今回も途中で仕掛けがわかってしまいました。矛盾点も目立ちます。
ちょっとでも内容を書くと、アンチから猛攻撃を受けるので敢えて書きませんが、コナンが飛行船内へ戻る際、外から取っ手をもって簡単に入れたのはおかしい。
映画のはじめには、飛行船のスタッフに紛れ込んだテロの一味が、わざわざ内側からロックを外して仲間を引き入れていたからです。コナンのように外から簡単に入れるなら、そんな無駄なことはしなくて良いはずです。
まあアニメに限らず、この手の矛盾はハリウッドの大作でもよく見られること、目くじら立てるほどのことではないでしょう。

帰りに寄ったステーキ店、出版予定の「友里オススメ本」で取り上げようかと確認のために再訪したのですが、イマイチだったのでやめました。体調不良で美味しく感じなかったのではなく、アメリカ牛をあの焼き方で供しても良さがでないと判断したからです。

弊社も昨日からGWに突入しているのですが、香港、ハワイと今年既に2回も旅行してしまっているので、今回はずっと自宅待機の予定であります。とはいえ本日が休みだとは知らず、夜に接待を入れてしまっていたので、夕方から出て行かなければなりません。
今日行くのは評判の天○○屋の1つだそうで、せっかくなので先週の穴子の入荷状況や、江戸前と対馬物の穴子について聞いてみることにします。

本日は起きるのが遅く頭もさえず、「さなメモ」のように毒にも薬にもならない、まったく内容のないブログになってしまったこと、ここにお詫び申し上げます。

名古屋弾丸ツアーで体調最悪!

友里掲示板で知りましたが、あの「グランドプリンス赤坂」(赤プリと言った方がわかりやすい)が来年3月をもって閉館となるそうです。

http://www.sanspo.com/shakai/news/100429/sha1004290633006-n1.htm

恥ずかしい記憶なのですが、私もバブル時の年末に宿泊してしまった赤坂プリンス。当時は都内のホテルがピンからキリまで満席で、予約が大変だった。懐かしい思い出です。
旧館での友人の披露宴出席も懐かしいですが、このホテルよりも閉鎖した方がいいプリンスホテルが他にあるのではないか。

品川駅近く(高輪も含めて)にはいくつのプリンスホテルがあるのか。中途半端なバルコニーなど外観がノーセンスなホテルもありますが、見ている方が恥ずかしくなってきます。
成功体験を引きずる人は必ず失敗すると言いますが、大磯ロングビーチの成功で、ホテルにレジャー施設を併設しまくった西武グループの元天皇・堤義明氏。芝公園に建てたグループの旗艦ホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」にまでボウリング場やカラオケルームを併設してしまったのですから、私はそのノーセンスさに驚いたのです。
裸の王様と言いましょうか、細かい什器備品まで元天皇の決済が必要だったと聞きますから、ロクなホテルが出来なかったわけです。高級ホテルの仲間入りを目指した新興プリンスホテル。普請も安く、部屋も狭く、大箱と、どのホテルもよく見るとチープ感そのもの。学生時代に競ってこのグループホテルに宿泊していた自分が恥ずかしいばかりであります。

さて、昨日の「さなメモ」は静岡弾丸ツアーが書かれています。友里掲示板のレギュラー企画(不定期です)「よりぬきさなメモ」には、さとなお氏の深層心理に迫ったその「さなメモ」の超訳が人気であります。超訳はクリックしてお読みいただくとして、この友里も昨日、名古屋へ弾丸ツアーに行ってきたのです。
三島で客先と打ち合わせの後、名古屋の仕事先にも足を伸ばし、その勢いである料理店を訪問し、深夜に帰宅しました。

名古屋にある料理店で、友里が弾丸ツアーをしてまで行く店があったでしょうか。「友里ブログ」をよく読まれるディープな読者には、

あ、ついにあそこへ行ったのか。?

と直ぐピンとくるかもしれません。
そうです、つい最近も少し話題になった「あの店」を初訪問してしまったのです。

詳しくは日刊ゲンダイコラムや「店評価ブログ」に書くつもりでありますが、あの料理が「至福の○料理」、「○料理と純米無濾過生原酒を合わせる別天地」と言うならば、あくまで私見でありますが、世に「美味しくない料理」、「地方料理」、「居酒屋料理」は存在しなくなるのではないか。

「○料理」のはっきりした定義はないと思いますが、少なくともあの「○加茂」は、「○料理」でないことだけは確かであります。
あまりの食後感と弾丸ツアーの疲れで、帰宅して珍しく熱を出してしまいました。