昨日のブログで取り上げたレストランへかける予約電話の時間帯。営業時間中がよいか、営業時間外がよいかでありますが、店側の方からも色々とご意見をいただきました。
客側からとしての意見は大きく分けて2種。
仕込み時間や休み時間にかけるのは悪いので、営業時間(空いていると思う時間帯)にかける
営業時間中は接客などに忙しいと思うので、営業時間外にかける
と、客側はまるっきり正反対なことをしているようです。これでは、店の電話は営業時間外・時間内と鳴りっぱなし(人気の店限定)であります。
店側の意見としましては、原則いつでも良いというメールもありましたが、概ね
コアタイムを避けていただきたいので、営業時間外が有り難い
というものでありました。
主人と女将の2名しかいない鮨屋。営業時間の終わりの時間帯としても、客が一人でもいたら、主人は出られないでしょうし、女将もその間酒類サービス(お燗など)や焼き物(穴子の炙りなど)が出来なくなるので、やはり営業時間内の電話は避けた方が良いのではないか。
忙しければ電話に出なければよい、という意見もあるでしょう。
しかし、「カンテサンス」や「鮨 三谷」のように、数ヶ月先まで予約が殺到する店ではなく、今日明日の営業で客が来るかどうか心配な店の場合はどうでしょうか。そんな店で営業時間内に電話が鳴ったとしましょう。
これは予約の電話のはずだ
今接客で忙しくて出るのは難しいが、この客を逃したくはない
と思って店内の客を捨てて(表現はキツイですけど)電話に出たくなるのは仕方ないことかもしれません。
すべての店が連日満席で数ヶ月先まで予約が埋まっているわけではないからです。
結果、電話に出ることを優先された店内の客は
なんだ、客をないがしろにして対応が悪い。
と感じることもあるでしょうし、素早く電話を切って予約だけ確定したい店スタッフと話した予約客は
なんだ、丁寧な対応をしない店だな
と両者からダメ出しされる可能性もあるのです。
あくまで友里の考えですが、仕込みや接客準備が一段落するオープン時刻の1時間前以内(例えば11時からの1時間、17時からの1時間)にかけるのがベストではないかと。
ワインの持ち込みの問題と同じく、客としての権利を主張するには、最低限の店への配慮も重要であると考えます。