最近訪問した店 実名短評編 2012-4

昨朝のTV(読売系)で、国会議員と橋下大阪市長が議論をしておりました。なんだかんだ批判も多い橋下さんでありますが

国会議員は次の選挙のこと(再選して生計を立てていきたい)を一番に考えるから何も出来ない

という指摘に、他の国会議員は何も答えることは出来ませんでした。TPPや資産税などへの考えには疑問でありますが、この発言は昔から友里が主張してきたものとまったく同じ。既得権益者の票を期待するからすべて

現状維持で改革なし

になってしまうわけでして、4年とか任期を限定する、もしくは3選以上は禁止するなどの処置をとらなければ、国会議員は

大企業の雇われ役員や雇われ社長

と同じではないか。ヒラメのように、上(票の圧力団体)ばかり見て行動するだけ。国や都道府県の行政や立法に携わる政治家は、ボランティア活動と同じ。滅私奉公は当たり前で

手弁当で任期を限定

するのが当然だと考えます。
私は住んでいる自称マンションの理事を長年やっておりますが(理事長もやりました)、当たり前ながら手弁当で何の役得はありません。(フロントなどスタッフは多少気を遣ってくれているかもしれませんけど)
理事会や部会、総会に時間をとられ、業者の見積もりを査定してネゴをするなど嫌な仕事ばかり。
本来公の仕事(政治屋)もスケールはまったく違いますが、同じように利益誘導を考えず建設会社や業者(役人や既得権益団体)から忌み嫌われるイヤな仕事のはずであります。何の見返りもなかったら、こんなことを

一生やっていきたいと思うはずがない

のでありますが、それを一生、いや孫子の代まで継がせたいと思う政治屋が多いのが現実。
どこの国でも同じなのですが、この手の仕事(政治屋)でずっと生活をしていきたい、贅沢したい、権力を維持したい、と考える人が多いから政治が堕落してしまうのです。その典型例は、政治屋の専門学校と揶揄される

松下政経塾

でありましょう。若くして政治で飯食っていこうと考える人を募集し変な教育をしているのですから話になりません。

さて本日の短評編は大阪のカレー店であります。出張で大阪に滞在していたのですが、昼時に時間が空きまして、食べ仲間に「どこか面白いところはないか」と尋ねたところ

最近ブレイクした行列の出来るカレー屋はどうか

との提案。ホテルから徒歩圏内とのことでしたので即決したのであります。本町通りを15分は歩いたでしょうか、ホシザキ電機ビル近く内本町のビル2階の行列カレー店

宝石

へたどり着いたのは12時5分前でした。階段を上がるとスナックみたいな変な店看板が目に飛び込んできました。

 

宝石 看板

 

さて行列はどのくらいかと暗いビル内廊下を見たら、10人以上も並んでいるではないですか。正確には13人が暗い中、皆押し黙って並んでいたのです。
人のこと言えませんが、

平日の昼でっせ!

なんと暇な人が多いのか。中にはスーツケースを持った女性もいましたから、友里と同じ旅行者なのか(私はホテルに荷物を置いてきました)。並んでいる客の特徴は

一人客多し(2名客はわずか2組)
男女比率は同じくらい
一人客は皆オタク風

いや友里はオタクに見えませんから唯一例外であります。店の入口はこんな感じです。

 

宝石 入口

 

 店は小さいと聞いておりましたから14番目では2回転目に回されてしまうのではないかと諦めたところ、12時を数分過ぎて行列客が入店を始めたのであります。
もう打ち止めかと冷や冷やしながら進んでいったら、何とあっさり入店出来たではありませんか。店内を見渡したらカウンター4名、4人掛けテーブル2卓に、3人掛けテーブルが1卓と定員は15名であったのです。

驚いたのはオーダーの取り方です。痩せてはいないマダム(彼女しかいない)が並んだ順番に、客一人一人(みなバラバラに座っている)に聞いてまわるのです。客も客で、並んだ順を覚えているんですね。
なぜこんな面倒なことをするのか。その理由はマダムが調理にはいってすぐわかりました。

カレーは3人前しか一度につくらない

からであります。寸胴から小鍋にカレーベースを移して加熱しスパイスなどを添加するのですが、これが3人前だけなんですね。
かくして第一陣(最初の3人)がカレーにありつけたのは12:15過ぎとなっておりました。14番目の友里は第5陣。目の前にカレーが来たのは入店してから50分、並んでから1時間経った11:55近くになったのです。

何十分も待つ間に私は不安になりました。食べログのレビューには「スパイス系カレー」とあったのですが

スパイスの香りが乏しい

のであります。他の客に出されたカレーの色を見ても、家庭カレーに似たような茶色系。

おいおい、これが大阪のスパイスカレーなのか

と期待はしぼんでいったのです。

宝石 ポークカレー

 

 食べてみたら、やや辛ではありますがスパイスを特別感じるものではない。敢えて感じるとしたら

塩味

でありました。テーブルに置いてあった注釈には

砂糖、蜂蜜、小麦粉、果物、旨み調味料などは入れていません。大量の材料からとったラーメンのような濃厚な出汁で、味付けは塩だけ。(要約)

