久々の銀ブラ(死語?)2時間半

何かを持っていると言われている斎藤佑樹選手。故障も癒えたようで近々に一軍へ復帰するようです。
そしてこの友里征耶。本業や株投資は別にして、飲食店評価の範疇ではやっぱり

持っている

と感じた昨晩の銀ブラでありました。
過大評価の天麩羅「美かさ」で天麩羅を食べず山積みとマナーが悪かった浅利慶太夫妻に遭遇。時おかず「鮨 はしぐち」でも再度遭遇してしまった。

友里掲示板でのみ人気の京都在住の飲食店癒着ライター・関谷江里氏とは中野坂上時代の「さわ田」で隣り合わせになってしまった。わずか6名の小さな店でしたから、その確率は非常に低いはず。その後今はなき「カメレオン」でも残念ながら会ってしまった。

ミシュランガイドの記者会見場(表参道ヒルズの時)で受付で「友里征耶」と登録していたら、背中にものすごいプレッシャーを感じて振り返ると、なんと

真っ赤な顔して怒り狂った山本益博氏が立っていた

マスヒロさんが生友里征耶をはじめて確認した瞬間でありました。
これらの「持ってる」事例を挙げたら枚挙に暇がないのですが、昨晩も交詢ビルのエレベーターで有名人と遭遇してしまったのです。
事情があってその晩の食事予約が21時過ぎになってしまった友里。それまでの時間をつぶすため給料日の金曜日という絶好の集客日よりでレストランの閑古鳥ウオッチングを敢行したのであります。

閑古鳥と言うとまず真っ先に挙げられるのがこの交詢ビル。4階フロアへ行こうとエレベーターに乗っていたら、恰幅のよい人が乗りこんできたのです。どこかで見たことがあるなと思ったらなんと

ヒロソフィーの山田ヒロさん

ではないですか。白髪がかなり出ていましたが、変なジュラルミンのバッグを右手に、そして左手には

マンゴーの箱

を持っていたのです。共同トイレ横のスタッフ専用入り口へ入っていったのでこれから店へ出るのでしょうか。
コックコート姿ではなく私服でありましたが、時は19時半前後。店はどうなっているのかと店前に行ったら、「クローズ」の看板が出ておりました。この日は貸し切りでもやっていたのでしょうか。

肝心の4階フロアの閑古鳥ウオッチング。「趙楊」と「かつぜん」は恐らく客1組程度、「よねむら」や「かいか」も空席が結構あったのではないか。
驚いたのは何を間違ったか祇園のバーが京料理を無理に提供している「祇をん 八咫」であります。なんと

本日は予約で一杯

となっていたのです。何かの間違いかと再度確認してしまった。

JR高架下の居酒屋の超盛況さに驚いてから向かったのが銀座で唯一の大箱書店になってしまったフックファーストであります。
勿論拙著「絶品レストラン」の状況を見るためですが、10数冊ほど平置きしていただいておりまして、黒装束の一見オタク風の男性が熱心に拙著を立ち読みしておりました。
デビューして8年あまり。「絶品レストラン」を入れて6冊も出版させていただきましたが、未だに本屋で自分の本を客が購入した場面を見ることがなかった。
ここは初めてその場面を見ることが出来るかとその男性のウオッチングに切り替えて待つこと30分。残念ながら美味しいところを全部立ち読みして、そのオタク男性はエレベーターに乗ってしまいました。

続いて訪問したのが三越新館レストランフロア。珍しく客が一杯の店もいくつかありましたが、悲惨だったのはうどんの長徳か。客を見ることが出来なかった。
客が多かった店の共通項は、2000円前後のコースを用意していることでしょうか。饂飩の単品提供ではこの場所で夜は厳しい。

そして21時をまわったので目的の飲食店がある六本木へ移動。瀬里奈以外はほとんど足を踏み入れない3丁目近辺を歩いて私は驚きました。日本に滞在する外人のほとんどが集まったのかと思うほど道に外人が溢れており、半分は客引きをしておりました。
客としての素養があると見られたのか

ランジェリーパブだよ
5000円で飲み放題

とひっきりなしに声を掛けられてしまった友里。
海老蔵のおかげでイメージが悪くなった西麻布でありますが、この六本木3丁目ははっきり言って遙かに雰囲気が良くないのではないか。とても住めるような場所ではないと上を見上げたら、なにやら再開発の高層タワーマンションが建設中でありました。

銀ブラから始まった、ちい散歩もとい友散歩の2時間半。齢50をとうに過ぎておりますが、六本木では良い勉強させていただきました。

絶品レストラン(鉄人社)の増刷が正式に決定!

欧州や北米へ移動する際の機中10数時間、行きは寝られないので暇な時間をつぶすには映画鑑賞に私は徹しております。帰路は飲酒後に爆睡してしまうのですけど。
見逃してしまった映画だけではなく、たまに日本未公開の映画を先行上映しているのも嬉しい限り。特に今回のアメリカ行きの機中での映画はなかなか充実していておりました。

今年公開されていたグリーン・ホーネットやアンノウンは、ストーリー展開に無理があるというか荒唐無稽というか、ツメが甘いと思いますが、それなりに退屈しなかった。
かなり昔に上映されていたジョンQとミスティック・リバーも嫌なアメリカ社会の現実や重苦しさがあってまずまず。
そして今回一番楽しめたのがこの7月8日上映予定の

アイ・アム・ナンバー4
http://www.movies.co.jp/no4/?

