昨日は都知事選があったんだ

大震災の影響でまったく埋没してしまった都知事選(統一地方選挙も)。TVで数人の泡沫候補の政見放送を見ましたが、肝心の有力候補同士の政策論争を聞くことはほとんどありませんでした。
現職・石原都知事の老獪な選挙戦略、今回は後出しじゃんけんではなく、防災服を着続けて被災地や浄水場巡りをマスコミに報道させる

政策論争逃避策

が功を奏して残念ながら、もとい、見事260万票以上獲得して予想通り四選となってしまいました。

友里も昨朝ブログをアップしてから投票場へ行きましたが、今回は投票したい候補がいなかった。石原:公私混同傲岸不遜、そのまんま:野心丸出し、ワタミ:偽善見え見え、など完全なタマ不足の都知事選。白票は癪なので、仕方なく泡沫候補に投票したのであります。

さて四選を果たした公私混同・傲岸不遜都知事、早速本性を現したようで、次のような勝利宣言を出しておりました。

・生活をつましくしないと日本はもたない
・パチンコや自販機などさほど必要ないものに電気を使わせるな
・今回の事故で原発を否定したら世界はどうなるのか

全国のパチンコ店の年間電力消費量は450万キロワット、全国にある総自販機の年間消費電力も450万キロワット、よって2つをあわせると、福島第一、第二原発の総発電量に匹敵する。よって、

人の生活にさほど必要ない商売は差し控えろ

ということでしょうか。でも石原都知事、以前は

東京にカジノを!

とかギャンブル誘致をうたっていませんでしたっけ。
確かにパチンコや自販機を利用しない人も多いでしょうけど、それで生活をたてている人もいるわけです。とりあえず生きていくのにさほど必要ない商売は他にも一杯あるではないか。プロ野球、競馬、吉本芸人、ジャニーズなど娯楽系を挙げる前に私は

大本営発表を垂れ流し、能なし芸人を露出させるTV局

を真っ先に挙げるべきだと考えます。
TVの放映を抑えたら家庭のTVはただの板になりますから、その節電効果はかなりのものではないでしょうか。
ついでに放射能ジャジャ漏れ、もとい、雨水ジャジャ漏れの都庁ビルからも撤退し、仕事をしない都職員を自宅待機させ、少人数でつましくあばら屋で職務をまっとうしろと言いたい。大きな節電効果となるでしょう。

東京が貧乏になってもいい
我慢できる

とも調子に乗って叫んでいましたが、私は真っ先に公私混同・傲岸不遜都知事に

まずはお前の贅沢病を直せ

と言いたい。

無駄な海外旅行、もとい、外遊をするな
ファーストクラスに乗りたいなら自分のマイルを使ってアップグレードしろ
5つ星ホテルに泊まりたいなら、3つ星ホテルとの差額を自腹で補填しろ
リゾート地、もとい、視察地で豪華クルージングしたいなら自腹でやれ
余人に代え易い四男に投入した税金を回収しろ

人の金だと思って己の贅沢病を満足させるための

税金使い放題

を棚に上げて、ホント面の皮が厚い老害政治屋であると私は呆れたのです。

まあ、こんな性格の悪い公私混同・傲岸不遜男が国政に間違って出なくなっただけが日本国の唯一の救いか。でも遅くとも2年後には来る総選挙で

都知事職を投げ打って立候補

するという悪夢だけは勘弁してもらいたいものです。

最後に。世界には原発どころか火力にも頼らない国もあるのです。公私混同・傲岸不遜都知事には、まずは己のマイルをつかったタダ航空券で

ブラジルへ行ってこい

と最後に言って本日のブログを〆させていただきます。
国内電力のほとんどを豊富な水源による水力発電で賄っているのがブラジルです。原発がなくなっても、ブラジルなどまったく平気な国もあるわけです。国によって事情が異なる発電形態。

