何でそんなに儲けようとするのか

アメリカ国務省の日本部長の発言が大きな波紋を広げています。

沖縄の人はごまかしとゆすりの名人

侮辱以外のなにものでもないですが、私は大騒動するようなものではないと考えるのです。友里と同じく、新聞やTVもネタ不足なのか。当たり前のことにここまで過剰反応するとは純粋すぎないか。?

ここでまず確認させていただきますが、私は沖縄の人の「ごまかし」や「ゆすり」が当たり前と言っているのではありません。沖縄料理を評価しない友里ですから誤解をされないようここに強調させていただきます。
今回の日本部長の差別的、侮辱的な考えは

アメリカにとっては本音で当たり前のことではないか
なんで今更驚いているのか

とゆうておるのです。
普段は尻尾振るポチの日本が珍しく怒ったからか、米大使や国務省高官が謝罪の言葉を発したようですが、腹の中では謝っていないと私は考えるのです。

己の事しか考えないアメリカ

貿易赤字を解消するためか人権だ、民主主義だ、とさかんに「輸出」しておりますが、それは己の利益を最優先に考えてだけのこと。外交、特に中東政策では、己の利益になる政権には人権と民主主義を引っ込めるなどその二元性をみると如何に自分勝手かがわかるというものです。
マルコスしかり、ムバラクしかり。利用するだけ利用して(その替わり好きにさせますが)、いらなくなったら逃げ足早い。リビアの反体制派を応援するため、サウジの「体制派」に武器援助を要請するなど、アメリカの辞書には

矜持

という言葉がないのでしょう。
アメリカは「己の国さえ最後まで生き残れば良い」という考え(でも国としては当たり前でもあります)で、世界の警察官でも紳士でもない。どちらかというと、その筋のような考えと戦略をもっている国と考えた方が自然であります。

アメリカこそ、ごまかしとゆすりと恫喝の名人

と私は考えます。

今朝の日経に、トヨタが再び

1兆円超

の営業利益を目指すとありました。売り上げが1兆円ではなく、営業利益の数字でありますから驚異的な決算と言えるでしょう。
リーマンショックからわずか数年で立ち直ったその企業努力には感心するのですが、私は

なぜそんなに膨張したがるのか

理解できません。膨張し続けなければこの業界で生き残れないと言われていますが、そんなことはない。各業界は再編されていますが、それでもトップ1社しか存続できないわけではないのです。自動車業界に目を向けても、フェラーリのように

世界にファンが○千人いれば充分

というメーカーもあるわけです。このトヨタの営業利益1兆円は

仕入れ業者の協力(早い話が買い叩き)
ユーザーの応援(早い話が粗利乗せすぎの車を知らずに買っている)
現場社員の愛社精神(早い話が給料押さえ込み)

から成り立っているだけのこと。買い叩き、粗利乗せ、現場の給料抑制も企業努力と言ってしまえばそれまでですが、己の利益を増やすことを考える前に

役員報酬だけではなく、仕入れ先への買値や現場社員への給与を厚くする

という考えが思いつかないのか。仕入れ先は「生かさず殺さず」としながら自分たち(役員)は

高額報酬と何機もある大型自家用ジェット

がもらい放題、使い放題。税収不足なんですから、この1兆円をポンと国へ寄付するくらいのことをしても、罰は当たらないと私は考えます。

スケールは小さいですが飲食店業界もこの膨張志向がとまりません。ひらまつ、ワイズ、グラナダ、WDIなど提供する料理の質を向上させるのではなく

売り上げと利益を如何に増やすか

しか考えていないとしか思えないのです。アメリカの自己中心の考えを批判する資格が日本にあるのか、私は疑問であります。

イタリアンって何なんだ?

