隣席の変な年配客に遭遇

電力会社にはまともな人材がいないのでしょうか。やらせメールに対する経産省への最終報告で、古川康佐賀県知事の関与を否定していた九州電力ですが、枝野経産相の批判でようやく

古川康知事の発言が「発端」と明記する方針

に転向したようです。?

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111019-OYT1T01227.htm

大の大人が、誰でもわかりわかっていたことを隠していた醜態。何をやっているのでしょうか。単に報告書に盛り込むだけではなく、国民には

なぜ最初に関与を否定したのか

をも明らかにするべきと考えます。

もう1つ、ショックなニュースです。パナソニックがTV事業を大幅に縮小するようです。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111019-OYT1T01293.htm

1番のショックはプラズマパネルを製造していた尼崎工場での生産を今年度で中止という点。
薄型TVはプラズマに限ると考えている友里、今はなきパイオニアのプラズマ技術を継承するパナソニックが国産プラズマを造らなくなったら、次の買い換えの時選ぶ機種がなくなるからです。
最近は改善されていると聞きますが、やはり深みのある色合い、暗い場面でのリアル感などプラズマにかなう液晶はまだないと思います。
円高放置で良いと発言していた友里ですが、個人的にはこのプラズマ縮小は想定外でありました。

さて先日客単価2万円以上の高額和食のカウンターに友里が座っていたと思ってください。
食材に恵まれた秋は和食・洋食を問わず俗に言うグルメには絶好の時期。料理を楽しむ客ばかりと思っていたのですが、隣に座っていた年配男性客2名のおかしな動向に友里は気になって仕方がありませんでした。

話に夢中になっていたようで、出された料理をすぐ食べない。造りを長時間かけて食べるだけでも疑問なのですが、目の前の土瓶蒸しもしばし放置プレイ。せっかくの熱々が台無しになってしまうだけではありませんか。そしてその後、2人は信じられない行動にでたのです。

急に2名とも姿を消したので個室にでも移ったのかと思ったのですが、店の主人は

外へタバコを吸いに行ったようです

予約が結構困難な高額和食に入店しながら、その料理を中断して

喫煙する

行為、私には考えられない行動でありました。せめてすべてを食べ終わるまでタバコを我慢したらどうなのか。主人も

変な人たちですね

と言っておりました。しばらくして席に戻ってきた彼ら、紫煙はないですがタバコの臭いをプンプンさせていまして、隣客としてはエラい迷惑であったのです。
このような喫煙中座はその後もありましたから、彼らは普段から店ではこんな事を繰り返しているのだと思います。
料理人も力が入らないのは当たり前。コースオンリーの店でしたが、1品か2品、出された料理が少なかったように感じたのです。

ここで思い出したのが昔よくアンチから言われた友里批判。悪口(自分では辛口)の評価を連発する友里に対し

批判ありきで入店してマイナスオーラを発するから、店はまともに相手しないんだ

この批判は友里の実態を知らない、店内の友里を見たことがない人の妄想であります。
確かに主人やシェフに反抗的に振る舞ったら、人間ですから対応は否応なしに変わってしまうでしょう。一般客のための評価をモットーとしている友里、店で最高の状態の料理やサービスの提供を目指しておりますので、普段から心がけているのは

最高値のコースオーダーと謙虚な立ち居振る舞い

であります。自分で言うのもなんですが、もともと謙虚な性格なので(笑)腰が低いんですね。昔何回か読者に会ったことがあるのですが、すべての方が

予想と実物がまったく違った

と言われておりました。本当は気が小さい普通の一般ピープル(死語?)なんです。
そしてこの友里の実態を知ったアンチが次に打ってきた攻撃が

文句があるならその場で主人やシェフに言え

でありました。食べたその後で批判するのは

卑怯

だとの理論であります。確かにその場で美味しいと言っておきながら、後で

こりゃダメ

というのは問題であります。しかし友里は、食べてもその場で感想はほとんど言わないんです。美味しいと感じたときは美味しいという場合がありますが、よほどの親しい人への耳打ち以外、美味しくないと感じてもその旨はその場では発言しないのです。