今回の事故で原発を否定したら、原発で飯食ってきた人(末端には友里もいます)はどうなるか

と発言を修正してもらいたいと思うのは、友里だけではないでしょう。

最近訪問した店 短評編 2011-10

原発事故から1ヶ月が経とうとしております。当初は臨界、爆発、放射能飛散と迫る危機に日本国民は緊迫していたと思うのですが、4月に入ってから何かのんびりムードが漂っていると思いませんか。

3月末には外部電源の引き込みが終わり、直ぐにでも炉心の循環冷却が行われるようなことが御用学者などの口から言われておりましたが、循環冷却システムのチェックどころか高濃度汚染水の排水処理もまったく進んでいないではありませんか。

最近のマスコミ報道では、ほとんど原発での事故対策について語られることがありません。1ヶ月も経ってから

津波はここまで駆け上がった

など震災当時の映像を流してお茶を濁しているだけ。政府や東電に遠慮して大本営発表だけを垂れ流す大マスコミ、まったく独自の取材がありません。

大マスコミはどうして御用学者ではない「まともな学者」を擁して、福島原発近辺や周辺地域、そして隣接する県や東京での真の放射線レベルの測定をしないのか。発表しないのか。
建屋内の地面から検出されたプルトニウムでありますが、どんなアフォでも建屋内だけで飛散が留まっているとは思わないでしょう。どこまでプルトニウムが飛散しているかを何故検証しないのか。

建屋に貯まった高濃度汚染水を無事どこかへ移し換えることができたとしても、日々刻々と高濃度汚染水は垂れ流され続けます。
そんな厳しい環境で、循環冷却に必要な海水循環ポンプを修理して立ち上げることが出来るのか。循環サイクルの配管が壊れていないと確認出来るのか。原子炉建屋の奥に位置するという再循環ポンプを立ち上げるどころか、そこまで行き着くことが出来るのか。

乗り越えなければならない山は数多くあり、エベレストより高いのではないかと私は考えるのです。
大マスコミはまったくそのような厳しい状況を報道しないどころか、そのこと自体(循環冷却)の報道を自粛するという、相変わらずのなんちゃってジャーナリズムを発揮している怠慢。
原子炉が安定するまで数ヶ月かかるとの報道がありましたが、このままでは簡単に越年するのではないかと私は考えます。

さて本日から、まずは店訪問の短評編を復活することにします。1ヶ月以上空白ができてしまいましたので、大震災前の訪問は割愛し、その後の店訪問からスタートさせていただきます。

ビストラン エレネスク
ビストロとレストランの中間の位置づけという造語のようです。震災後あまり時が経っていなかったのでキャンセルが続出したのか、寂しい店内でありました。
アミューズとしてでてきたマカロンやクロケット、全くのイマイチ。後で明細を見て400円取られているのに驚きました。
ポーションが大きいと言われた割にはたいした量ではなかった前菜やメイン。
胡瓜のジュレ?がかかった牡蠣や、牡蠣と短角牛を混ぜて食べるタルタルは奇抜なものでありました。
シャルキュトリーもイマイチ。ブーダンノワールは匂いが気になり、チョリソ?、鶏レバームースもイマイチでありました。短角牛も柔らかかったけどまったくの普通味。
ビストロやレストランではなく、料理のレベルを考えるとワインバーと言った方がピッタシだと思うエレネスク。コラムで評価するなら再訪が必要です。

河太郎
博多のタクシーに乗った時、呼子の烏賊が美味しいとすすめられた店。友里の定説の1つに?

生け簀料理に旨い魚なし

があるのですが、鮮度が命の烏賊だけは例外ですので、宿泊ホテルに近いこともあり昼にフリで訪問してしまいました。
まずは烏賊の活き造り(2940円)。悪くはなかったけど期待するほどのものではない。そしてついでに頼んだ豊後アジの価格の高さ(7350円)に唖然です。
要はマアジではなくバカでかいだけの関アジみたいなもののようで、さすが生け簀料理、身が活かっていて固いだけで旨みを感じません。
烏賊のゲソや耳は天麩羅に、アジの残りは塩焼きにしてもらいましたが、いずれも正直イマイチで訪問を後悔してしまいました。

