マスヒロさんに釣られて野田岩参り

菅総理、本当に9月以降も居座るつもりでしょうか。夏の幽霊と相手にされなかった「脱原発・解散総選挙」も現実味を帯びてきたとの報道もあります。脱原発を争点にした解散総選挙で

民主党辛勝 自民党惜敗

となり菅さんの長期政権となってしまうのか。当初から解散する、居座ると言い続けた友里ですが、常人ではないだけに皆が諦めた瞬間に辞めてしまうのではないかと思うようになりました。皆が居座ると思ってきただけに、サプライズでまったく逆の行動をとるかもしれません。

さて先日のブログで、半隠居状態のJ.C.オカザワが朝のTVに出ていたことを取り上げましたが、同じく賞味期限切れに差し掛かった山本益博氏もこの番組のランキングものに登場していたのです。
確か6月24日だと記憶しておりますが、夏のオススメ料理ベスト3のトップにマスヒロさん、なんと

野田岩の筏

を推奨しておりました。しかもこの野田岩、集客が順調な東麻布の本店ではなく、集客が芳しくないように見える銀座店なのです。
さすが店と癒着、もとい密着評価する山本益博氏、店宣伝のスタンスは不変でありました。

この場合の筏とは、天然の小鰻を指していると思うのですが、何か人と変わったことを提唱して信奉心を得ることを常日頃考えているマスヒロさん、今回のパフォーマンスは

鰻ではなくご飯に山椒掛け

でありました。鰻に山椒を掛けてしまっては肝心の鰻の味わいが台無しになると言うことで、白飯に掛けるのだそうです。
でもそんなことするくらいなら、山椒なんて最初から掛けなければよいと思うのですが、鰻のタレ焼きには山椒なしでは食べられない物なのでしょうか。
検証精神旺盛な友里、無性に

野田岩銀座店で筏

が食べたくなり、後に訪問したのは言うまでもありません。しかし残念ながら

筏は前日までの予約

と言うことでありませんでした。消費量が少ないので、客が少ない銀座店には常備していないのでしょう。仕方なく普通の天然鰻の蒲焼きを食したのですが、相変わらず何の風味も感じない蒸し魚でありました。これなら普通の養殖鰻の方が美味しい。あらためて別の日に予約して筏を食べようと決意したのであります。

期待した筏の蒲焼き、価格が普通の天然鰻より1000円ほど高い6500円だから言うのではありませんが、ただの天然物より味わいが若干ありました。
勿論山椒は鰻ではなく白飯に掛けたのは言うまでもありません。でも結論から言わせていただくと

鰻だろうがご飯だろうがどっちでも大差なし

野田岩では、普通の天然鰻も筏も風味が乏しいから、山椒が邪魔することはないのです。

この時期野田岩の天然物を2種制覇しただけに、残るは尾花の大串か筏でありましょうか。熱射病に気をつけながらあの行列に久々に並んでみようかどうか、現在思案中であります。

オマケ
野田岩銀座店への2回の訪問(昼時)で、行き帰りに「次郎」を閑古鳥ウオッチングしてしまいました。両日とも、客は1組前後であったことをここに報告させていただきます。

【友里征耶の暴論】 酒税を上げずデザートに課税しろ!

昨晩は数寄屋橋近くの店を予約しておりまして、ちょっと時間があったので再び銀ブラ(笑い)をしてしまいました。今回の「トモ散歩」で思い知ったのは

不景気の深刻さ

であります。飲食店ばかりではありませんが、結構店がなくなっているんですね。テナント看板で空白が目立つビルがかなりありましたし、全館撤退という悲惨なビルもありました。当初から客入りが悪かった

銀座ドン・キホーテ ブランド館

なんと、丸ごとなくなっておりました。
新橋地区はサラリーマンを筆頭に人出が多いと思っていたのですが、「キムラヤ」を引き取ったあのヤマダ電機でさえ集客が芳しくない様子。有楽町のビックカメラが盛況であるだけに、新橋だけなぜ大型安売り店が苦戦するのか、不思議であります。

また昔何回か通った店の閉店にも驚きました。永谷園が経営していた天麩羅屋

銀座天○(てんまる)

?が昨秋に閉店。20年前になるでしょうか、当時は?

天一に追いつけ追い越せ

とのキャッチでオープンした天○。その割には、割引券を発行し、客単価も数千円とまったく「天一」とかけ離れた経営をしておりました。縁あって何回かその割引券を握って訪問したことがあるのですが、オープン当初は行列が出来ていたと記憶しております。不景気で廉価の店も厳しいのか。

閉店とは逆に新規オープンの店もありました。数年前の年末だったでしょうか。北海道でシャンパンと言われてフランチャコルタのボトルを出してきた

すし善

今春カレッタ汐留店を閉めて銀座へ移転したと聞いておりましたが、資生堂関連のビル地下であることを発見。大箱店から20席あまりのカウンターだけの店になってしまったようです。
札幌では天下無敵の高額人気チェーン寿司店のようですが、友里征耶の定説通り

再開発ビルの不利さ

を悟っていただいたのではないかと考えます。

そしてイントロの最後は宣伝です。
拙著「絶品レストラン」(鉄人社)の増刷分(二刷り)が先週出来上がってきました。ご指摘を受けたところは出来る限り訂正したつもりですが、間に合わなかったところは次回の増刷時(希望)に反映させていただきます。
昨晩の銀ブラで最後に行ったのは銀座コアビルのブックファースト。「絶品レストラン」の確認ですが、多く入荷していただいたようで、20冊ほどが2列で平積みになっておりました。あの子たちが半年後に返本されないことを祈るばかりであります。

