正確にはミシュランガイド京都・大阪・神戸2011年版というのでしょうか。長ったらしいので「関西版」と略しましたが、2年目ではや末期症状と言いましょうか、普通では考えられないミスプリントがありました。まずはミシュランの発表した
をご覧下さい。
こんな根本的な間違いを校正や校閲の段階で見つけられなかったとするなら、調査員の資質だけではなく出版のレベルもあまりに低すぎるのではないか。
まずは90ページに掲載している京都の1つ星和食「さか本」の入り口写真を思いっきり間違えております。ここまではまだ許せるとして驚いたのは神戸のホテルの格付けの間違いであります。
418ページにある「快適なホテル順」。黒4つ館に挙げられていたポートピアがなんと
黒3つ館
であるというのです。426ページのポートピア個別評価の所ではしっかり黒3つ館になっておりますから、ミシュランガイドの出版に関しては
校閲不在
と言っても良いでしょう。
発売1ヶ月経っていないのにアマゾンランキングでは、かろうじて3桁を維持するのが精一杯。
こりゃダメポ。いくら新しく星がついた神戸のレストランの親戚含めた関係者が買いまくったとしても、実売数を追求した友里ブログに書いたように、2011年版は数万部が精一杯ではないでしょうか。
ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉2011年版が来週にも発売されると思うのですが、まったく話題になっておりません。去年までやっていた発表パーティーを今年もするのか。プレス発表をするのか。いやそんなところへ駆けつけるマスコミがまだ存在するのか。
今年いっぱいで退職するという噂もある総責任者のナレさん。ミシュラン自体が日本国内生産から撤退したこともあり、タイヤのイメージアップに貢献したとは言えず、ましてや初年度以外はこのガイド事業単独で利益を上げているとも思えません。
退職という噂、もし本当なら日本語ではそれを「勇退」称するのか
引責
とするか、意見が分かれるところでしょう。