先週は年に2回の禁酒ウイークでありました。週末に人間ドックがあったからでして、4日間ほど完全断酒をしておりました。ドックは年2回ですから、体調を壊さない限り1年365日のうち禁酒日はたった8日間であります。
昨年は数週間寝込み、今年も検査入院などがありましたが、それでも年に340日近くは毎日ビール1本とワイン1本レベルの酒量を摂取していることになります。
毎回の検査結果では悪性腫瘍や成人病のチェックが気になりますが、もう1つ関心があるのが加齢による肝機能の低下であります。酒飲みがドクターストップになったら悲劇ですので。
50歳前はγ-GTPが20以下と「鉄の肝臓」を誇っておりましたが、ここ数年は40前後とちょっと数値が上がってきました。まだ上限値には余裕がありますが、そろそろ酒量を落とす時期に来ているのかもしれません。
検査が終わって知人と鮨屋へ行ったのですが、禁酒のせいかビールにぬる燗でいつもより早く酔いがまわってしまいました。
さて3店です。
ブラッスリー・ジョンティ
昨年に続いて2度目の訪問。前回はオカザワが一緒で足をひっぱられたのか、料理の印象がほとんど残らなかったアルザス料理専門店であります。
今回の訪問で集客が順調であることをしりました。昨年は、我々以外は閑古鳥だけだったのですが・・・
フォアグラポワレ、アルザス風ピザ、シュークルート、ベッコフなど頼んだのですが、いずれもボリュームがあって値付けが安い。勿論美味しゅうございました。これでは客が来るのは当然であります。浅草という地であまり一般的でないアルザス料理は難しいと思っていたのですが、今のところ成功のようであります。
都寿司
食べログなどネットで超人気、高評価な寿司屋であります。
店内の壁には、「お任せ1万1000円」と明朗表示。ツマミが追加を入れて9種、握りは干瓢巻きの追加を入れて13ヶほどでてきて酒類を入れての支払いが一人1万5000円ほど。
確かに高額系の江戸前寿司としては、場所を考えてもリーズナブルだと思いますが、タネ質、仕事とトップレベルのものではありません。安いには安いなりの理由があったのです。
酢飯にはしっかり砂糖の添加を感じ取りまして、どちらかというと友里の好みではない寿司屋でありました。
江戸前寿司の入門店としては良いと思いますが、食べログにあるような絶賛の嵐を感じるものはありません。
ヘイフンテラス シェフズテーブル
結論から言いますと、この値付けの高い店で、わざわざ更に値付けの高い「シェフズテーブル」を予約する必要なし。
厨房の一角に無理に区切って造ったこの空間、まったくのプアであります。高級感がないのに、6人で20万円という高額料理。本場の厨師が最高質の食材を使用して調理してくれればこの空間と支払い額でも良いのですが、なんと説明に現れたのは日本のホテル出身の日本人厨師。名刺には2番手とありました。
聞いたところ、原発事故問題で新しい料理長の来日が遅れているとのこと。これを聞いた瞬間に我々の期待は一気にしぼんでしまったのです。
料理は数週間前に訪問した料理とかなり被りまして、北京ダックやアズキハタの蒸し物など。値付けの高い紹興酒(一番安いもの)を飲んで一人4万数千円はあまりにCP悪かったです。