前原誠司氏の外相辞任、今回は一回休みでダメージを最小にとどめ近い将来の復活を狙っていると言われていますが、これで幕引きされて良いのでしょうか。
石原都知事も「彼は自業自得」と言っていましたが、偽メール事件の対応にしても、小沢追い込みにしても、全く稚拙。小沢氏にとことん「説明責任」を要求した人ですから、ここは国会でしっかり

暴力団のフロント企業からカネを受け取っていた
八ツ場ダムの入札に絡む企業からもカネを受け取っていた

件に関して説明してもらいたいと思うのですが、前原氏は小沢氏と違ってマスコミと敵対していないだけに、新聞やTVは見逃すのではないかと心配です。

前から言っておりますが、世間常識(裏金が銀行振り込みされると信じていた)がなく、まともな家庭教育(40歳になるまで父親の本当の職業を教えられなかった)を受けておらず、自分の生き残り(永田氏を見捨て自分はすぐ復活)しか考えない自分勝手な人間を慕う国会議員が50人もいるという民主党。
こんな人が次期総理の第一候補だということは、民主党には

まともな人材が皆無

であるとしか考えられません。いや、こんな前原氏を担ぐということは民党の国会議員はアフォばかりと言うことでしょう。それに加え、地元選挙区にはまともな対立候補がいないと聞きまして私は驚いたのです。

昨晩、ある会食で前原氏の地元の方とお話しする機会があったのですが、「色々とダーティな面が吹き出て、前原も次の選挙は危ないのでは」との問いかけに

彼は人気があるので絶対当選する

との即答。民主党の人材不足に加えて地元選挙区での対立候補不足。これだけではなく、地元選挙民の民度のレベルを知って私の落胆は増大したのであります。
辞任に際して、アメリカ、特にクリントンが最大限のエールを前原氏に送っているようですが、これはアメリカにとって前原氏が

とても扱いやすくアメリカの国益に有効な人物

と言っているようなもの。アメリカに厳しく、日本に有益な行動をとっていたら、アメリカはこんなコメントは発信していなかったでしょう。
良い交渉人は、利害が相反する相手側に嫌がられるもの。好かれてどうするんだと私は日本国民に訴えたい。?

さて先日、京都はあの赤いちゃんちゃんこ、もとい、赤い衣装がお好きな店宣伝ライター・関谷江里さんが絶賛しているイタリアンへ行ってきました。
彼女が絶賛しているだけにそれなりの覚悟と予想をもって入店したのですが、田町の「ラチャウ」以上に期待通りのお店であったのです。
バーニャカウダの野菜や肉料理の鴨コンフィや白金豚が

鶏の餌みたいな小片

なんです。バーニャカウダなんて、箸でつまんでバーニャカウダにつけなければ食べられない。箸使いが出来ないオカザワなら食べるのが大変ではないか。
どの料理も個性というかプロとしての主張を感じるものがなく、

限りなく家庭料理の延長線

でありました。うーむ、これが京都のイタリアンスタンダードなのか。
「ラチャウ」のピエモンテ料理に、この店の自称イタリアン、私はあらためて

イタリアンとは何ぞや?

と考え込んでしまったのです。南の方はほとんど経験がありませんが、真ん中から北の方は、それなりに訪問経験があると自称している友里。特にここ数年は毎年アルバへ行っているのですが、日本でイタリアンを経験するたびにイタリアンの定義(フレンチの定義もよくわからない)がよくわからなくなります。最近は、パスタを用意して

うちはイタリアン

と自称しさえすれば、看板を掲げることが出来ると言うことでしょうか。
パリやローマで、日本での修行経験なくお米を用意しさえすれば

日本料理店

と自称してしまうのと同じだと思います。特に京都はイタリアンにイタリア修行のシェフを必要としていないのではないか。ギオットーネにしてもこの店にしても、まったくイタリアの雰囲気を感じないのがその証左であります。
しかし、京都でまったく修行せず、東京で

京料理

の看板をあげて客がくるとは思えません。アロマフレスカの盛況をみるにつけ、京都に限らず東京の自称イタリアン好きもイタリアンにイタリア修行のシェフを求めない不思議。

また京都や東京に限らず、欧米ではフレンチもスパニッシュもイタリアンも何が何だかわからなくなってしまっております。

食材の再構築

とか称して、地元色や食材そのものを目茶苦茶、もといバラバラにした奇想天外な料理を世界に発信してしまった「エル・ブジ」のフェラン・アドリア。彼の罪は重いと私は考えます。

