どうしちゃったの?古川修さん

1週間近く、基本的に自宅でじっとしていたこの年末年始。ほとんど運動をしなかったと言いますか、歩くこともなかったので体が鈍ってしまったようです。酒類や食事の摂取量は減っていませんから、体脂肪率は上昇してしまったのではないか。でも怖くて体脂肪計に乗れません。

今朝のTV朝日では築地市場の御用始めの模様が流れておりました。

世界各地から集められた本マグロやクロマグロ・・・

とありましたが、私の知識では

本マグロ=クロマグロ

ではないか。だいたい世界各地に本マグロ(クロマグロ)が分布しているのでしょうか。南半球はそのものずばり南マグロ(インドマグロ)で別物だと思っておりましたし、メバチ、ビンナガ、キハダの方が漁獲量は多いのではないでしょうか。
その報道の中で、340キロ級の本マグロ(クロマグロ)が市場最高値の

3300万円

で競り落とされたとありました。
例年ですと、久兵衛と香港資本という、いわば身内同士(あくまで推測)の競り上げが大々的に報道されていましたが、今朝のTVでは競り落とした店(実際は仲卸)の名は出ませんでした。久兵衛、今年は競りに参加しなかったのでしょうか。
競り落とした価格と鮪の質が比例するとは限りません。特に年初の市場では、扱われる鮪は昨年の鮪をかなり寝かせているわけですから、初物だといって飛びつくのは考え物だと思います。あくまで

話題造り(つまり宣伝)

だと思った方が良いでしょう。

本日から友里の本業もスタートです。新聞ではない週刊誌などのマスコミでは、今年以降、未曾有(みぞうゆう?)の世界不況に突入するとの記事もあるようです。
唯一調子の良かった大企業も再度沈み込んでしまうのか。吹けば飛んでしまう零細規模の友里本業、脳天気に今後も副業を続けていられるか厳しい1年になるかもしれません。
飲食店業界、特に中途半端な高額店も正念場ではないか。ただでさえ厳しかったここ数年です。これから独立(スポンサー付きを含めて)を考えている料理人の方は、今まで以上に慎重にならなければいけないと思います。

さて読者の方からの情報です。
友里征耶を名誉毀損で訴え、見事勝訴したあの古川修さんの近況がわからないというのです。
古川修さんはブログとツイッターの2つを公開しているのですが、この原稿を書いている時点でその最後の書き込みは

ブログが2010年10月10日
ツイッターが2010年11月29日

と、この数ヶ月まったく更新されておりません。

http://superlife.at.webry.info/

http://twitter.com/YoshimiFurukawa

以前のブログにも書きましたが、ツイッターは知りませんがブログは毎日更新してナンボのもの。
あの佐藤尚之氏(さとなおさん)が、内容のない自己陶酔文や自慢話を続けているのも

継続こそ力なり

でして、毎日続けることによって自身の宣伝効果がでてくると自覚しているからなのです。この友里も毎日続けておりますけど。ましてツイッターを1ヶ月以上更新しないのでは

つぶやき

ではなくなってしまいます。
思えば一昨年の5月末、自身の勝訴(対友里)に浮かれて代理人を通してメディア関連へ以下のようなコメントを発送した古川修さん。

http://superlife.at.webry.info/200905/article_15.html

ブログでは伏せ字になっておりますが、送った書面には私の本名を勝手に書いたのでしょう。
自身の勝訴の結果だけではなく、わざわざ判決文の都合の良いところだけを抜粋しただけではなく、

法治国家である日本の社会ルールを逸脱したと認定された

とか

社会ルールを勉強し直して再起を図られることを期待いたします

と言いたい放題。結果は名誉毀損となりましたが、事実を書いて読者の為にはなったと思っている記事を書いただけの友里を

極悪非道

のように表現してしまって良いのか。メディア関連だけに送付したとしても、ブログでここまで公開してしまっては自らも

名誉毀損

に値する愚行だということがご本人にはわからなかったのでしょうか。友里は

ペンにはペンで対抗し、司法の力は借りない

と宣言していましたから、リスクはないとやってしまったのでしょう。
文面からは、メディア(マスコミのこと?)から友里征耶を抹殺したい、つまり

こんな無法者には仕事を与えるな 

という要請がにじみ出ておりましたが、その後も副業で失職せず本(グルメの嘘)も出版出来たのは皆さんご存じの通り。
マスコミから取材を含めて仕事はそれなりに来ますし、今年も2冊出版する予定だと先日のブログでも書きました。
逆に古川修さんはこのあと本を出したとは聞いておりません。

そしてブログ、ツイッターとこの数ヶ月の沈黙の古川修さん。
肝心のご本人が埋没してしまっては拍子抜けと言いますか友里も生き甲斐の1つがなくなります。
ここはぜひ古川修さんには、以前にも増す活気を取り戻していただきたいと考えます。

バードカフェというより、グルーポン自体のコンセプトに問題がある?