絶品レストラン

さて、今朝の新聞2面(読売)で、酒飲みには頭にくる記事を発見しました。政府内で

復興財源に酒税増税案

なんと現政府は、所得税や法人税の増税だけではなく、この酒税や電波利用料まで上げるつもりだというのです。私が以前から疑問に思っていたのがこの

酒税

であります。嗜好品であり比較的とりやすいからか江戸時代から狙い撃ちされていたお酒。
人の食生活に必須ではなく、過剰摂取は体に良くないので税金をかけるというのが酒税の基本なのかもしれませんが、私は声を大にして訴えたい。
食生活に必須ではなく同じく過剰摂取が体に良くない食べ物には

ケーキなどデザートもあるではないか

と。ケーキや和菓子など甘物は肥満や糖尿病の原因(遠因か)ではないかと。酒を飲まなくても平気な人が居るのとおなじく、デザートを必要としない人も存在するのです。
いやどちらかというと、酒飲みよりデザートを食べる人の方がはるかに多いのではないか。と言うことは酒税の増税より

デザート税

を制定する方が、復興財源の原資になると私は考えるのです。
私は再度声を大にして訴えたい。

酒税の増税よりデザートに課税しろ!

今度は牛からセシウムか

すっかり潮目が変わってしまったようです。九電の「やらせメール」関連では、新聞やTVはかなり批判的な立場で報道するようになりました。大震災直後の東電擁護、原発擁護の姿勢とは正反対の掌返す仕打ち。
各電力会社が繋ぎ融資を受けるほど資金的に逼迫して、豊富な広告料を注入しなくなったからなのか。電力会社に対する世論の反応があまりに厳しいので、擁護から批判に転向出ざるを得なかったのかは定かでありませんが、大マスコミの

ブレ

には呆れるばかりであります。
電力会社役員達(幹部社員も)の傲岸不遜さや浮世離れした体質は今に始まったことではありません。ましてや大震災後に顕著になったわけでもない。
無競争、必要経費(固定費だけではなく変動費も)に利益上乗せで売価(電力料金)決定と、実態は民間企業とかけ離れた恵まれた会社でありました。競争の原理を含めた

切磋琢磨

が社内外に生まれる土壌がなかっただけに、独特の文化を醸成してしまったと考えます。それを見逃して、美味しい広告料を受け取り続けていたのですから、大マスコミもある意味同罪と言えるでしょう。

節電、節電

とうるさいマスコミですが、そんなに電気が足りないならまずは己の下らない番組を廃止して、TV放送を止めたらどうか。
私はTV局に言いたい。TV番組は地震速報、台風情報など最低限の情報に、日に数回のニュースで充分。少なくとも?

芸のない吉本など自称芸人を救済するバラエティなどまったく必要がない

のではないか。TVも1局だけに限定し、ニュースや気象情報だけに限定すれば、TV局自体の電気使用量を減らせるだけではなく、何千万台あるかわからない全国のTVがタダの液晶板(プラズマ板も少々)になりますから、その節電効果は大変なものがあるはずであります。
TVを止めることの方が、少なくとも夜間の照明を操作して、治安や交通の安全を落とすより最優先課題と友里は考えます。

九電のやらせメールに端を発したのか、過去の説明会では九電関係者が会場に多く参加して意見誘導していたとの報道もありました。でもこんなこと、今さらそんなに驚くことなのか。
マスコミの大顧客である大企業の株主総会を見てみれば、自称社員株主が大勢押しかけて

異議なーし 賛成

と議事をそのまま通過させるのが日本風土のお約束ではなかったか。九電関係者も

立派な県民で意見をいう権利がある

との電力側の反論もあるようです。最初から電力会社関係者の県民だと堂々と謳っていれば(メールも電力会社関係者と名乗っていれば)、何ら突っ込まれる問題ではなかったでしょう。

今度は朝日の記事です。

http://www.asahi.com/national/update/0710/SEB201107100002.html

やらせメールで佐賀県知事は被害者ヅラして怒っておりましたが、実際はもみ消しに奔っていたのではないか。
一部の人だけでも潤う原発の再稼働が必要だと最初から堂々と本音を言えば良いものを、妙に取り繕うから矛盾点を突かれてしまうのです。
また玄海町に関しては、こんな情報もありました。

http://www.data-max.co.jp/2011/07/14_101832.html

6/30のブログで取り上げたJC(青年会議所)出身の岸本町長の身内のことが取り上げられております。これが事実なら、チンペイの元秘書(海江田さん)の要請ですぐ再稼働を了承してしまったのも頷けると言うものです。

さて、福島の牛からセシウムが検出されたとの報道がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110710-OYT1T00276.htm

こう言っては怒られるかもしれませんが、私はこの記事を見て

まだ福島の牛が出荷されていたんだ

とあらためて知ったのです。と言いますのはつい最近、ある店で?

福島の牛は当初暴落していたが、最近は値が付かない

と聞いていたからです。値が付かないなら出荷するはずがないと思っていたのですが、実際は値が付いていたのでしょうか。
記事にもありましたが、悪いのは肥育農家ではなく東電、そして老朽原発の稼働を黙認していたお上でありましょう。
このフクシマの責任をとっていない立場で、どうやって玄海原発再稼働に関して

国が責任をとれるというのか

経産省などお上の頭の中身は、友里の想定外であります。