ではなぜその場で文句を言わないのか。簡単なことですが

自称料理評論家

と思っているからです。副業とはいえ評論家として原稿料や印税を貰っている身、その場で改善提案をしていては評論家として成り立ちません。
またその場で店と対立してしまったら、ベストな料理やサービスを受けられなくなり、よって自称でありますが的確な評価が出来なくなってしまいます。
勘違いした客はその場で店と対立したがるようですが、一般客は普通そんなことをしません。

最近は顔バレが進んでいるようですが、あくまで一般客としての評価を目指しているので、マイナスオーラも出さず敵対行動にも出ず、友里征耶は腰低く日夜店で食べているとお考えください。

ミシュランの営業戦略に関して

中国がパンダ強要、もといパンダ外交を仕掛けてきているようです。被災地の勇気づけになると言われていますが本当でしょうか。
個人的には中国の外交切り札の1つであるパンダにまったく興味がないからかもしれませんが、レンタル料に年間1億円近く払ってまで借り入れる必要があるとは思えないのです。
大金払ってその上中国に恩着せられてまで頭を下げることなのか。復興支援はパンダより先に

除染はじめやることが山ほどある

と思うのですがいかがでしょうか。今回は復興支援なのでレンタル料を請求されないかもしれないという報道もありますが、更に中国に借りを作ってよいものなのか。

さて昨日のブログで述べたミシュランガイド関西版の出版発表会、読者の方からその模様を撮った動画のURLを教えていただきました。まずはご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/17951291

そして8分過ぎからが注目です。友里ブログでお馴染みの関谷江里さんが登場しております。相変わらずド派手な赤い服を着ておりまして、彼女のブログで自慢した歯列を全開してコメントしております。
内容はたいしたことがないのですが、私はいつぞやの司会者と同じ印象を持ちました。

関谷さんの後ろ(背景)のガラスが怖い

わかる人にしかわからないシャレであります。

しかし昨日も書きましたが、人はフランス人でも昔の成功体験に引きずられるのでしょうか。
レストランとホテルのガイド本出版が本業のタイヤ拡販に貢献したのは昔のことではないか。ガイド本に興味がある個人を顧客対象に考えているのでしょうが、車の所有期間中にタイヤを交換する人の割合はどのくらいあるのか。

日本は欧米ほどの車社会でないだけに、1台当たりの走行距離数はかなり劣ると思います。つまり個人的にはそんなにタイヤを交換しない。
個人をガイド本で釣ろうとしても、肝心の個人がタイヤを交換する必要がなかったら、その意味はありません。

ガイド本出版で無駄な出費をする前に、まずは車メーカーが最初に装着するタイヤに的を絞るべきではないかと友里は考えるのです。
最初のタイヤがミシュランであったら、数少ないタイヤ交換者もミシュランをリピートする可能性が高いのではないか。
また、ディーラーや巷のタイヤ販売所への営業も大事。色々なメリットを与えることによってミシュランタイヤの拡販は可能であると考えるのです。

ホテルのサービスマン(ミシュラン調査員)を再雇用する前に、まともな営業マンを雇え

ガイドで赤字を出すくらいなら、その労力とキャッシュをディーラーやタイヤ販売会社への交際接待や販売促進費に使え

と私はミシュランにアドヴァイスしたいのです。
ミシュランガイドに興味がある人は、大都市に居住する人が多いはず。彼らはそんなに長距離の運転はしないんですね。もしかしたら車を必要と思っていないかもしれない。よってタイヤの消耗は少ないのです。
ミシュランガイドを出したにも関わらず、ミシュランタイヤの生産は日本から撤退したとも聞きました。少なくとも日本ではガイドによるタイヤ販促の成功体験は通用していないようです。

グルメの真実(宝島社新書)、おかげさまでまだ予約受付だけですが、アマゾンでは宝島新書のランキング1位になっております。総合ランキングも200位から500位くらいをうろついております。
22日以降は書店にも並ぶと思いますので、ぜひ手にとってご確認ください。