正月早々から飲食業界が盛り上がっております。もう皆さんご存じの

バードカフェのお節問題

グルーポン(あの「かどわき」も手を出してしまったと聞きました割引サイト)経由で購入したバードカフェのお節(2万1000円が1万500円に割引)が

人数分(4人分)なくスカスカで腐敗?していた

という事件であります。

http://matsea.blog136.fc2.com/blog-entry-348.html

このお節を販売した外食文化研究所(主に横浜で何軒も展開している外食産業)に一番の問題があり、社長(既に辞任?)に批判が集中するのは当たり前ですが、他にもっと根本的な問題があるのではないか。
私はこのお節を扱った

グルーポン

のコンセプト自体に無理があるのではないかと考えるのです。
グルーポンは、レストランでの食事に限らず色々な商品をまとめ売りすることにより

自称通常価格の半値以下

で提供する会社であります。
レストランを例えに出しますと、グルーポンの宣伝文句をそのまま信じるならば、

1万円のコースが5000円以下で食べられる

と言うことになります。
純粋無垢な人でしたら、1万円のコースの原価は3000円(通常原価は3割と言われております)なので

2000円の粗利があるからまとめ売りすればやっていける

と考えるでしょう。私もそれに近い推測をしていたのですが、実はグルーポン自体の手数料として通常50%(30%くらいに値引く場合もあるとか)も取られると聞き、このビジネスモデルは購入者にとって

まったく得にならない

と考えるようになったのです。上記の例えで考えますと、グルーポンへの手数料を除いた店の手取りは

2500円から3500円

しかないではありませんか。いくらまとめ売り(100枚以上)したからといって、レストランは箱商売ですから一日の客数には限りがあります。大量生産のメリットは享受できないのです。
つまりまともな「1万円コース」をグルーポン経由で半値以下で客に提供するのは

物理的にも経理的にも無理

であることがわかるというものです。
もし可能だとしたら、3500円でやっていけるコース料理を1万円で提供していたと常連が知ることになり、怒り狂ってもう店には来なくなるのは必至。
ではどんなコース料理を用意するかというと、あくまで友里の推測でありますが、グルーポン用に特別なコースを考え出すということ。
つまり割引した価格(半値以下この例えで言えば5000円)で成り立つ料理内容(原価が3割として1500円前後でしょうか)を創造し、それを自称通常価格として

1万円

として5000円で募集してしまうわけです。これならばグルーポンに最高50%の手数料を取られたとしても、なんとかペイ出来るギリギリの線。
グルーポンに手を出す店は集客に苦労している店だけなのは、いくら純粋無垢な方でもおわかりでしょう。
カンテサンスや京味など連日満席で黙っていても席が埋まる店が、

わざわざ半額に値引く

という戦略で売り上げを落とすはずがないからであります。
つまり客が来ないから店の宣伝をしたい、また客を増やして

固定費を少しでも吸収したい

と考える不盛況な店だけが、悪魔の囁きとも言えるグルーポンの誘いに乗ってしまうのであります。
しかし私はレストラン関係者に訴えたい。

グルーポンに手を出すことは、自ら客の不入りを開示することになる

長期にわたって割引コースだけを提供することはできません。一時的な集客に目が眩んでグルーポンに手を出すと、

なんだ、客が入っていないのか

と世間は判断してしまいます。居たかどうかわかりませんが

今までの客が離れてしまう
まともな新客が寄りつかなくなる

というデメリットをもっと考えるべきではないでしょうか。

年末に見た映画2つ

年末年始と1週間以上自宅に籠もってじっくり休養しております。起きているときは酒を飲むか、食事をするか、もしくはTVを見るだけか。昨日も学生駅伝をついつい見てしまった。自分も歳とって嗜好が変わったなとあらためて感じてしまいました。

選手は必死に自己だけではなく母校の名誉をかけて頑張っていますが、世俗的な見方をさせていただくと長距離(広く言えば陸上競技)をやっている人のモチベーション維持は大変ではないかと。
超有名選手(以前のQちゃんこと高橋選手など)は招待選手としてそこそこのギャラが貰えて、コマーシャルでも稼げるでしょうが寿命は瞬間的。はっきりしたプロというものが存在していないのが日本の陸上競技だと思います。
球技しかスポーツ経験がない友里にとって、ただ走ったり跳んだり、投げたりするだけの単純な競技を、苦しい練習含めて続けていく気力(忍耐力)には脱帽するばかりであります。

