最近訪問した店 実名短評編 2012-13

北海道電力の泊原発がついに停止しました。これで日本の原発はすべて止まってしまったのですが、読売新聞はすかさず「再稼働キャンペーン」を打ってきたのであります。今日の朝刊では「節電の夏 綱渡り」と大きくうち

対策費「数億円」の企業も

とのキャッチまで出しております。JR四国を取材して数億円の負担増を確認したようですが、友里に言わせると

その数億円は役員報酬から負担すれば企業としては問題ない

ブランドが失墜したソニーでも前CEOは8億円の報酬があったとか。新聞が取り上げる大企業では、シャチョウー1人の報酬だけでも億前後の企業が多いのではないか。役員全員を合わせたら

数億円の負担なんて簡単に解消

するのであります。銀行などに個人保証している中小企業&零細企業のシャチョーを見てみて下さい。(大企業の雇われシャチョーたちは個人保証をしておりません)会社の業績が悪くなってきたら、まず

自分の役員報酬を下げる

のが常識であります。その後社員給料はじめ経費の削減をするのです。
大企業の「雇われ役員」たちは、企業業績がよくなると

真っ先に役員報酬を上げる

くせに、企業がピンチになっても

なかなか役員報酬を下げない

のであります。この自分勝手な発想はどこからくるのか。それは極端に説明すれば、「どうせオレの会社ではない(株はわずかしか持っていない)から取れる時に取れるだけ取っておこう」、「10年先、20年先なんて生きていないし、息子に継がすわけでもないからどうなってもかまわない」という

雇われ根性

があるからであります。
特に外資系では当たり前ですが「渡りシャチョー」(余所からやってくる)によく見られる傾向であります。その会社に対する愛着なんてないんですね。
ソニーの凋落も、会社ではなく自分を引っ張ってくれたシャチョー(出井氏やストリンガー)に忠誠を尽くす幹部が多かったのも原因の1つだったと漏れ聞いたことがあります。
数億円の経費削減のため研究所を閉鎖したソニーのストリンガー。そのため多くの技術者が社外へ流出して技術競争力が激減したといわれておりますが、

自分の報酬を減らせば(それでも数億円ある)研究所を閉鎖しなくても良かった

のであります。大会社の雇われシャチョーの矜持なんて、こんな低レベルなのであります。

再稼働を進めないと日本経済は崩壊する

とほざく経団連の米倉弘昌会長も、所詮大企業の雇われ役員。TPP問題もそうですが、彼の発言をすべて信じては日本の将来を危うくすることでありましょう。

さて本日の実名短評編はGW中に行った2軒であります。

やさい村大地 赤坂田町通り店
野菜(包菜)が食べ放題のサムギョップルの店。5つの中からご飯ものが選べる「サンパセット」をほとんどの客が頼んでおりました。
我々も勿論このサンパセットを選択。ぐるなびのクーポンでこのセットが

3500円→2900円

と超お買い得にみえたので、勿論利用させていただきました。
バラ肉や肩ロース(勿論豚肉です)を目の前(一応炭火)で焼いて小さく切って色々な包菜で食べるのですが、野菜好きの友里でも満足するほど野菜を摂取することができました。
ただし価格が価格ですから、肉自体はかなりの脂ものでして、カリカリに焼き上げてもかなりくどく感じました。私を含め、身内は全員その後お腹の調子が悪くなったのは、この肉と野菜の食べ過ぎが原因だったかもしれません。
食べ放題とはいえ、食べ過ぎには注意であります。

鳥よし
夜の食事を取り損なりそうになったので一人で訪問。GW真っ最中の休日でしたが盛況でありました。
裏ネタ(希少部位)を含めたお任せにしたのですが、結構好きでない部位(軟骨とか砂肝)も出てきましたので、「お好み」にすれば良かったと後悔。
昔は店で鳥1匹を丸ごと処理していたと業界の人から聞いたことがあるのですが、最近は違うのではないか。朝の10時過ぎに、処理した部位が詰まった大きなビニール袋を店へ持ち込む状況を何回も目撃したからですが、これも人気が出すぎた(系列店が多くなった)というデメリットでしょうか。
この日も「持ってる友里」は健在。詳しく語ることは出きませんが、最近会っていなかった方と再会できまして、年々食後感が落ちてきた焼き鳥でしたが食べにいった甲斐があったと思った次第であります。

 

 

TV局が原発推進へ再度舵を切るかもしれない!