友里オススメ本 鞭打ってのラストスパート

前原政治と金、もとい、前原誠司氏が外相を辞任するようです。
偽メール事件のとき、代表辞任に時間をかけすぎ更なる批判を浴びた反省からの素早い判断と新聞は解説していますが、こんな表向きの報道だけ垂れ流して良いのでしょうか。

前原氏は海老蔵に匹敵する政界の嫌われ者と言われておりますが、義理堅い大マスコミはもっと深刻な問題を隠蔽してしまったようです。前原氏は焼肉屋女主人の「25万円献金」だけで辞任したのではないのですね。このまま外相に居座ったら、

暴力団のフロント企業からカネを受け取っていた
八ツ場ダムの入札に絡む企業からもカネを受け取っていた

という疑惑問題が表沙汰になり、議員としては致命傷を負う可能性があったからであります。
こんな事は、政治記者なら誰でも知っていると政治記者から聞きました。大相撲の八百長携帯メールの存在を大マスコミは昨秋には知っていて黙っていたというのと同じ構図であります。
では今回もなぜ大マスコミはそれを報じないのか。それは日本の新聞がジャーナリズムを捨てているからでして、

万が一将来、前原氏が返り咲いたとき(例えば首相や大臣)を考え、彼に貸しを作って有利な関係を築きたいという癒着

みたいなもののようです。
政治屋とマスコミの記者たち(幹部もほとんどが記者上がり)は同じ穴の狢というか、こんな連中が政治に大なり小なり関与しているのですから、日本国民は哀れであります。

さて、順調とは言えなかった友里オススメ本でありますが、何とか最終コーナーが見えてきました。
現在オススメ店85軒の原稿を終了。残りは8軒ほどとなりました。
ジャンルは、フレンチ、イタリアン、和食、鮨、中国料理に限定せず、焼き鳥や天麩羅、カレー、街の廉価メキシコ風ステーキからデリバリーまで範囲を広げました。
一軒(体調不良でキャンセルして行く機会を失ってしまった遠方の店ですが、知人の感想からクオリティに変化なしと判断)を除いて、昨年半ばからすべて再訪してオススメできるかどうか確認しての掲載です。

さとなお氏が昨年出した「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋社)。校正・校閲の段階でいくつもの掲載店が既に閉店していたことがはじめてわかるというみっともない大失態がありました。
要は一度か二度しか行ってない遙か昔訪問しただけの店を、ページ稼ぎで取り上げてしまったといういい加減さが原因であります。

世に信奉者しかいない佐藤尚之氏であるから、そんないい加減な執筆姿勢でも許されるのでしょうが(現にアマゾンのレビューはわずか3件ながらすべて最高評価)、アンチや敵の方が遙かに多い友里の場合は許されるはずがありません。
よって慎重に事を運び、店の存続以外にも、料理のクオリティ、CP感、サービスなどに変化がないかを友里視点で確認したのです。

幸いと言いましょうか、不幸にもと言いましょうか、その確認訪問で掲載を断念せざるを得なくなった店が1軒や2軒ではなかった。あの3つ星や2つ星から友里が長く通った店まで、断腸の思い(実は取材費が無駄になるというセコイ考え)での決断でした。
料理店だけではないですが、努力を怠る、初心を忘れる、老いてしまう、などの要因でクオリティは劣化してしまいす。そう言う意味では、確認をほとんどしていない「極楽おいしい二泊三日」はあまりアテにはできませんね。

何事もなるべくオープンに!

がモットーの友里。読者の意見を受け入れ、その掲載を断念した店も、スペースは小さいですが実名で挙げて簡単に評してみようと思っております。

残りの原稿は掲載店7?8軒にこの落選店表記の他、コラム10本、後書き、そして選定基準の説明でおしまい。今月末は順調ならネット環境の異なる地への移動も予定しておりますので、今月半ばに脱稿できればと願っております。
本日は、己の出版本の宣伝に躍起となっている関谷江里さん並みの自己宣伝ブログでありました。