もう伝説は終わってしまったのか、小沢一郎。昨年の代表戦敗退に続いての昨日の民主代表戦での逆転敗退。
刑事被告人の身で、「泣き虫」を擁立しても177票とれたとの見方もあるようですが、私はもう彼の神通力は通用しなくなったのではないかと考えるのです。
報道に寄りますと、鹿野氏との交渉決裂、輿石&西岡の擁立失敗など誤算続き。
特に鹿野氏への上から目線での交渉決裂(側近がしたとの話ですけど)は、力の衰えを示しているのではないか。側近が思っているほど、もう小沢さんの「重し」はなくなっているのかもしれません。
刃向かったら粛正されると思い込むから人は恐れるのであって、もう2年も「脱小沢」、「殺小沢」と言われ放題を放置プレー。菅さんや仙谷さんが未だにピンピンしているのですから、昔の交渉術はもう通用しないということを、特に小沢側近は理解するべきと考えます。
まあ、自分たちの操り人形だった野田首相の誕生で財務省の連中は高笑いしていることでしょう。
増税して税収が上がった試しがないことは世界の歴史が証明していますが、ここは1つ、こうなったら2010年代半ばとかぼかさず、来月からでも消費税を10%に上げて、その歴史に挑戦していただきたい。
果たして増税で税収が上がるのか上がらないのか。もし税収が上がらずデフレが加速したとしたら、財務相の連中は
腹を切る
くらいの責任をとる男らしさを持っていただきたいものです。
50超えてはじめて資本主義の原理原則
需要と供給
の関係を知った野田代表。(8/16の友里ブログ参照)
A級戦犯は戦争犯罪人ではないという歴史観も加わって、落ち目の日本経済を更に右肩下がりにしてくれると考えます。
さて人の頭のことを言う前に、己の言動や顔つきを悟った方が良いと思ったのが経団連の米倉弘昌会長。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110829-OYT1T00978.htm
確かに菅さんの首から上の質には友里も疑問ですが、それ以上にこの米倉さんの話し方、話す内容、挙動を見ただけでも彼の
首から上の質は高くない
と思ってしまうのです。私が日頃唱えている、
本当に仕事が出来て頭が良い人は大会社で出世できない
を逆説的に証明している典型例だと考えます。
さて島田紳助問題、当局は吉本から事情聴取をするとの報道がありました。今回の騒動、10月1日をもって全国都道府県で施行されることになる
暴力団排除条例
の格好の宣伝?になったようです。かくいう友里も、こんな条例が出来ているとはまったく知りませんでした。
暴力団関係者と会食、ゴルフ、旅行など交際を繰り返すことによって警察が
密接交際者?
と認定したら、相当な制約を受けてしまうという条例。その氏名を公表し、
金融機関との取引
住宅の賃貸契約
工事の入札
などが排除されるようですが、私はどのような判断基準で、暴力団関係者との密接交際者と認定できるのか疑問であります。
例えば会食やゴルフ、旅行を一緒にしなくても毎日のように通ってくれる
常連客がその筋の人
である高額飲食店はどうなるのか。この条例の狙いは、一般人に暴力団関係者との付き合いをやめさせることにより
暴力団関係者の活動を制限、縮小
させることだと思います。その考えも重要でしょうが、それだけで良いのでしょうか。この筋の人を重要顧客にもつ高額飲食店、はっきり言えば
暴力団マネーで利益を上げて生活している
わけですから、こういう店もある意味
密接交際者というか密接関係者
ではないかと思ってしまうのです。暴力団のお金で生活しているのですから。
いやそれ以前に、名誉毀損や営業妨害と言った人権問題もありそう簡単には
密接交際者
と認定できないと友里は考えます。
と言いますか、この条例に対して根本的な疑問が沸いてきました。
暴力団の隠れ蓑であるフロント企業についてどう考えるかというありきたりの問題提起ではありません。
暴力団関係者の密接交際者とする判断はかなり難しいと思いますが、それよりも
暴力団関係者そのものとズバリ判定
するほうがより簡単ではないか。つまり密接交際者を制限規制するより
直接暴力団関係者の氏名を公表し、金融機関との取引や工事入札、住宅の賃貸契約を規制排除
した方が楽で、最も効果的ではないかと考えるのです。
暴力団最高幹部から末端構成員、そしてフロント企業関係者を判定する方が曖昧な密接交際者を炙り出すよりはるかに簡単。
何万人?もいる彼らが、金融機関から融資が受けられず当座を開設できず、賃貸契約が出来ず、工事物件で応札できなくなれば、暴力団にとってかなりのダメージになるはずです。
本丸の動きを断固たる姿勢で封じることが出来れば、暴力団排除条例なんて必要ないと友里は思うのですが、いかがでしょうか。
病気の治療に例えれば、氷枕で冷やしたり痛み止めを飲ませたりするより、
病原菌や病巣を直接叩く
ことの方が早いのと同じと私は考えます。