今週はGWのため日刊ゲンダイが特集版となったため、コラム「行っていい店、わるい店」がお休みでした。よってそれと連動している「店評価ブログ」の更新もお休みであります。
つきましては、原発問題に関して語ることが出来る日本唯一のグルメライターとして、久々に原発問題(関連)を取り上げます。

その前に日サロ(日焼けサロン)についてちょっと。昨日から、アメリカで幼い娘を日焼けマシーンに入れたとして母親が逮捕された報道が流れておりました。これを聞いて友里、

アメリカでも未だ日サロは存続しているのか

と驚いたのであります。
若い頃は夏のシーズン前(ハワイへ行く前なども)に日サロで下地をつくっていた友里ですが、日焼けがトレンドでなくなったこの20年、すっかりご無沙汰しております。というか日焼けはしないようにしております。日サロなんて壊滅状態ではなかったのか。

最近は日焼けを避けている友里、プールサイドではカバナ内で寝そべり、水に浸かるときは更に上半身にスイムTシャツを着て日焼けから完全防備しているのです。
でもこんなことを書くと怒られるかもしれませんが、いい歳こいたオッサンの中には女性にモテると勘違いしているのか、未だに

日焼け神話

を信じている人がいるんですね。
スポーツジムの浴室でよく見かけるのですが、顔や腕、胴体、足だけではなく、臀部など全身を日焼けしているオッサンがいます。ヌードビーチでない限り、下腹部や臀部を太陽に晒すことは出来ませんから、彼らは素っ裸で日サロマシーンに入っていることが推測できるわけです。
この21世紀を10年以上過ぎても、ご丁寧に日サロに通ういい歳こいたオッサンたち。私は声を大にして彼らにいいたい。

プロだろうが素人だろうが、今やそんな時代遅れに魅力を感じる女性は皆無

皮膚ガンになる確率が高まるといわれているだけではなく、例のアメリカのママさんを見れば「お肌」に良くないのも一目瞭然の日サロ。
女性にモテたいが為に日サロに通っているとバカにされるのがオチなだけに、いい歳こいたオッサンの日サロ通いはみっともないと友里は忠告させていただきます。

さて本題です。本日で北海道電力の泊原発が定検によって停止します。これにより日本で稼働する原発はゼロになるわけですが、果たして魂売って変心した左巻き政権は大飯原発はじめ止まっている原発を次々再稼働できるのか。
私はある有料メルマガ(勝谷誠彦)の内容を教えられて、

再稼働の嵐は時間の問題

ではないかと感じたのであります。
原発で儲ける財界の走狗である大新聞が原発再稼働に前向きなのは仕方ないですが、週刊誌だけではなく最近のTV局は原発再稼働にどちらかというと否定的でありました。
特にTV朝日系列(友里はなぜかこれを見る機会が多い)は玉川徹さん(官僚天国を問題視するコメンテーター)や元経産省の古賀茂明さんを前面に出して

原発がなくても電力はまかなえる可能性大

と訴えております。でも5月以降はこの「反原発」姿勢が「親原発」に変わるのではないかという情報であります。
東電はじめ各電力会社はあの事故以来TVなどのコマーシャルを控えていたようですが、その有料メルマガによりますと

 関西電力は関西民放に5月下旬からの広告再開を打診している

というのであります。ジャーナリズムを放棄しているTV局なだけに、そのスタンスは良くいえば

変幻自在

はっきり言って

拝金主義

自分の都合のよい方へ節操なく変わるのが持ち味であるだけに、広告料金を目の前にぶら下げられたら

原発再稼働に転ぶ

のは想像するに難くない。かくして6月からはTV局のトーンが変わり、夏の需要期も迫ることから

一気に原発再開キャンペーン

の番組づくりになるのではないでしょうか。原発で儲けている財界(産業界)からの広告料金も半端でないでしょう。まずは紙面で原発再開を大きく訴えている

読売系列のTV局

が原発再稼働の突破口を開くのではないかと友里は予想します。

しかし夏の電力ピークは午後の数時間。夜の余剰電力で水をくみ上げて発電準備し、ピーク時の数時間だけ発電する揚水発電をカウントしていないと現在のTV局は盛んに放送していますが、電力会社だけではなく政府が正面からこれに回答しない不思議。
政官財のトライアングル、与野党含めてその浸食は根が深すぎると考えます。

 

