自他ともに認める側近議員って空しくないのか

昨日書店へサッカーW杯関連の本を買いに行きました。
放送作家・わぐりたかし氏の俄グルメを真似るわけではないですが、4年に一度、俄サッカーファンになるため慌てて知識を詰め込むためであります。観戦ガイドや公式ガイドブックが並ぶ中、1冊の面白い本に私は目を奪われました。
「本音全開のサッカーW杯非公式ガイド」とのキャッチがある

「0勝3敗」 (タツミムック 2010/2/15初版)

であります。
タイトル通り、岡ちゃんでは一次リーグで「全敗」するので直ぐさま解任するべきだと、ほぼ全編で如何に岡田武史氏が無能で代表監督の資質がないかを力説した良本であります。直ちに友里が購入したのは言うまでもありません。

6/24にはワールドカップ史上初めての「0勝6敗」の代表監督が登場するという予想に異を唱える人は少ないのではないか。
ワールドカップ一次リーグで「0勝3敗」を招いた人が再びワールドカップで采配をとった事例がないだけに、予想通り「0勝6敗」になったら岡田氏はギネスに載ってしまう快挙を成し遂げたことになるでしょう。

人間、それぞれに器の大きさに違いというものがあります。己の資質を冷静に理解していたら、いくら大学の先輩からの命令でもこんな大役を引き受けなかったと思うのですが、1億円を超えるという年俸に目が眩んだのか岡田武史氏、J.C.オカザワの「初版印税貰い逃げ」に匹敵するワールドカップ2連続全敗での監督報酬貰い逃げとなるかどうか。
6/14のカメルーン戦でその可否が決まるのではないかと考えます。

新しい首相が誕生すると必ず沸いて出てくるのが「側近議員」。鳩山さんの時はアナゴさんこと平野前官房長官。この8ヶ月でその無能さだけをさらけ出してしまっただけの人。彼も岡ちゃんと同じく己の器を冷静に理解していたら、60過ぎてこんな大恥をかかなかったと思うのですが、岡ちゃんと同じく何か(名誉欲)に目が眩んだのでしょう。

そして昨日だったか一昨日だったかのTVでは、菅さんの側近として阿久津幸彦という代議士が登場しておりました。
側近歴15年と紹介されて本人も悦に入っておりましたが、本来上下関係のない個々の信条で活動すべきなのが政治家のはず。新米の時は仕方ないとして、10年も20年もいい年こいた人間が側近として仕えることに甘んじて良いのでしょうか。秘書ではないんですから。
TVに慣れていないからか、しゃべりもイマイチ。応対はソフトなのですが内容も理論的には感じず、どう見ても一国の首相のブレーンになれる資質の持ち主には見えなかった。平野さんと違って、入閣しなかった(させなかった)のが唯一の救いかもしれません。

今や完全に敵役になってしまった小沢一郎さん。彼の廻りにもご機嫌取り、もとい、側近議員という人がいるようです。先入観と言いますか偏見で見ているわけではありませんが、堅気に見えない風貌の人が多いのは、小沢さんの個性のしからしむるところでしょうか。

今年もサクランボ狩り

スペイン、ポルトガルの次はハンガリーの財政悪化懸念だそうです。先週末のNY市場から下落が止まりません。7日のNY市場も下げたようですから普通なら今日の東京も下げ基調か。
メガバンクなどほとんど最低水準に近いので買い時と狙っているのですが、株さえやらなければ(ワイン収集も)蓄えは人並みに出来たと身内から非難されている友里。

マーフィーの法則を証明するかのように、買えば下がる、売れば上がる、の繰り返しですので、まだ買い時ではないかもしれません。(でも買わないと上がるんですね)
塩漬けをこれ以上増やさない為には株価を見ないに限るのですが、PCで簡単にチェックできるどころか買えますから、気をつけなければなりません。

話は変わりますが昨日の民主党両院議員総会、小沢氏は雲隠れして欠席したそうです。最近はずっと表舞台だったので忘れていましたが、昔からよく姿をくらます人だったんですね。
本気か芝居かわからない民主党の小沢離れ。私は以前から小沢氏が

余人に代え難いとは思えない?