相撲茶屋 大塚
博多の人気鮨店の主人から紹介された「あら料理」の店。相撲茶屋という店名に疑問を持って訪問したのですが、店入り口にあった土俵の模型みたいなものを見て私は引き返したくなりました。
まあ何事も経験、いや修行だと1万3000円の「あら尽くしコース」などを注文。
刺身の一口は悪くはなかったのですが、食べすすむ毎にアラの脂のしつこさにゲンナリ。唐揚げもイマイチで、単品で頼んだ「あらしゃぶ」(@1500円)は高いだけで頼む必要はないか。
ちり鍋とオジヤで〆ましたが、私は世間で言われている

アラはフグより旨い

という評価に猛抗議させていただきます。フグと違ってアラは脂がしつこく大味。この「尽くしコース」なんて相撲取りくらいしか対応できないのではないか。
そう言えば以前、大阪の「あら料理店」へ行った記憶があるのですが、その店の方が食後感は良かった。
ツマミや握りは満足の人気博多鮨店でありましたが、主人の店評価はアテにならないことがわかったのであります。

店評価ブログを更新しています

昨日のブログで電力会社に対抗するエネファーム(燃料電池)のことを取り上げたら

燃料電池の部品で儲けているんだろ

と突っ込まれた友里。利権獲得や癒着に奔る政治屋、大マスコミ、料理評論家、ヨイショライターを批判する身で、そんなセコイことをする奴だと思われているのが非常に残念でありました。

友里は、飲食店業界やアンチからは性格が悪いと思われているでしょうが、実に正直(あくまで自称)なんですね。
燃料電池の普及で儲けたいなら、ユニクロの柳井氏へ文句をつけたように

友里は燃料電池で儲けているから原発やめてエネファーム買って

と正直に宣言します。
何度も過去にブログで書いておりますが、燃料電池など最先端なシステムではなく、どちらかというと火力発電や原発の最先端でない周辺機器(紀元前からほとんど形を変えていないものもあります)に関係しているのです。
特に原発はロットが大きいので今回の事故で原発の存在が否定されてしまったら、関係会社を含めて友里の本業は、選択と集中とか言って原子力事業に大きく舵を切ってしまった東芝と同じく

死活問題に発展する可能性

もあるわけです。
本来なら御用記者や大マスコミのように、黙っているか

安全です 直ちに影響ありません

と言って本業への影響を軽減する努力をするのが普通の選択肢でありましょう。
ではなぜ連日原発事故の問題点や政府のインチキ情報を取り上げるのか。?

性格がマゾで自虐癖があるわけではありません。自暴自棄になっているのでもない。
その理由は、死活問題とは言っても弊社は売り上げがなくてもそう簡単に潰れないや、と脳天気にやり過ごせる財務体質を持つ余裕から、真実を隠蔽する政府や東電を許せないと勝手に思う自己陶酔の正義感であります。
そしてもう1つの理由は崇高な志(自称)なのですが、真の情報を与えず国民を騙して政官産の原子力利権を守る状態ではもはやない。事故の状態は想像以上に危機的であるとの考えからであります。今までのように、

トカゲの尻尾切り

で誤魔化すだけでは、原発の存続に関して国民のコンセンサスを得ることはもはや不可能。

徹底的に原因や責任を追及して膿を出し切る

ことをしないと、原発は再スタートできないのではないかと考えるからであります。

誰が原発の使用期限を勝手に延長(60年)したのか
誰が外部からの危機勧告(津波や地震による)を握りつぶしたのか
定検期間を無理に短縮するなど誰が営利を一番に優先してしまったのか

そして最終的には

誰が原発事故の情報を隠蔽するように指示したのか

を徹底的に精査しなければ、日本の原発の未来はないと私は悲観的に予想してしまうのです。
何事も問題を解決しやり直すには

スケープゴート

が必要です。そして問題が大きければ大きいほど、その生け贄も

大物

でなければ意味はない。
長く過去に遡っての、徹底的な原因追及と責任追及が原発再開の最低限の条件であると私は考えるのです。

さて店評価ブログに、「ビストロ ダルレミス」と高額洋食の「レストラン 吾妻」をアップしております。
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