【埋没】ミシュラン関西版の出版発表会【撤退?】

九電社長だけではなく、佐賀県知事も「やらせメール問題」で窮地に陥ってしまったようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111018-OYT1T00005.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111018-OYT1T00053.htm

そもそも原発旗振り役だった佐賀県知事の発言が発端であったという郷原信郎弁護士率いる第三者委員会。外部調査と言っても「なあなあ判定」が多い中、この委員会の切れ味は鋭く、友里は感心しておりました。

問題の先送り、傷の舐め合い、責任不問

は日本人のお家芸。政治だけではなく、大企業含めた実業界のトップ連中もこの日本固有のDNAで生き延びてきただけに、郷原氏の行動はある意味異端に見えるのかもしれません。
こんな、なあなあのDNAが受け継がれていたから、日本は革命がなかっただけではなく、真の意味での

政権交代もない

日々が続いているのです。現状は破壊することによってのみ変わるしかないかもしれません。今後は第二、第三の郷原が出現することを期待しております。

さてもう破壊するにも及ばない埋没一途のミシュランガイド。読者から本日18日に

京都・大阪・神戸・奈良版の出版発表

があるとのメールをいただきました。

http://news.walkerplus.com/2011/1014/20/

弊誌(関西ウオーカー?)の玉置編集長を司会に、グルメ通のゲストを呼び、掲載レストランのシェフが招かれる出版記念パーティーの模様もお届けするぞ。

とありますが、グルメ通を自称している友里征耶には招待状が送られてこなかった。どんなグルメ通が招待されているのでしょうか。

埋没して今はまったく注目度が壊滅しておりますが、日本上陸当時のミシュラン東京版は凄まじいものがありました。
たとえば出版当日のカウントダウンパーティ。深夜の六本木ヒルズに集まって興奮した方、今は

恥ずかしくて思い出したくもない

のではないでしょうか。
かくいうこの友里征耶も、TV出演だけではなく、週刊誌にも引っ張りだこ、そして文藝春秋にまでミシュラン批判の拙文が掲載されるまでブレイクしてしまったのは懐かしい思い出であります。
知り合いによく冗談で、

床屋談義の政治ネタだけではなく原発問題やTPPも語ることができる唯一のグルメライターだ

と自慢することがあるのですが、

文藝春秋に投稿できた唯一のグルメライター

でもあると今思い出したのであります。まさにミシュラン様々であります。
日本だけではなく、本国や欧州でも売れ行きが芳しくないと聞いていますミシュランガイド。
ミシュランに足を向けて寝られないと言ったことがあるのですが、なかなか埋没ミシュランに貢献出来ることがありません。

先日拙車のタイヤ交換をした時のことです。ディーラーから提示された見積書にはP社とB社のものがあり、その中からS001を選んだのですが、ミシュランの選択肢はありませんでした。ミシュランはまともな営業をしているのでしょうか。

こんな直接的には利益をもたらさないガイド本に入れ込むより、日本のディーラーなど客筋に営業をかけるのが本来のタイヤメーカーの取るべき姿ではないでしょうか。

副業(ミシュランガイド)ではなく本業(タイヤ販売)に力を入れろ

と私はミシュラントップに助言したい。
副業にうつつを抜かして本業が疎かになってしまうのは、飲食店だけではなくどんな企業も同じ。
地道な顧客開拓(ディーラーなど販社への営業)をし、タイヤ自体の性能や特徴を宣伝することが、日本でのタイヤ販売数を伸ばす一番の早道であると私は考えます。

ミシュランガイド発売によって一時的にはその国でのタイヤ販売のシェアが増えるそうですが、そんな奇策は

料理人のマスコミ露出

と同じ。飽きられ露出が減ると客足は元に戻ってしまうというか、より激減するはずです。

飲食店もミシュランも地道な営業努力と品質&性能向上

が大事であると友里は考えます。

邪道なガイド本発売での販売拡大を狙う過去の成功体験に引きずられていては、ミシュランタイヤはそのガイド本と同じく埋没の一途になるのではないかと、お世話になったミシュランを心配する友里征耶であります。