最近訪問した店 短評編 32

ここ数日、友里掲示板の各スレが異常な状態になっております。スレ毎にそれなりの主旨を持たせてあるのですが、意地か負けん気か知りませんが、主旨や流れに関係なく相手をやり込めるようとするだけ、自己弁護だけの書き込みが目立ちます。

友里掲示板は原則「放置」の運営方針なのですが、このままでは本来の掲示板の役割を果たせないと考え、スレの主旨や流れに沿わないKYな人専用のバトルスレ「ノーガード殴り合い専用スレ」を立ち上げました。
人のこと考えず自分の達成感を一番に考える人は、ぜひこの限られた空間だけにその思いをぶつけていただきたくお願い申し上げます。
「殴り合い専用スレ」に自分の思いをぶつけている間は、他のスレへの書き込みを禁止します。他のスレへ本来の主旨に沿って書き込みたい場合は、終了宣言をしてから復帰して下さい。

さて3店です。

招福楼
ついに本店へ行く事が出来ました。と言いますか、それほど行きたい店ではなかったのですが、知人から「1回は行ってみるべきだ」と勧められての訪問であります。
無茶苦茶不便な立地でありますが、雰囲気はあります。料理も「東京店」、「山玄茶」、「青草徐{」などの系列・独立店とちがって思ったよりまとも。
支払いが5万を超えてしまいCPが良いとは思いませんが、雰囲気を求める人、時間や予算に余裕のある方には、話のタネに1回の訪問は良いでしょう。

柏屋
本家の翌日に訪問してしまいました。本店で修業した人の独立店と聞いておりましたが、予想外に立派な店構えで驚きました。居酒屋以外の高額和食に疎いミシュラン調査員が星を2つ提供した理由がわかりました。
料理は本店同様悪くはない。部屋代を考えると、支払いが2万円台後半は仕方ないか。ワイングラスもそれなりに揃っており、資本が充分な店であると推測します。

青山えさき
3つ星になっての初訪問。やはりミシュラン効果なのでしょうか、テーブル、個室と満席で、使用しないと思っていたカウンターにも客が座っておりました。
キンキの煮付けを追加した1万円コースの上に、鮑料理を加えた1万3000円コースを新設していましたが、食べた感想を言わしていただくとキンキの煮付けの追加だけで充分かなと。
支払い額と食後感に不満はありませんが、皿だけをみてこれが「3つ星和食」と言える料理ではありません。価格が限られているので食材、質はそれなりで、調理技術(これも3つ星級かどうかは?)で3つ星をカバー出来るものではありません。

友里征耶の週間食日記 4

暑い日が続きますが、一向に食欲が落ちません。辛いものが食べたくなって昼にカレーや麻婆豆腐を食べてしまい、かえって摂取カロリーが増えてしまいました。夏に太り気味ということは、まだまだ友里の胃腸が若いと言うことでしょうか。

さて週間食日記です。

月曜日
昼:軽井沢の蕎麦屋
何処がよいのかわからず、到着後とりあえず目に入った店へ。何ら印象に残らないツマミ(天麩羅など)や蕎麦でカロリーを摂取してしまった。
夜:同地区のグリル料理店
テラス席はペットも可ということで連れていったら、なんとペット用の料理もありました。ボリュームだけはあるグリルを食べて新幹線で帰京。

火曜日
昼:銀座のスープカレー
雑誌でみつけたお店。ルーが黒、白など4種から選べるシステム。5辛を頼みましたがそれほど辛くは感じません。野菜が豊富でまずまず満足。
夜:赤坂・溜池山王のフレンチ
久々のホテルフレンチです。珍しくボルドー(赤)を頼んでしまいました。

水曜日
昼:銀座の鮨屋
急に酢のものが食べたくなり訪問。昼から分厚く切ったタネのツマミに握りと食べ過ぎました。
夜:銀座の火鍋屋
取引先と大勢での訪問。飲み放題をいれて一人1万円を超えましたが、大量な茸類などヘルシーな食材も多く満足しました。

木曜日
昼:新橋の鮨屋
社内会議の流れで訪問。リーマンショック後も混んでいたはずですが、今年になってめっきり客が減ったのではないか。景気はまだまだだと感じました。
夜:六本木の勝負ダイニング
「めしとも」の依頼で訪問。女性を落とせるレストランとの触れ込みでしたが、これがまったくの期待はずれ。詳しくは8/12発売の「月刊めしとも 9月号」をお読みいただきたいのですが、落とせる女性も落とせなくなる、使えないお店でした。

金曜日
昼:新橋のスープカレー
これまた雑誌で見つけたお店。人気なのか店内は満席でありました。
夜:池尻のフレンチ
ポニーテールからショートカットになったマダムと言えばおわかりでしょうか。頼んだ料理、どれも美味しかったです。

土曜日
昼:軽井沢の蕎麦屋
前回とは違った店へ入りましたが、これまたイマイチでありました。
夜:同地区のイタリアン
食べログで高評価だったのですが、まったくの期待はずれ。「タムラ」と同じく立地の妙といいますか、軽井沢だから通用するだけのレベルであります。カノビアーノ系はやはり期待が出来ません。

日曜日
夜:弁当&内食
帰りに買った「釜飯」も食べてしまいました。

昼夜とこれだけ食べて飲んだら、それは太り気味になるのは当たり前だとあらためて思う一週間でありました。

「東京いい店○れる店」を再読中

レストラン紹介本(評価本も含めて)で最高の名著と私が考えているホイチョイ・プロダクションズの「東京いい店やれる店」。
この本を読んでの私の戦歴結果をお話しすることはできませんが、当時は膝ポンの連続で田中康夫の「いまどき真っ当な料理店」と共に、今の友里征耶のベースとなった本であります。
最近知人との間でこの本が話題になりまして、書棚を探しまくって引っ張り出してきました。

掲載されている店のデータが古く、既に閉店している店もかなりありますが、書いてある「理論」(女性を口説く)は今でも立派に通用するのではないか。
「食い逃げ」に関する意識調査(彼と深入りせず何回まで食い逃げしてもOKと思うか)、75センチの「空間行動」の理論(この間隔に無理に入り込めば女性はやがて好意を抱くようになる)、直球(豪華フレンチやイタリアン)だけではなくカーブ(カウンター和食)を有効に使って打ち取れ(口説き落とせ)、など

参考にさせてもらったなー

と一人でニヤついております。一説には20万部も売れたというベストセラーなのに、なぜ廃版になったのか。新しいシリーズが発売されないのか。
東京最高のレストラン」や「ミシュランガイド」のように、たいして代わり映えせず売れない本を毎年出すくらいなら、この名著の最新版を出してくれと願う往年のファンは多いと私は考えるのです。

人によって強弱はあると思いますが、男が女性を食事に誘う最終目的は誰でも同じはず。こんな事をいうとシェフや板長に怒られるかもしれませんが、男性が女性と行くレストランを選ぶ真の条件は、

その店がおいしいかどうかではなく、その店に女性を連れて行けば最終目的を果たせるかどうか

というコンセプトに絞った点が今でも斬新に感じます。

当時と違って更にしたたかになった女性相手に、3回以上「食い逃げ」されている男性諸君も多いのではないでしょうか。かくいう私もそんな経験がありました。

フレンチやイタリアンとジャンルが偏っていないか
カウンターのコーナーを有効に利用しているか

中古本しかないですが、そんな現状を打開したい方にオススメのレストラン紹介本、もとい、女性攻略指南書であります。