友里征耶の週間食日記 2011-4

一国のリーダーの器ではないと国民に晒し続けるもうア菅総理。

自分は疎い

と正直に発言して物議を醸しているようですが、ここまで醜態と無能を晒しているのに未だにア菅総理を庇う民主党議員がいるから不思議であります。
私は昨秋の代表戦の時、菅さんは資質に欠けると何回も発言しておりました。仕事の依頼がなくなった居酒屋ライターのJ.C.オカザワでさえ、自分のブログ

どちらが勝つべきかは小学生でも容易に判断できる

と菅さんの資質の問題を書いておりました。オカザワの弁を借りれば、代表戦で菅さんに投票した蓮舫や前原、仙石などは既にこの段階で

小学生以下

の判断力しか持ち合わせていないことになるのですが、日本国民のほとんどがもう見捨てた菅さんを未だにTVで弁護している民主党議員は

サル以下の判断力

しかないということ。TVへ出てきて菅さんを弁護すればするほど

己のアホさ

を晒しているということに気がつかないのでしょうか。今朝の「やじうまテレビ」でも菅さんを弁護している民主党議員がアホさを晒しておりました。菅さんを弁護すればするほど己に

無能の烙印

を押されて次の選挙が厳しくなるというのがわからないのが彼の喜劇でありましょう。総理大臣だけではなく国会議員も

目先ではなく将来、己ではなく国

を考えるべきであります。

さて週間食日記です。

月曜日
夜:西麻布の焼肉屋
新年早々でオープンしているのはファミレスと焼き肉屋くらいか。おっと、体はでかいけど度量は小さい「すし処 しみづ」も正月は営業していると聞いたことがあります。
最近は色々な部位を一口ずつだしてくるコース焼肉が流行っているようですが、本来この手の料理はドカンと食べたいもの。ある水準を超えた店なら、満足度に大差がないのが焼肉だと思います。要は入店のし易さ、メニューの豊富さ、そして値付けなどが決め手。この店は平均値が高いと考えます。

火曜日
夜:内食
正月休みの最終日ということで自宅での夕食となりました。

水曜日
夜:馬喰町の中国料理店
知人の提案で4~5千円のコースを選択。支払い額を考えたら、悪くはないかもしれませんが、良くも悪くも印象に残るような料理はありませんでした。

木曜日
夜:新橋のヒアホール?
取引先と新年会で。イメージ的には洋風居酒屋に毛を生やしたようなお店。それなりの食後感でありました。

金曜日
夜:目黒のイタリアン
オススメ本の確認で訪問。奥にもう1つホールがあるとは知らなかった。業務用の半完成品か出汁を使用しているような味わいでしたが、この価格なら仕方ないか。最後のカツレツの大きさには驚きました。

土曜日
夜:目黒のトンカツ屋
るのに30分以上待たされた人気店。しかしこれはトンカツではなく、タダの火を通しすぎた味のない豚の揚げ物ではないか。衣も固すぎです。並んでまで食べに行く店ではありません。

日曜日
夜:天現寺のお好み焼き屋
昔はたまに通っていたのですが、この10年ちかくはご無沙汰でした。いつの間にか厨房でもお好み焼きを焼いてくれるシステムになっておりました。もんじゃ焼も久々に食べました。

「トレン太」を使った架空請求にご注意

本日の一面トップは日本国債格下げでありました。なんとあのスペインよりランクが下になってしまった。日本国債の大半は日本の投資家が所有しているのでただちに長期金利が上がることはないとのことですが、直ぐさま

円安

に振れてきました。いわゆるドル安傾向でなぜアメリカに不利になることをアメリカの格付会社が仕掛けてきたのか。
もうアカン総理はこの格付下げに関して記者から質問され

そういうことには疎いので

と自ら無能さをさらけ出す始末。民主党政権にとっては更なるダメージになるとの話もありますが、ヘソが曲がっている友里は裏読みしてしまいました。国債格下げにより直ぐさま出てきたのが

消費税率引き上げによる財政再建論

この格下げという追い風で消費税率を引き上げ、ついでにアメリカが望む(日本の財界も)TPP参加を押し切ってしまうのではないか。またまたアメリカの思う壺に嵌りそうです。

さて表題の件。実は友里本業で発覚した恥ずかしい不祥事であります。数年前に関係会社を卒業した人を雇い入れていたのですが、その社員が出張費請求で小銭をちょろまかしていたんです。
本人の業務上の問題もあり、昨年末に形上は依願退職となったのですが、その後の調査で不正がわき出てきたのです。
読者の方の中には、総務や経理に関係している方もいらっしゃると思いますので、簡単にその仕組みを説明します。

「トレン太」とは簡単に言えばJR(乗車券と特急券)とレンタカーのセット販売。セットにすることによって

乗車券が20%引き、特急券が10%引き

となるのです。長距離になるほど、人数が多くなるほどお得になるのがわかりますね。
今まで使っていなかった営業まわりでのレンタカーですが、関係会社ではよく使用しているようで、タクシーより割安だとの触れ込みでその社員が使用しはじめたのです。
なぜか同行させた部下のJR代も本人が支払って精算していたのが不思議だったのですが、その訳がようやくわかりました。

