最近訪問した店 短評編 2011-6

エジプトだけにとどまらず、アラブの独裁政権が次々とピンチに立たされているようです。
長年にわたり贅沢放題、女性独占、(酒飲み放題?)の独裁政権や王族へ、民衆の不満の矛先が向けられるのは当然でありますが、私はイスラム原理派(過激派)がムバラク政権崩壊を歓迎しているコメントを聞いて違和感を持ちました。

あんたたち幹部だって特権階級ではないか

貧困で一生女性をしることが出来ない可能性のある若者に自爆テロをすすめるときの悪魔の囁きが

ジハードすればあの世で“酒池肉林”

だと聞いております。そんな誘いで若者の命を奪うより、年寄りの高僧が自ら先に

ジハードするべきではないか

友里はジハードを肯定しているのではありません。人(若者)の嫌なことを押しつけるその根性が気にいらないのであります。
独裁者や王族だけではなく、イスラムに限らずこの稼業化して一部の特権階級だけが贅沢三昧する宗教ビジネスそのものが、そのうち崩壊するのではないかと私は考えます。ただし一般民衆(信者)が純粋無垢である限りこのビジネスは安泰でしょう。?

さて短評編です。

ブルギニオン
昨秋体調不良で食べられなかったので、久々の訪問となりました。
一時の勢いはなくなってきたと聞くこともありますが、相変わらず店内は満席。
ブーダンノワール、牡蠣&白子&ポロ葱のカレー風味、アンドゥーイエット、蝦夷鹿と頼んだものはいずれも美味しかった。
もうミッシェル・ゴーヌーの60年前後のワインはリストになかったですが、値付けの安さは不変。オススメです。
閉店したピンキオーリのスタッフと偶然遭遇したのには驚きました。

イカロ
これまた久々の訪問。兄弟(兄がオーナーソムリエ、弟がシェフ)の店とマスコミで言われておりますが、オープン当初は富山出身のスーシェフが厨房を支えていたといった話を漏れ聞いたことがあります。以前はスーの実家(家具製造)の作品(木の器など)があったのですが、今回は見かけませんでした。
相変わらずここもワインの値付けが安い。よって結果的にはレアワインを頼んでしまい、支払い額は高騰してしまいます。
今回は好きなカーセ・バッセ(‘02)をオーダー。これが2万円台半ばですからお得だと思います。
パスタでは、蝦夷鹿や仔猪のラグーはツメが緩く感じましたが、馬肉のカツレツは旨みもあり濃厚でした。

ラ・シェリエール
五の橋商店街にあるフレンチ。ネットで評判だとの知人の誘いで訪問。でもその日は客が少なかった。
鶉のフォアグラ詰め、蝦夷鹿、仔鳩(サルミソース)といずれもまずまずでしたが、良くも悪くも印象に残る料理、サービス、ワインには出会えませんでした。
これでは、ゲンダイコラムに取り上げることは難しいです。

友里征耶の週間食日記 2011-6

ついに30年続いたエジプトのムバラク政権が崩壊したようです。当初は国民の英雄でも長く権力の座に就き続けると

腐敗

は仕方ないのでしょう。私は支店をつくり続け膨張を繰り返す多店舗展開経営者たちにも言っております。

そこそこで我慢しろ

と。もっと儲けたい、もっと贅沢がしたい、フェラーリやポルシェに乗りたい、ナイスバディのお姉ちゃんを連れ回したい、という気持ちはわかるのですが

果てしない欲望に飲み込まれたら破滅へ繋がる

ということは、ムバラクはじめ歴史が証明していることです。
今まで悪いことをやってきたからでしょうか。その悪事を曝かれることを嫌うのか、人はなかなか現役を引退したがりません。引退してもなんとか院政を敷こうとするのですが、それが俗に言う

晩年を汚す

ことになるのも、数え切れないほどの歴史が証明しております。
石原都知事だけではなく、財界と称するところや新聞社という大マスコミで跋扈している老害、もとい、70代以上のお歳を召された雇われ社長や雇われ会長。

己が余人に代え難いと信じているのは己だけ

という客観的事実を悟るべきでしょう。

さて週間食日記です。

月曜日
昼:三島の鰻屋
夜:新橋のオデン屋
仕事で客先へ行ったついでに立ち寄った店。有名店だそうで観光バスが横付けされることもあると聞きました。でも所詮養殖鰻、個性を感じるものはなく、目を瞑って食べればどこの店かわからないレベルでした。
しかしこの不景気で、三島という立地で3000円前後の鰻屋に客が入り続ける不思議。一度なんかの間違いでとった評判(名声)は、なかなかはげ落ちないようです。
夜は関係会社の幹部にオデンをご馳走になりました。