異星人の超能力もので、まったく荒唐無稽でCG多用の一見オコチャマ映画。9人の異星人(ナンバー1からナンバー9まで)と地球制圧を狙う悪の異星人たち(いかにも悪役という外観)の戦いを描いたストーリーであります。
何故かナンバー4が主役でその他の正義の異星人はナンバー6と2名しか登場しない不思議。(冒頭で1から3迄の3人が殺されたことになっています)
どうやらシリーズものとして何年も引っ張るつもりのようですが、トンデモ超能力や怪獣が登場するバカらしいストーリーながら帰路の機上でもう1回見てしまったほどでありました。
小説からの映画化として同じハリーポッターシリーズより造りが雑な感じがしますので日本で流行るかどうかわかりませんが、タダなら見て損はない映画であると思います。

それでは本題。
正式に拙著「絶品レストラン」(鉄人社)の増刷が決まりました。初版数を抑えたからか、2刷りが初版数とたいして変わらないくらいの冊数と予想外に多かったことに驚きました。これも僅かなファンの皆様と数多いアンチの皆様のおかげと

あらためて御礼申し上げます

また何人もの方から、誤字脱字など間違い箇所のご指摘をいただいております。増刷分に出来るだけ反映したいと思っておりますが、間に合わないものは3刷り目(あくまで願望)でしっかり直したいとと思いますので、お気づきの点がありましたら、今後もご連絡をお願いします。
2刷り分は来月はじめには刷り上がるようですが、在庫の山とならないこと、その後も増刷が出来ることを願うばかりであります。

本日もNYで食べた料理の写真をアップします。
ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションでの2皿。アラカルトのガスパッチョは物足りない量でしたが味は日本と同じか。最近フレンチやイタリアンでもよく見かけるものですが、味にそんなに違いがでるものではないでしょう。誰でも、どの店のガスパッチョでも、美味しく感じる料理であります。
そしてもう一つは、クシというオイスターの加熱料理であります。ワシントンやNYのレストランでは、クマモトと並ぶ人気・高級牡蠣だと思います。

ガスパッチョ

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クシ(牡蠣)

やっぱり7月で閉店、鮨 嘉瑞

先日のブログでちょっと触れた「鮨 嘉瑞」の未確認閉店情報でありましたが、7月末でやはり店を閉めることになるようです。
有名店や人気で予約困難店でのワイン会をウリにしている(つまり店と昵懇の間柄)「ブルゴーニュ魂」の主宰者が自身のブログで閉店を語っておりました。

http://ameblo.jp/esprit-des-bourgognes/entry-10926926432.html

原発事故の放射能汚染を嫌っての東京撤退と漏れ聞いておりますが、この閉店情報をいただいたニュースソースとは別の方から、こんどはその移転先の候補地(京都・祇園)の情報が入ってきました。
あくまで地元での噂とのことですが、「東京から鮨屋が来る」、「鮨屋が入るかも」という2箇所であります。

花見小路・新橋を東に入った所に有った、割烹「いし田」跡
西花見小路の割烹「恵美」跡

京都の街は狭いようでこのような情報が既に駆け巡っているようです。そういえばあの「未在」も移転先(自称オーナーから独立)が祇園になるとの話しも聞いております。
いまや祇園は飲食店経営者にとって、銀座以上に魅力的な地なのかもしれません。

あの「鮨 まつもと」が「新ばし しみづ」から独立してこの地に店を開いたのは5年以上前か。現在の関西「江戸前寿司ブーム」を見越しての開業だとしたら、先見の明があったと言うことであります。当時は否定的に見ていた友里、完全な読み違いでありました。
関西の外食好きは猫も杓子も江戸前寿司とか(大袈裟か)。競争相手が少なく、しかもレベルが低いですから、「ほしな」や「嘉瑞」に続いて東京から関西へ移転(週末出張含む)する鮨屋は多くなるかもしれません。

さて掲示板の書き込みでは、食べログのヘビーレビュアーと名乗る人が店に

私は数百店のレビューをして信望も厚いレビューアーですが、お宅のお店を高評価でレビューしますよ。有料ですがどうでしょう

とコンタクトをとってくるとの情報がありました。
食べログですが、私は店側のサクラ投稿だけでも問題だと思っておりましたが、お金と引き換えに高評価投稿をするレビュアーを放置しているとしたら

経営会社のカカクコムも同罪

ではないか。
ネガティブレビューに対する店側からのクレームを受けてまともなレビュアーにプレッシャーをかける前に、このような悪徳レビュアーを駆除することの方が最重要課題であると私は考えます。

さて今回のアメリカ行き。せっかく料理などの写真を撮ってきましたので、スペースが余った日(ネタ不足で文字数が足りない時)にアップしたいと思います。
本日はピーター・ルーガーの料理であります。

トマト&オニオン (ピーター・ルーガー)

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シュリンプカクテル (ピーター・ルーガー)

steak for two (ピーター・ルーガー)

ワシントンで食べたねっちょりアンガスと違って、やはり美味しかったです。でもこのシュリンプカクテルは「チャコ 六本木」でも言えることですが、多くを期待してはいけません。