暇すぎるGWは映画三昧

身辺整理といいますか、自宅で連日片付けに没頭してこの暇なGWを潰しております。
雑誌や単行本、カメラに続いて手をつけたのがBD&DVD。
プリズン・ブレイク(シーズン4まで)、ターミネーター(女性版2シリーズ)、ダメージなどの海外版から医龍、チーム・バチスタなど国産のシリーズものが出てきましたが、ほとんど未鑑賞のまま封を開けていなかった。

その他もよくまあこんなに見ないBDを買い集めたかと感心するほど映画ものがでてきました。
見逃したものや話題になった映画をアマゾンでコツコツと購入していたのですが、この数年家では原稿に追われるだけで見る余裕がなかったんですね。
昨日ある週刊誌から久々にオファーが来たのですが最近埋没気味であるだけに、6月から日刊ゲンダイの連載が休載となる3ヶ月でこの未鑑賞のBDたちを制覇したいと思っております。

さて昨日までのGW前半6日間。バトルシップの他にも5本の映画(WOWOW含む)を見ましたので、ネタ稼ぎとして簡単な感想を書くことにします。

捜査官X
日刊ゲンダイがオススメしていた中国映画。100年ほどまえの中国の地方村で、強盗を正当防衛で殺したかにみえた武道の達人の主人公に疑問を持った捜査官が、執拗に彼の過去を暴いていくという物語であります。
カンフーなんでしょうか、武闘シーンは迫力があるのですが、画面も展開も暗くてなんとも切ない。しかも耳や腕が切り取られるなど描写もグロ。
銀座の映画館には結構客が入っておりましたが、観後感はあまり良いものではありませんでした。
この映画も観てしまうと、中国の裏というか奥が深いダークな面が気になります。かの国とまともに付き合うのはやはり無理だと思った次第であります。

プリンセス・トヨトミ(WOWOW)
ストーリーの展開に無理があるというか、内容がなくまったく面白くなかった映画。会計検査院が「大阪国」の存在を見つけるという発想だけで、あとはまったく筋になっていない。時間の無駄でありました。

ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル(BD)
このシリーズを見る度に、子供の頃観ていた同名のTVドラマの偉大さに感心してしまいます。映画になってからは、現在の科学ではあり得ない秘密兵器のオンパレードで、主人公も超人的身体能力の持ち主。
でも昔のTVドラマは、綿密に計算された戦略(欺し)とチームプレーでミッションを完遂しておりました。子供だったこともありますが、毎回その戦略に感心したものです。
今回のBD、それなりに面白かったのですが再度観たいとは思えず、1800円ならなんですがBDとして購入するのはもったいない気もしました。

レッド(WOWOW)
いやー暇ですね。といいますか毎月払っているWOWOW代金、はじめて元とった気がします。
元CIA調査員のブルース・ウィリスの命を狙う組織(CIA)と彼ら仲間との戦いのドラマ。この手(諜報機関)の話のお約束は政府高官の自己保身。
今回は副大統領が過去の暴挙(無差別殺人)を隠蔽するため、CIAを動かしたという設定であります。
現役大統領の暗殺までやってしまう「何でもあり」のアメリカですが、こんなことが平気で映画の題材になることが不思議。表現の自由といってしまえばそれまでですが、この手の映画制作に抵抗感がないということは、もしかして本当にこんなことが日常茶飯事に行われているのではないか。
中国と同じく、この国も信用できないとあらためて思った次第であります。

テルマエ・ロマエ
かなり面白いと聞いていたのですが、ホント前半は大声出して笑い続けてしまいました。
紀元前ローマの浴場設計士(こんな職業があったとは知らなかった)が現代の日本へなぜかやってきて、その浴場コンセプトを参考にローマに斬新なテルマエ(公衆浴場)をつくるというストーリーであります。

時空を超えた入浴スペクタル

というキャッチ。ちょっと過大な感もありますが、おそらくTOTOの全面協力があったのでしょう、荒唐無稽でありますがそれなりに楽しめました。主人公の阿部寛はじめ日本人の主な出演者である市村正親、北村一輝など

濃い顔の持ち主をよくまあ集めた

と感心してしまいました。この映画は阿部寛なくては成り立たなかったことでありましょう。イタリア人も自分たちより「古代ローマ人にそっくり」と思ったのではないでしょうか。
後半は皇帝やローマ国に対する阿部寛演じるテルマエ設計士の忠誠心が表立ち、笑いが激減してしまったのが残念か。
しかし同じ奇想天外なストーリーでも、プリンセス・トヨトミよりはるかに面白かったのは原作(コミック)の違いか、脚本家の能力に差があったからなのか。
時間があればぜひご覧ください。映画代の元は取れると考えます。