トップアスリートの人たちでさえ、賞金が出るレースなど限られておりますので、彼らの生活設計としては現役を続けることを前提にした

陸上競技に力を入れている企業

への優先的な就職くらいしか役得はないのではないでしょうか。うまく世渡りできれば、現役引退後の監督やコーチといった職につくことは出来るでしょうし、世界に通用する選手になれば、協会の年寄りに取り入ることにより、協会の理事などに潜り込んで生計を立てることができるでしょうが、その確率は非常に少ない。昔

陸上は自分なりの哲学を持っていなければ続けられない

と聞いた記憶があるのですが、ゲーム性がないだけに一生続けていくのは難しいスポーツであると思います。

医学的には素人でまったくの暴論とも言えるのですが、私は

一生の心拍数は限られている

と信じております。何10億回なのかはっきり言えませんが、その人の心臓が打つ回数には限りがあるので、無理に心拍数を増やす行為をしたら心臓の寿命が縮まるという暴論であります。
心臓をエンジンに例えてみればわかるという機械工学的な考えでありまして、医学的な根拠はまったくないかもしれません。自身も球技を通して(エアロビなど有酸素運動も)心拍数を上げることをしているので考えと行動は矛盾しているのですが、最近は無駄に心拍数を上げてはいけないのかなと思うようになりました。
稼ぐことが難しく、限られた心拍数(あくまで友里の偏った思い込みです)を消費するとしたら、長距離競技は大変なスポーツであると考えます。

イントロが長くなりましたが、本日のお題は年末に見た映画の感想です。期待して見たもの、期待しなかったもの、と鑑賞前の先入観は異なりましたが、鑑賞後感はどちらも

たいした映画ではなかった

でありました。個別に短評を書きます。

相棒 劇場版
「相棒」シリーズ最高の出来とか水谷豊が

ゾーンに入った

とか言っていたのでかなり期待して臨んだのですが、期待はずれでありました。警視庁幹部を人質に取ったシーンはあっけなく冒頭で終わり緊迫感はほとんどなし。
真相(警察幹部の暴走行為)を暴きたいという犯人の執念も私には無理がある設定だと感じました。何より全体が間延び過ぎ。たいした謎解きもなく誰でも結果がすぐ想定できるなど脚本も安直。
まだ劇場版(マラソンをベースにしたもの)の方がマシでありました。最後の

驚くべき結末

というのも、内容が平坦で盛り上がりに欠けるので無理に造ったのでしょうが、この結末の切っ掛けと動機があまりに貧困、無理があります。
この結末が何だか書いてしまうと、アンチの方々から「ネタばらし」と批判されるので具体的には書きませんが、

今後のシリーズでは回転寿司での会食シーンがなくなる

と書きますと、相棒ファンにはおわかりいただけると思います。ドラマとしては味あるシーンでしただけに、この映画の盛り上がりと引き換えでは、失うものが大きかったのではないかと考えます。

スペースバトルシップ ヤマト
宇宙戦艦ヤマト世代としては、キモタク、もとい、キムタクが古代進では

夢が壊れる

とブログで書いた手前、見に行かないわけにはいきません。大晦日のシネコンでありましたが、客入りは半分くらいだったでしょうか。
友里掲示板では

意外に良かった

というご意見もいただきましたが、キムタクの

滑舌の悪さ

に加え、黒木メイサとの中途半端な恋愛シーンも不自然。
相棒劇場版が間延びと評しましたが、このヤマトは壮大な物語を

端折りすぎ

ていて、まったくストーリー的に物足りなかった。
学生時代、日曜19:30より30分のアニメを毎週見ていた友里。イスカンダルまでの数多いエピソード(復路は少なかった)で不覚に何回も落涙した記憶がありましたが、この実写版ではまったく感情移入できませんでした。佐渡先生がなんで女性(高島礼子)なのかもまったく疑問。ミスキャストというより、性別を勝手にいじるなと私は言いたい。
だいたい何の役をやっても演技が同じという役者

キムタクと柳葉敏郎

を2名も出演させてしまったら、他の役者の演技力にも悪い影響を与えてしまうではないか。貴重なバイプレーヤーだと思っていた山崎努もまったく良い味を出していなかっただけに、この2名のワンパターン演技者の

罪は重い

と考えます。
キャラがあっていたのは西田敏行くらいか。橋爪功も見ていて吹き出しそうになる演技で緊迫感なんてまったくなかった。

相棒と同じく最後に盛り上げたかったからか、アニメにはなかった結末も私には理解できない。主人公を犠牲にしなくても、盛り上げる脚本を書くべきではなかったか。
若い頃の思い出ですから美化してしまうのかもしれませんが、昔のアニメを知らない人は別にして、ヤマトファンだった人にはオススメできる出来ではないと考えます。