ルナ・レガーロとは比較にならないハラハラドキドキのサーカス

現在発売中の「月刊めしとも」で、ダイワハウチュとフジTVが力を入れている「ルナ・レガーロ」というロシアンサーカスとスターシェフの料理のコラボを友里が取り上げていると以前のブログで書きました。
もともと期待しておらず、予想以上にたいしたことなかったサーカスと料理だったのですが、この手のショーが実は大好きな友里(イリュージョンも大好きです)、シカゴの「Navy Pier」(観光地化された桟橋)で「CIRQUE SHANGHAI」という中国のサーカスがやっているのを知り、飛び込みで訪問したのが20日の日曜日でありました。

当日売りで入れましたが、最高値の席でも31ドル。一番安い席は20ドル以下でしたから、非常に手頃な価格設定であります。
内容はヒヤヒヤ、驚き、ハラハラの連続でして、意地と性格の悪い友里でも、これは凄いと大満足で終了した1時間チョイのショーであったのです。

http://www.navypier.com/cirqueshanghai/

造り置きや大量生産の美味しくない料理がついているとはいえ、わずか5つの小規模なパフォーマンスしかない「ルナ・レガーロ」が1万6000円と考えると、月とスッポン以上のCP差があるではないか。
演目の中には、「シルク ド ソレイユ」のパクリ(どちらが先か知りませんけど)がありましたが、完成度というか難易度はこちらが上。

特に圧巻だったのは、直径5メートル?くらいの球体(網状になっていて中が透けて見える)の内側に3台のバイクが入って、縦横無尽に走り回るラストであります。
へその曲がった友里でも

危ないからもうこの辺でやめてくれ

と思わずつぶやいた緊張感。写真は椅子を積み上げるパフォーマンスしかとる余裕がなく、この凄いサーカスの内容を皆さんにお伝えできないのが残念ですが、演技の女性が可愛かったこの2枚の写真を貼り付けることにします。

「シルク ド ソレイユ」はクラウンたちのやりとりが多くパフォーマンス自体は全体の半分くらいか。
「ルナ・レガーロ」に至っては、つまらないストリート系ダンサーの踊りの方が多くてまったくの興ざめ。いわゆる時間稼ぎが多いんですね。
でもこの「CIRQUE SHANGHAI」はそんな時間稼ぎは皆無。観客が参加する「ジャグリング」はありましたが、1時間15分ほどのほとんどがパフォーマンスの連続であります。

これを3000円未満で見てしまったら、「ルナ・レガーロ」どころか、「シルク ド ソレイユ」系のショーもバカらしくて見る気がしないというものです。
まさに中国4000年の凄さを感じたシカゴの日曜でありました。

いよいよ明日は移動日、待ちに待った帰国です。

孤独癖が強いわけではありませんが、一人旅をまったく苦にしなかった友里も、なぜか今回は無性にはやく帰国したい気持ちで一杯だったのが不思議であります。体調を一時悪くしたのもありましたが。

時差の関係から、明日の7/1は午前0時から夕方まで移動中の可能性もあり、ブログの更新が出来ない可能性があります。その節はご容赦下さい。

これが非常に厳しい条件とは笑わせてくれる!

覆面辛口料理店評論家(自称していません)の看板をおろす時期がきてしまったのか。性格の悪い料理人やヨイショライターがほくそ笑む顔が目に浮かびます。
ブラジル料理を食べ過ぎたからなのか、体調(想像してください)が良くありません。お腹を空にすると良いと聞いて、朝昼抜いている(普段とあまり変わらない)のですが、夜は数ヶ月前から予約した店へどうしても行きたいので食べてしまっております。よって一向に回復しません。
外食が出来ない友里は選挙に落ちた議員より意味ない存在。昨秋のアルバでは胃、今回はお腹と今まで自信を持っていた臓器が軟弱になってしまったのか。帰国後も今までのように食べ回ることができるか心配です。

さて今まであまり関心がなかったといいますか、業界全体が昔から腐っていると感じて取り上げなかった大相撲。
「国技」だなんて自称していますが、どこかに明文化されているのか。単に「国技館」という名の場所でやっていただけではないのか。
昨日、野球賭博に関して特別調査委員会が

非常に厳しい条件をつけて名古屋場所開催を可とする

と結論づけたそうです。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100628ddm041040127000c.html

しかし懲戒処分は3人だけ、16人が謹慎というだけでこれが「非常に厳しい条件」と思う人がいるものなのか。
しかも、暴力団関係者が出てきたものはなかったと判断しているではありませんか。力士や親方は、

