昨日、日刊ゲンダイと夕刊フジの二紙にそれぞれ友里的に興味ある記事が載っておりました。まずはライバルのフジ。
この夕刊紙、サラリーマン向けにしては論調が保守過ぎて好きではない(サンケイも嫌い)のですが、日本橋高島屋でのイヴェントで食中毒が出たとの記事がありました。しかもその犯人が宮崎牛を使った「ステーキ弁当」だったそうです。口蹄疫で苦しむ宮崎県を励ますイヴェントだったそうですが、足を引っ張る結果となりました。
しかしこの弁当、宮崎市の「ホテル浜荘」の調理人が造ったそうですが、手の甲を火傷したにもかかわらず手袋を付けずに盛りつけを行い、結果「黄色ブドウ球菌」が発見されたとか。やけどの傷を負ったまま直接口に入る食材をいじったわけですから、職業意識の低さに呆れるばかりであります。
日刊ゲンダイでは「内々定」を取り消しした会社に損害賠償を命じる判決が福岡地裁ででたことが載っておりました。
確かに内々定の取り消しは原告の期待を裏切るものですが、今までの卒業予定者は、後ろ指さされない行動をとっていたというのか。
いくつもの会社から内定を貰って喜び、内定を蹴っ飛ばす人が多かったのではないか。そんなことをするから企業防衛上多めに内定や内々定を出さなければならず、リーマンショックなどで取り消しをしなければならない状態の会社もでてきてしまったのです。
日本も一応契約の社会でありますから、会社も就職希望者も立場はイーブンのはず。内定や内々定を取り消した会社が損害賠償を支払う義務があるなら、同時に内々定や内定を了解しておきながら蹴っ飛ばした就職希望者へも会社側は損害賠償請求をしたらどうか。
世には「良いところ取り」はないと私は考えます。
またダイエー創業者・中内功氏の次男、中内正氏が相続税法違反(実態は贈与税法違反ではないか)で逮捕されたという記事にも唖然。修正申告や重加算税納付だけではすまされないほど悪質だと判断されたのでしょうが、逮捕されるとは中内家の凋落のほどを物語っていると思います。
中内功氏の長男は私と似たような年代で学生時代の噂を良く聞いたものですが、派手にマスコミで扱われたほどこの兄弟は「やり手」ではなかったとのこと。はっきり言うとまったく「キレ」がなかったと聞いておりました。
今回も国税とやりとりでかなり「ヘタうった」としか考えられません。世は冷たいと言いますか、現在の中内家には優秀なブレーンが寄ってこなくなったのでしょう。
さて3店です。
清壽
楽亭で修業した人の独立店ということで、ネットなどでは人気の天麩羅店。しかし20年近く楽亭に通っている私は、そんな弟子がいたか鮮明に思い出せなかった。確かに主人の横で追い回し的な事をしていた人はいましたけど。
今回初訪問して、この主人の顔を見て「そう言えば居たかなー」とやはり鮮明には思い出せませんでした。天麩羅の評価は再訪してからにします。
白金 ふくだ
タレントだか芸能人も通うという白金高輪の寿司屋。マスコミ露出の割に、主人が修業した寿司屋が公開されていない不思議。
客単価1万円台後半の店ですが、ツマミや握りのすべてに疑問でありました。主人はかなりの自信を持っているのも私には理解できなかった。
豚組しゃぶ庵
また行ってしまいました。知人家族にこの店のファンがいるもので。
メニューや価格設定が猫の目のように変わりますが、「食べ放題」のセットは3500円からありますし酒類も安い。友里的には悪くない店だと思います。ただし、オープン当初より肉質は落ちているんではないかと。