昨日のブログで取り上げた京都吉兆代表者・徳岡邦夫氏個人がプロデュースしたシンガポール和食店「kunio tokuoka」。現地の飲食店関係者からメールをいただきまして、業界内では
完全に閉店しているはず
と言われているそうです。場所がユニバーサルスタジオ隣接のリゾート内ということでファミリー主体の客層。値付けも高かったようで
そんなお金を払うくらいでしたら、日本に行って食べたほうがいいとシンガポーリアンの金持ち常連客が言っていた
と聞きましたから、経済順調なシンガポールといえどもマーケティングを誤ったのかもしれません。
シンガポールは景気がいいので、簡単に日本から進出してくる企業(飲食関係)も多いのですが、大抵は調査不足で消えてしまうのがほとんどです
とのこと。料理の味付けと違って安直な計画で成功するほどシンガポールは甘くはないということでしょうか。
同地域にあるロブション2店(ラトリエとジョエル)も厳しいのではないかとのこと。今回話のタネに飛び込もうと思ったのですが、夜営業(18時より)しかしていないんですね。リゾート地(カジノ併設のホテルはありますが)で夜営業(しかも有料の橋わたっていくセントーサ島)だけで大丈夫なのでしょうか。スタッフが足りず昼営業をしていないという噂もあるようです。
さて今回高額店は2店(waku ghinとシンジ・カネサカ)に行ってきました。詳しくは日刊ゲンダイや店評価ブログで書く予定ですが、さすが世界に冠たる日本の寿司、値付けは高いですが昼でもカウンターは満席でありました。
反してオーストラリアで一番有名な日本人といわれているテツヤ氏の支店「waku ghin」。過熱感はありませんでした。
シンガポールのキアスという気質(調子よく良いところだけを楽をして取ろうとするところ)を考えると、高額店は寿司以外には難しいのではないかと思います。
そのシンガポールの寿司業界、かなり儲かっていると感じたのがMBS(マリーナ ベイ サンズ)のカジノでのこと。
あのカジノ王のマネではないですが、わずかなシンガポールドルを握りしめてwaku ghinの帰りに隣接するカジノに友里は足を踏み入れたと思ってください。
このカジノ、最低ベットが高いのです。ブラックジャックに挑戦したのですが(ベガスで結構長時間粘れた経験から)、最低チップが50ドル(3500円ほど)でありまして、あっという間に手持ち金がなくなったのです。
仕方なくルーレット場を見学していたら、中国人かなと思えた人がなんと
大人賭け
しているのです。チップを最低でも5枚以上、数字単独に一度に10ヶ所以上賭けまくっているのです。
多くの確率で当たるのですが、賭けるチップが多いので出入金に大差がない感じ。周りの外人(白人)も彼につられたのかチップを大量にかけまくっていて、そのテーブルは極端な話
ルーレットシートがすべて複数枚のチップで埋まっている
状態になっておりました。
当然誰かが当たりまして、大量のチップが払い戻されるという、見ていても楽しいシーン。見とれていた友里にその中国人と思っていた人がタバコを吸いながら話しかけてきたのです。
ルーレットは確率のゲームだよ(要約)
なんと日本人だったんですね。同伴した現地の飲食関係者の話では
シンガポールで超有名な寿司屋の主人(敢えて店名は明かしません)
だとのことでしたから、更に驚いたのであります。
寿司屋のカジノ資金力、恐るべし
であります。先週のブログではないですが、今後も
寿司屋の一人勝ち状態
が世界中で続くのではないかと考えます。