弊社は出張費の請求の際には必ず領収書の添付をさせます。件の元社員もしっかり領収書をつけていたのですが、1枚領収書が多かった。つまり、「トレン太」の領収書だけではなく、レンタカーの領収書をつけて請求していたのです。

もう少しわかりやすく説明しますと、2名分の「トレン太」の領収書額はレンタカー代が含入していますが、表面上は正規のJR代とほぼ同額。(1名ではなく2名まとめているところがミソです)
出張前日に最寄り駅で「トレン太」を購入してまずはその領収書を確保しておくんですね。システムに問題があると思うのですが、出張先の駅でレンタカーを借りるとき1050円ほどの保険料を支払うそうですが、その際になんと

レンタカー代として別に領収書を発行

してしまうのです。つまり1050円だけではなく、既に支払って「トレン太」の領収書に含まれているレンタカー代(6820円)も合算した領収書を二重発行してしまうのです。
その2枚の領収書をつけて出張費精算をしますと、表面上は「トレン太」の領収書が正規のJR代とほぼ同じなのでチェックが甘いと

JR代の割引額とレンタカー代

がその社員のお小遣いとなってしまうわけなのです。額にしてその小遣い稼ぎは多くて

数万円

でありますが、これを頻繁に繰り返すと結構な額になります。

今回のセコイ不祥事発覚で、関係会社はじめ出張費規定について色々と調査したのですが、結構いい加減な会社が多いことに驚きました。
しっかり領収書の添付義務を課していた弊社でもやられてしまった小遣い稼ぎですが、上場していても

出張精算に領収書を添付する必要がない

会社があるのです。交通費代だけではなく、宿泊代の領収書も必要としない規定の存在に私は驚きました。関係会社から来た件の元社員のように悪知恵が働いたら、「トレン太詐欺」だけではなく

一泊もせずに宿泊費を請求

することも可能になるからです。
日帰出張で家に帰ってきても、現地で一泊なり二泊して客回りしたことにして宿泊費や日当を架空請求することができてしまう。
いや日帰り出張さえしなくても、架空請求は可能ではありませんか。

会社上司が一々客先に、部下が訪ねていったかの確認をすることは普通しません。部下を信用しない会社と思われるからですが、その社員が詐欺人間だとコロッと騙されるのが領収書の添付義務がない場合の

架空出張

であります。今回の調査では更に、宿泊費が実費精算でない出張規程の会社が未だに存在していることもわかりました。
地位によって宿泊費の額が異なるようですが、例を挙げますと一般社員の宿泊費が9000円と定められているとします。
ところが地方ではもっと安く泊まれるホテルが一杯あるんですね。5千円前後で泊まれるとしたら、その会社の社員は一泊毎に

5000円の小遣い稼ぎ

が出来るてしまうわけです。
そのくらい大目にみろ、ツマミや酒代といったささやかな楽しみだ、既得権で組合が納得しない、という意見もありましたが、こんないい加減な規定では必要のない宿泊出張が増えるだけではないか。所詮人間は弱いものです。一泊毎に5000円前後のサヤが抜けるとしたら

早出をせず前泊
帰宅できるのにもう一泊
一泊で良いのに二泊しちゃえ

と、架空請求や詐欺ではない合法的な小遣い稼ぎに奔ってしまうのは人間の心理。しかしこの差額(宿泊規定額と実際の宿泊費の差)は、合法的な小遣い稼ぎの温床となるだけではなく、税務上も大きな問題があるのです。私が思うにこの「差額」は税務上

認定給与

になるのではないか。出張費は会社の大小に関係なく全額

経費

となります。その経費の中から社員はサヤを稼いでいるわけでして、そのサヤも本来は

所得税の課税対象

となると私は考えます。

人を信じることは大切でありますが、人が悪魔の囁きで過ちを犯さないよう、ある程度のルールを作ってあげることも大事。
最初はほんの出来心でも、回数をこなすことによって規模が大きくなるのは歴史が証明しております。
件の元社員も、調べれば調べるほど埃が出てくる様子。宿泊代の領収書を紛失したことにし、混んでいて高い部屋しかなかったと申告して

5000円

のサヤを抜いていたことも発覚しましたが、本来の業務でもっと大きな問題を犯している可能性が高く、今後の調査が楽しみであります。

本日のお題は、出張精算では領収書の添付による実費精算をしないと、大袈裟に言えば

節税、もとい脱税

の可能性大、であります。

でっち上げではないか「政治と金」問題

どこの大マスコミが言い出したのかわかりませんが、如何にも贈収賄を連想させてしまう影の流行語大賞ではないか

政治と金

今では小沢氏の枕詞になっておりますが、新聞社はじめTV局もこの「政治と金」のどこが問題でどこが問題でないかを、国民へわざと解説していないのが私には理解できないのです。岩見さんなど論説委員が