野球賭博の胴元が暴力団だと知らなかった
身内での賭け事だと思っていた

と弁明しているそうですが、これを伊藤座長が信じているとしたら、この人を特命教授(何だこの役職)に任命した早稲田大含めて浮世離れしているというかあまりに「純粋無垢」。
1回の掛け金が何万、何十万円の賭博が相撲取り仲間だけで運営できると思っているのか。「ハンデ」は誰が考えていると思っていたのか。力士たちや親方は週刊誌を読んでいないのか。

今時まともな大人なら、「ハンデ」の設定は野球賭博の生命線であり、堅気の人や相撲取りが考え出せるような代物でないのは常識であります。
暴力団に資金が流れているのを知っていたと白状すると処罰が重くなるから全員が「嘘」をついているのは歴然。
もし本当に知らなかったというなら、力士や親方はただの「アホ」ではないか。
何が特命教授だかしりませんが、どうしてこう「表面上」の言葉を信じてウヤムヤにしてしまうのか。
伊藤滋氏は、ヨイショライターの記事や料理人の釣りキャッチに騙されてつまらない店へホイホイ出かけてしまう、飲食店業界の

上得意客(いわゆるカモ)

でもあるとも思ってしまいます。
一回や二回、場所を開催しなくても良いではないか。ただでさえ2ヶ月に1回と多すぎで食傷気味の大相撲。
この際、協会運営から力士関係者を全員閉め出すくらいのことをしないと、まともな組織にはならないと私は考えます。もちろん、伊藤滋さんのような「純粋無垢」な人も必要ありません。

これがイタリアンなのか

?

治安が悪いと行く前に散々脅かされたサンパウロ。滞在中は現地の人にアテンドして貰ったこともあって、まったく危険な目にはあいませんでした。
街中では一人歩きの女性も結構いまして、ホテルを一歩出たら強盗に襲われる、防弾ガラス付きの車を手配しなければ危ない、赤信号でも車は止まらず進まないと襲われる、と言われたほどの危険さはまったく感じませんでした。普通の街でした。

ブラジルは日本から一番遠いからでしょうか、国情はじめあまり日本ではよく知られていないのではないでしょうか。ヘリコプターやジェット機(JAL系が購入しています)を造っているとは驚きました。
でも今回一番感じたのは、ブラジル人は「肉好き」であるということ。若い男性でも結構お腹が出ているんですね。かなり太めであります。

?到着した夜、まずはワインが飲みたいと言ったら案内してくれたのがサンパウロのイタリアン。看板には「トラットリア」とありまして、店内は満席で熱気むんむんの地元では人気店だそうです。店内にはバンドの流しが席をまわっていて過熱感を更に煽っておりました。
まずは、オリーブや茄子のツマミ、そしてパンがでてきてビールと赤ワインを頼みました。
「オリジナル」とかいう銘柄のビール、地元の人には人気だそうでちょっと癖があるけどまずまず。赤ワインも注がれて飲み始めたのですが、10分たっても30分経ってもメニューがこない。連れも気にせずワインも飲み続けております。トトキも真っ青の対応の遅さと思ったのですが、違いました。
なんと、これから食事だと言わない限りメニューを持ってこないんです。食事の前に女性をくどく時間を客に与えるシステムなんでしょうか。(私は男性と二人で訪問です)
私はこのシステムを知らなかったので、ツマミやパンを食べ過ぎてしまいワインも半分くらい飲んでしまった。

?そうこうするうちに店内というか近くのテーブルがざわついてきたのです。どっかで見たなと思うブラジル人が美女を連れて私の後ろの席に座ったからです。他の席の客が数人駆け寄ってサインをねだっており、連れから「ロベルト・カルロスだ」と言われて、サッカー素人の私も即座にミーハーモードにスイッチオン。
手帳にサインもらってちょっと構図は遠かったですがツーショットも撮らせて貰っちゃいました。一緒にいた美人女性はTVのアナウンサーだそうでしたが、後ろ姿で残念。
連れの解説では、ロベカルはこの女性への口説きに難航しているとか。そう言えば入店の時より表情が険しくんっておりました。早めにサインを貰って良かったです。

肝心の料理の話に変えましょう。
連れにお任せで頼んだ肉料理、なんとクリームの煮込みのようなもので、取り分けてフライドポテトとバターライスを盛りつけるんです。これがイタリアンなのか。ブラジル人はパスタを食べないのか。
後日サントスの海辺で入ったイタリアンでも、魚料理がこの煮込みのパターンでありましたから、このスタイルがブラジルのイタリアンのようです。

実はこれで四分の一なのです。もう1皿分盛られそうになりましたが、さすがの連れも私もギブアップした驚異のポーション。
友里的には好印象なのですがこのボリュームはやり過ぎでありしょう。お味はそれなりに美味しかったです。ちょっと塩が足りませんでしたけど。