昨日のブログの続きになりますが、ディープな大阪を探索した出張ついで京都に立ち寄って久々の和食を食べてきました。この時期なのでやはり食材は
鱧と鮎
が主体。鱧は「落とし」と「焼き霜」の両方をいただきました。
今シーズンの京都での鱧は初めて。最近は東京の和食店でも鱧は珍しくないので既に食べておりましたが、大阪の店で食べた鱧も含めて
今年一番の鱧(お椀のタネは別にして)
であったと感じたのであります。産地は淡路とのことでして、主人曰く
一時は韓国産も流行ったけど、今では若い料理人(京都)くらいしか使っていないのではないか
韓国の鱧は「養殖の魚」に共通するものがあってダメだ
とのこと。
東京でも淡路や天草(九州圏)の産の鱧を扱っている店がありますが、友里もこの意見にほぼ賛同したのであります。
さて本日の実名訪問店はオープンして半年、立ち飲み(正確には「立ち食い」のはず)でCPよい割烹だと人気の
銀座しまだ
であります。あの麻布十番の3つ星和食「幸村」出身の料理人の店というのがウリでもあります。
カウンター10席ほどの立ち食い主体ですべてアラカルト対応(いわゆる割烹)。
しかも値段の割にしっかりした調理ということで、瞬く間に行列店(カウンターは予約不可)になってしまった人気店であります。知人の誘いでこの店の存在を知り、早速行って参りました。
まずはその行列をご覧ください。とはいっても、オープン20分前に到着したので、並んでいる人はこのオバサン2名だけでありましたが、オープン時には10名近くになってしまっておりました。
料理は予想以上に豊富、何回も行かなければ制覇できない種類であります。黒板メニューの写真をご覧ください。
さて肝心の料理ですが、ほとんどが単品1000円前後。中には6000円と破格の料理(ばちこそば)もありましたが、その価格を考えると充分満足する質と調理であったのです。味も「からすみそば」などを除けばそんなに濃くもありません。その中で面白かったのは
トリュフと蟹のコロッケ(2ヶで2000円)
1ヶ1000円は高いと思いましたが、トリュフ(勿論オイルです)と蟹の風味が結構マッチしておりまして、お酒(ビールや焼酎)がすすみました。
かなりの料理を次から次へと頼んで、最後の〆は
ウニが沢山振りかかっていると思っていたのですが、エマルジョンと言いますかスープ仕立てでありました。
結構飲んで高い料理も頼んだからか一人当たり1諭吉に近い数字になりましたのは予想外でしたが、また再訪したいと思って店を後にしたのであります。