小沢は退場しろ

とか罪人を前提とした扱いをしていますが、強制起訴(検察審査会法にはこんな言葉はないと聞きました)という結果だけをとって批判するだけで、週刊誌などが取り上げている問題点に一切触れていないところに、大マスコミのあくどさを感じてしまいます。

だいたい検察審査会とは何なのか。検察の専売特許である公訴権の行使に民意を反映させて

不当な不起訴処分

を炙り出すのが本来の目的ではないか。素人なのでこの不起訴のすべての場合(嫌疑が不十分の場合とか情状が軽く訴追の必要がない場合とか)を詳細に知るわけではないですが、本来の検察審査会の目的は

検察関係者、警察関係者、そして公務員関係者など検察の身内

に対して、情状が軽く訴追の必要がないと検察が甘く判断して勝手に

起訴を猶予して不起訴にしてしまう

ことを抑制するためであると考えます。つまり検察が身内を見逃すということをさせない、というのが本来の目的のはず。
憎くて何としても塀の中に落としたかった小沢氏に対して

嫌疑不十分(犯罪があると思いこんで捜査を尽くしたが証拠を得られなかった)で断腸の思いで不起訴

とした今回の案件、検察が手心を加えて見逃したものではありませんから、素人が起訴相当と判断し、素人弁護士が起訴しても意味がないのであります。
プロ中のプロである検察が、何としても罪を被せたいと何年にもわたって

心血を注いだにも関わらず証拠がでなかった

わけですから、ド素人が「なんちゃって検察官」になっても無理だというのは以前のブログでも書きました。
いやそれより根本的な問題がこの「政治と金」追求問題にはあるはずです。週刊誌にはありますが、大マスコミが一切報道していないのが、この小沢問題の経緯。もともとは

水谷建設の脱税から端を発した

と記憶している国民はどのくらいいるのか。その捜査過程で、逮捕された元会長が

小沢側に1億円を渡した

とかの証言に、前から小沢氏を何とか貶めてやろうと虎視眈々と狙っていた検察が飛びついたのが真相。
今回の強制起訴?の対象となっている政治資金報告書の

虚偽記載

なんて最初は問題ではなかったのです。厚労相の村木さんの場合と同じくまずは

小沢を贈収賄で逮捕

のストーリーを先に作ってしまった。その1億円の流れ(実際には授受の証拠がない)を追った結果

土地購入代金の4億円にその裏金が回った

と勝手に検察が思い込んだのが、今回の小沢氏の不幸のはじまりであったわけです。

まずは虚偽記載(土地取得の報告の期ズレ)という微罪で秘書を何人も逮捕し、本命である裏金授受を追求したけど何ら証拠なし。このままでは引っ込みがつかないと、自民党議員に対しては今までは修正することによって不問にしていた慣例を破って、ド素人検察審査会で

虚偽記載でむりやり起訴

となっただけではないか。確かに一般庶民の感覚では、

4億円

は途方もない大金。親からもらったのか、馬券や宝くじで当てたのか、それとも本当に裏金を貰ったのか真相はしりませんが、とにかく

罪となる金員の授受

の事実は掴めなかったわけなのです。世には

やましいことをしてなければ期ズレなどするものか

という人が居ますが、土地登記には仮登記や本登記などというものがあり、年をまたぐ事も多い。期ズレの真相はわかりませんが、面子を賭けた必至の検察がやましいところを

でっち上げられなかった、もとい見つけられなかった

今回の小沢問題。どこに「政治と金」の

の問題があるのか。大新聞や論説委員は、どこが問題なのか具体的に説明していないのです。
日刊ゲンダイに書いてありましたが、この「なんちゃって政治と金」問題を明らかにしたいなら、小沢氏を証人喚問する前に、小沢側に1億円渡したと検察に言った

水谷元会長を証人喚問

するべきだというのは、まことに正論であると私は考えます。
本当に裏金を渡したのかどうか(渡していたら検察は小沢氏を即起訴したでしょう)、本人に聞いてみれば良いのです。
この「なんちゃって政治と金」問題ですが、事の発端である水谷建設の問題をわざと無視している新聞社とTV局。私には裏があるとしか思えません。

だいたい不明朗な土地購入や自宅建設は小沢氏の専売特許ではない。
古くは大蔵省時代の局長。不祥事関連で退職し今は弁護士になっているようですが、土地付き自宅の資金の出所を週刊誌で問題にされていましたっけ。
またあのTV局のトップ。新社屋の建設時期と同じ時期に、

新社屋を建設させた同じ建設会社に自宅を大改修させていた

との報道もありました。私は新聞社やTV局の現場の記者たちに言いたい。小沢氏が怪しいから裁判で白黒つけろとの検察審議会の決定を支持するならこの

元大蔵省局長やTV局トップも裁判で白黒つけるよう世論に訴えるべきではないか

と。身内やお上に弱いのは検察だけではなく、大マスコミも例外ではありません。政治に口を出したがる腐った幹部は別にして、現場の若手を含め

ジャーナリズムの一欠片でも持つ新聞記者やTV局記者

が日本に存在しないのか。このままでは日本の悲劇は終わりません。