火曜日
夜:中央区のフレンチ
年に一度訪問するお店。頼んだのはもちろんスペシャリテコースでありました。しかしこの店、男性比率と平均年齢の高さが半端でありません。不思議な客層であります。

水曜日
夜:神戸の和食
予想通り期待に応えてくれた3つ星店。もちろん皮肉です。○○楼出身の店に美味いものなし、定説を確認しました。

木曜日
昼:大阪のホテルイタリアン
夜:新宿区のフレンチ
昼は仕事の合間に知人と、去年出来た最新ホテルのイタリアンへ。なぜか民宿料理、もとい、摘み草料理店の息子さんがシェフなんですね。これまた予想通り、関西イタリアンの不毛さをあらためて確認させていただきました。
夜はボリュームもウリであるフレンチへ。慣れちゃったこともあり大きな感動はありませんでしたが、まずまず満足しました。

金曜日
昼:赤坂のビストロ
夜:青山のビストロ
仕事先の打ち合わせでホテルに隣接した多店舗展開ビストロへ。接客の悪さが有名なチェーンであります。
夜はこれまた態度の悪いホールスタッフで有名だったお店。詳細は近々に店評価ブログにアップします。態度の悪いスタッフは一掃されていましたが、確かここのシェフも昼に行ったグループ出身ではなかったでしょうか。

土曜日
昼:デュズニーランド内
夜:ディズニーランドホテルのビュッフェ
知人家族とこの時期恒例のディズニーリゾートへお泊まり訪問。昼はどこで食べたか忘れました。
夜はこの手のホテル定番のビュッフェ。まあこんなものでしょうか。

日曜日
昼:ディズニーシー内
夜:デリバリー
車で行っているので昼食はアルコール抜きとなるので簡単に。夕方帰宅してデリバリーピッツァを頼みました。

週刊新潮にコメント出しています

伊藤滋氏の髪型などを問題視してしまって、肝心の情報をアップするのを忘れておりました。一昨日発売の週刊新潮の特集の1つ

デフレでも30兆円産業 外食の地雷源

に、友里はちょっとコメントをしております。特集は大きく5つにわかれております。既知のものもあるかもしれませんが、宣伝も兼ねて簡単に紹介します。

1、年間4000万食も出荷される“整形”された霜降り肉
「牛角」の肉が貼り付けた成型肉だということは知られておりますが、その他にも乳廃牛(搾乳を終えた牛)の肉に乳化剤などを入れて「なんちゃって霜降り肉」にするインジェクションも横行しているとのこと。
廉価な焼き肉店やファミレスで国産牛を食べるのには仕方ない技術かもしれませんが、海外牛や赤身をもっと見直すことも必要ではないでしょうか。
いつまで続くのでしょうか「霜降り信奉」

2、家族が知らずに食べる回転すし屋「添加物」と「代用魚」
回転寿司が添加物まみれ、代用魚まみれ、というのはかなり知られていると思います。いまでも表示で違反に近い店があるんですね。
友里はここでコメントしております。

3、「フライドポテト」から検出される「発がん性物質」
表題だけ見るともう外で食べる気がしなくなりますね。アクリルアミドという物質が問題のようですが、ありとあらゆる添加物を否定していたら

カップラーメン・メーカーやスナック菓子メーカーは廃業に追い込まれる

ことになります。マスコミは一度、カップラーメン・メーカーやスナック菓子メーカーの社長はじめ幹部役員の家族が

どのくらいの頻度でカップラーメンやスナック菓子を食べているか

を調査することが必要ではないか。CM料が気になって出来ないでしょうけど。
牛角役員の家族(役員自身も)は、高額焼き肉屋へ行っているのでしょうか。これも興味があります。スシローや美登利寿司の社長が次郎や水谷など銀座鮨の常連だったりして。

4、嘘かまことか「コラーゲン鍋」美肌効果は科学的か
個人的にはいくらコラーゲンを口から摂っても、コラーゲンは蓄積されないとおもっているのですが、蓄積されるという説もあるようです。

5、害食産業から我が身を守る7つの蘊蓄
特集のまとめ的なところなので、ぜひお買い上げの上お読みください。

しかし細かく考えると外食なんて出来なくなってしまいます。週のほとんどが外食の友里、ちょっと心配になってきました。