と発言してきました。10年も20年も、同じ人間の「豪腕」が通用し続けるなら政界はアホばかりではないか。他に出来る人間がいないということになってしまいます。

猜疑心が異常に強い、大勢の前でのしゃべりが下手、スネやすい、取り巻きが跋扈する、表で腹を割った話をしない、人見知りが激しい、秘密主義、人の悪口を影で言うのが好き、一対一での人垂らしがうまい、などこの手の人は

非常に気が小さい

のが相場であります。取り巻きが「伝説」をつくるだけなのですが、「欲」を捨てられない人たちが寄ってきて結構引っかかるんですね。
スケールは小さいですが、この性格や挙動がよく似ている身内を持った友里にはその虚像がよくわかります。

先日、知り合いの家族とサクランボ狩りへ行ってきました。サクランボというと佐藤錦、産地は山形の天童と相場は決まっていると思っていたのですが、向かった先は山梨方面。サクランボは甲州でもとれるようです。
電車からレンタカーに乗り換えてフルーツラインを走ると、道路沿いには「サクランボ狩り」の看板が目立ちます。他県のナンバーも目立ちます。山梨でのサクランボ狩りが結構有名であったのを知ったのは昨年でありました。
2000円前後の入場を支払っての30分ほどの食べ放題。佐藤錦をはじめ色々な品種を食べ比べた結論は、

ブラインドなら品種を当てられない

でありました。
2日間で1年分のサクランボを食べまくった山梨訪問でありました。

「タダ飯接待」はブロガーにも浸透している

ここまで開けっぴろげに「タダ飯」の誘いをする店があるとは驚きました。以前、私が無償のコンサル(後に紹興酒などを会社へ送っていただきましたが)をしたとブログでも書きました銀座の広東料理店「飛雁閣」。
私のアドヴァイスはほとんど受けつけなかったのですが、今回の「タダ飯」提供を相談されたらこんなヘタを打つことはなかったはず。
5月下旬に送られてきた「限定取材依頼」とのタイトルのメールを開けてみて、私は椅子から転げ落ちそうになったのです。

「プレス・ブロガー限定取材依頼」とのタイトルのメール、内要はプレスが1社2名まで先着20社、ブロガーは2?5名のグループで先着20組に、1万5750円相当の「フカヒレ姿煮体感フェア」を無償で提供するというのです。料理だけではなく飲み物も勿論無料。プレスへの条件はないようですが、ブロガーは「タダ飯」の1週間以内に自分のブログで取り上げることを要請しております。?

有名ブロガーも最近は「タダ飯」と交換にヨイショブログを書いていると聞きましたが、ここまであからさまに募集するとは驚き。しかも一番のヘタ打ちは、この同報メールをBCCで送付しなかったこと。つまり、誰へこの「タダ飯お誘いメール」を送ったか、アドレスが出てしまっているんですね。
ドメインをみると、TV局や出版社の人がかなりいるようです。

私が取り上げたことのある飲食業界関係者としては、園山真希絵氏や俄グルメの「わぐりたかし」氏と思えるアドレスも確認出来ますし、伊藤章良氏とはオールアバウトで仲の悪かったと漏れ聞く、嶋啓介氏のアドレスらしきものもありました。
コンサルの依頼を受けましたから「飛雁閣」とメールのやり取りがあり、当然友里征耶のアドレスもこのメールに載っております。
つまり、このリストに載っていると思われる嶋さん、園山さん、わぐりさんなどが、必ずしも「タダ飯接待」を受けているとは限りませんが、コンサルを受けていないのに一介の中国料理店へ自分のアドレスを教えるのですから、彼らの脇は甘いと言えるでしょう。

最近の店評価、もとい、煽り宣伝や過大評価による客釣りは、ヨイショライターやヨイショ料理評論家ではなく、有名ブロガーに頼る店が多くなったと聞きました。
私には過大評価店としか思えなかった広尾の「アニュ」も、このブロガー宣伝で一気にブレイクしたと聞いております。?

有名なブロガーになると「タダ飯」の機会が増えるようですが、換言すると、今までその恩恵を受けていたヨイショライターやヨイショ料理評論家が「タダ飯」にあやかる機会が減ったのではないか。
露出が減るだけではなく、「タダ飯」の機会も激減したとするならば、彼らにとって受難の時代となったと言えるでしょう。

私はあらためてヨイショ料理評論家、ヨイショライター、そしてヨイショブロガーへ忠告したい。
日本は表現の自由がありますから、「店ヨイショ」や「店宣伝」を垂れ流すのは自由。
ただし、店から受けた便宜供与、「タダ飯」なり「付け届け」は、読者にすべて開示する「矜持」をもっていただきたい、と私は考えます。