とありました。私にはラーメン並の濃厚な出汁の味を感じることは出来ない

ただのポーションがある家庭料理の延長線上のカレー

であると判断したのです。カレーは日替わりで1種のみ。この日はポークカレー(850円)でしたが、他にはチキン(850円)、ラムキーマ(900円)があるようです。
ご飯を小盛りにしてもらいましたがそれでも東京の大盛りくらいか。(上の写真参照)間違っても大盛り(150円増し)は頼まない方が無難であると考えます。

レトルトもの含めカレーにはうるさい友里(カレーの本場がどこだか知りませんが本場へは行ったことがありません)、ポークカレーしか食べておりませんが完全な

過大評価カレー店

であると判断しました。大阪にはこの店より評価が高いと聞く

カシミール

という店があるとか。「宝石」を食して推して知るべしとも思うのですが、機会があったら試してみたいと思います。

 

 

店評価ブログを更新しております

先日京都へ行く用事がありまして、食べ仲間と夜にある寿司屋へ行ってきました。期待を裏切るかもしれませんが、その店は祇園で評判の「しみづ」の弟子の店「まつもと」ではありません。
度量の小さい(体はデカイですが)親分の店で出入り禁止の身の友里、弟子筋の店もどうせ入店を拒否(予約を取っていても友里だけ拒否)する度量だろうとのヨミで訪問をとうに諦めているのです。

今回連れて行ってもらった寿司屋は東京の江戸前とはまったく異なる形態でありました。青空や大河原のように東京でもツマミが充実している店はありますが

割烹料理が次から次へと出てくる寿司屋

は東京にないのではないか。少なくとも都心の有名鮨屋では見たことがありません。

ノレソレ、フグぶつ切り、からすみ大根&煮タコ、蟹(ミソ付き)、穴子の白焼き、子持ちモロコ、フグ白子焼き、白魚天麩羅、トリガイ炙り、鴨ロースなど種類は多くしかも一皿の量も多い。
これだけで和食屋のコース分あるのではないでしょうか。肝心の握りは6ヶ+追加。

ただし、アテ(東京で言う「ツマミ」)の割に印象的な握りがなかったのは仕方がないことか。
イメージ的には先週ブログで取り上げた名古屋の「龍文」と同じく、記憶に残るものがない、良くいえば可もなく不可もなし、はっきり言えば

江戸前握りとは別物

でありました。しかしこのような業態(握りのレベル)でも良いのではないか。逆に関西にあるのに、江戸で修業もせず「なんちゃって江戸前」に拘りすぎる

自称江戸前鮨屋が増えてきている

のが不自然ではないかと考えるのです。

さて店評価ブログに、オークラの中で何故か盛況である中国料理店「桃花林」と、帝国の人気ビュッフェ「サール」をアップしております。
お立ち寄りください。

 

 

 

本物の「イカ焼き」を食べたぜ!

先日の大阪出張の時、昼に時間がとれたのでブログネタになりそうなお店を訪問しようと食べ仲間に聞いたところ

行列が出来るカレー屋はどうだ

との返事がありました。根っからのカレー好きの友里、この提案にすぐさま飛びついたのは言うまでもありません。
果たして平日の昼間に行列が出ていたのか、肝心のカレーはどんな味だったのか、女性店主の対応はどうだったのか、詳細は日曜(3/4)の

最近訪問した店 実名短評編

で述べることにします。
そして本日のブログは、その直後に更にネタを求めてとった行動であります。

以前のブログにも書きましたが、伊丹空港で「偽のイカ焼き」を食べてしまった友里。そのカレーが超ボリューミーだったこともありホテルから大阪駅まで腹ごなしのため歩くことを決意したのですが、別の食べ仲間から

本物のイカ焼きを食べてみたらどうか

と言われまして素直に訪問したのが

阪神百貨店地下

でありました。1階と違って結構賑わっているB1階。やっと探し当てた「イカ焼き屋」の前には期待通り行列が出来ていたのです。
しかし次から次へとイカ焼きがつくられるからでしょうか、10人くらい並んでいたのですが、ものの数分で順番がまわってきてしまったのです。
デラックスも含めて3種のイカ焼きがありましたが、はじめての体験だけにここは

シンプルに147円のスタンダード

を注文。1つは持ち帰り、1つはその場で食べるとこにしたのです。
まずはその場で立ち食いしたイカ焼きの写真をご覧ください。

 

イカ焼き その場

 

伊丹空港の偽物と違ってかなり薄くて小さいもの。カレーでお腹一杯でしたがなんとか簡単に食べることが出来ました。いや正確に表現しますと

美味しくなくて食べるのに一苦労

したのであります。中に塗られているソースもイマイチ、そして肝心のイカがほとんど入っていないのではないか。烏賊の味をほとんど感じませんでした。
次の宿泊先に着いてから、その疑問を晴らすためにテイクアウトしたイカ焼きの中をチェックしたのであります。

 

イカ焼き 中を開いたところ

カメラを忘れ携帯で撮ったので写りが良くありませんが、なんと肝心の烏賊は小片が数個散らばっているだけなんです。これではイカ焼きと言うより

烏賊片入りの単なるクレープみたいなもの

ではありませんか。これが大阪の本物の「イカ焼き」だと言われれば返す言葉もありませんが、烏賊がほとんど入っていないイカ焼き、完全に

ネーミング負け

しているではありませんか。おそらく

最初で最後のイカ焼き食経験

となる阪神百貨店訪問でありました。