中東が面白い状態になって来たようです。イラン、バーレーン、イエメンとデモが拡大してきたとか。
独裁者にとっては死活問題ですが、抑圧されてきた若者(人口構成率と失業率が高いらしい)や非富裕層、非権力層にとって今が大きなチャンスか。これを逃したらまた当分押さえ込まれたままの時代が続くのではないでしょうか。
アメリカの二面性といいますかダブルスタンダード外交が今回の騒動の根源ではないかと私は考えます。ある国にはなんとかの1つ覚えにように
人権 人権
と言いながら、自国の利益のためには独裁者を支援し続ける。
まあ最終的には自分たちだけが生き残り栄えればよいと思っている自己中心のアメリカですから、このダブルスタンダードは当たり前のことなのですが、自民党だけではなくスッカラ菅民主党もこの自分勝手なアメリカのパシリとなっているのですから呆れてしまいます。
でもこのダブルスタンダード、日本にも結構多いようです。
都知事への出馬宣言した渡辺氏
夢
といつも連呼しておりますが、肝心のワタミ社員の「夢」はまったく眼中になく、己の「夢達成」だけにご執心だとか。
ゴルフのマナーも悪い(グリーン上で同伴競技者のラインを平気で踏む、先にカップインしてもピン(旗)を持たない)と聞きましたから、ある意味独裁者の素養は充分かもしれません。
耳に聞こえの良い言葉を連発する人には注意が必要です。
最後に、中東の民主化デモですが、個人的には中国(ロシアもか)へ飛び火することを願っております。日本の大企業など既得権者はそれを願っていないかもしれませんけど。
でも、民主化してもあの中国人気質自体がかわるものではありませんから、付き合いにくい隣人は続くのではないでしょうか。?
さて掲題です。
幻冬舎のMBOが決まったようです。MBOは、表面的には多様化する世情に
迅速な意思決定
をするための手段と正当化されておりますが、私はいかがなものかと思うのです。
広く資金を調達するため、そして創業者利得を得たいため(これが一番の目的かも)に上場したのに、資金調達が必要でなくなったからといって、市場に監視されることを嫌って
株主さん、退場して下さい
と掌返すのはあまりに自分勝手ではないか。
MBOをすすめる証券会社から以前聞いた話ですが、現経営陣にMBOを説得する際に一番に挙げるメリットをご存じでしょうか。
数年間で表面的な会社価値を上げて再上場して儲けましょう
であります。あの「すかいらーく」も当時の経営陣(創業者達)がこれを狙ってMBOしたはずですが、最終的には資金提供側に追い出されたことは記憶に新しい。
上場→MBO→上場廃止→再上場
こんなストーリーが裏にあるとしたら、株投資なんて真面目にやっていられませんね。