身近に「母さん助けて詐欺」の被害者がいた!

ここ数日のTV報道、安愚楽牧場の問題が取り上げられております。
高利回り、元本保証などちょっと考えれば胡散臭いと、賢明な人なら近づかない怪しい金集め商売であります。
でも人の金銭欲は灰になるまで存在するようでして、昔からこの手の詐欺的な商法がなくなることはありません。
投資マンションへの勧誘と同じく、

そんなに儲かるなら、人に教えず自分で借金して投資しろ

世で本当に美味しい儲け話があったとして、それを他人にわざわざ教えるでしょうか。普通自分で独占したいと思うのが人の欲であります。
欲が深すぎて株売買でいつも儲け損なう(正確には小さく儲けて大きく損する)この友里でも、この手のインチキ商売に引っかからないtと思うのですがいかがでしょうか。

いや、今思い出しました。友里、昔

オメデタ詐欺に立派に引っかかった実績

がありました。以下をご覧ください。

http://tomosato.net/weblog/2009/08/14/

この場合は、友里の金銭欲というより世界最高峰の人格者としてあふれ出ていた人情&人の良さを利用されたということでしょうか。思い出して赤面してしまったのであります。

さて詐欺としては立派なビジネスモデルを構築してしまった「母さん助けて詐欺」。
こんな詐欺はTVやネットだけの話だと思っていたのですが、会社関係者の親戚がつい最近引っかかってしまったとのこと。
本日はそんな最新の生々しい詐欺内容を紹介させていただきます。

この手の詐欺、今までは事故を起こした、預かったものをなくした、などと語る息子からのSOSで始まるのがお決まりだと思っていたのですが、最新の詐欺は

牛丼屋で紙袋を忘れた

というもの。
その忘れた紙袋には、上司が間違って入れてしまった(取引先へ渡す)小切手が入っていたという設定であります。
ここで注目する点は

紙袋を忘れた自称息子には、その小切手に対する返済義務がない

ということ。何しろ上司が無断で勝手に小切手を入れていたからであります。この紙袋を忘れようが、捨てようが、その小切手の存在を知らなければ自称息子に賠償義務は発生しない。

詐欺グループはそれを敢えて全面に出して、自称息子に

自分に責任はないけど、上司が必死で金策に奔っているのを見ると看過できない。いくらかでも用立てて(貸し付けて)あげたい

と母親に訴えさせるのであります。
この間に母親と電話で対応するのはこの自称息子のほか

自称上司と自称牛丼屋の店員

の3名であります。

ではお金の受け渡しはどうしたのか。TVなどで言われている銀行振り込みはもう古いようでして、最新の詐欺では

現金の直渡し

でありました。
牛丼屋から荷物があったとの連絡を受けて自称息子は忘れた荷物を取りに行っているという設定。決済時刻が迫っているので、代理人をよこすから近所の公園で現金を渡してくれと母親は懇願されました。
なぜか年配者の家にはかなりの現金があるようで、今回の場合は

150万円を見事に奪われてしまった

のであります。

でも今回の詐欺、慌てずに対応していたら防げたかもしれないんですね。というのは、この詐欺に引っかかった年配女性、実は

息子がいなかった

のであります。
最初息子のフリをして電話をかけてきたそうですが、息子がいないとすぐ察知してこの自称息子、あっという間に

甥に変身

してしまった。(この甥が友里の後輩)
あとは甥になりきって現金奪取に結びつけるのですが、この詐欺の主犯、演技力だけではなく

臨機応変、当意即妙

ではないですか。瞬時に状況を把握して、方向修正をしたんですね。

世にはこんな瞬時の判断はなど必要ない、普通の会社間の交渉もまともに出来ない無能な人も多い。(友里も本業で思い当たる節があります)
そこで友里は詐欺連中に敢えて言いたい。

その才能があるなら、足洗って(罪償って)俺のところで真っ当に働いてくれ!

零細企業だからでしょうか、まともな社員がなかなか集まらない現実。
その演技力、そして臨機応変に振る舞える即断力の持ち主が、人の道はずれたことをしているのは非常にもったいない。
弊社(友里の経営会社)が喉手で欲しい人材であります。

このブログの読者でこの手の詐欺に引っかかる人はいないと思いますが、

牛丼、紙袋、小切手

には十分注意が必要です。

 

56thSt.にはよさげな店があった!

イタリアン業界のプリンチペ・川越達也氏の発言問題がまだくすぶっているようです。
昨夕この友里にもコメント取材がありました。久々の電話取材でして、自己顕示欲強い身としてはっきり言って嬉しかった。
その媒体とは

女性セブン

本日が校了とのことで今週末には発売となると思います。

さて本日はNY編のオマケ(というかネタ不足での窮地の策)。今まであまり歩く機会がなかった56ストリートでの

トモ散歩

であります。

NY滞在の最終日、スパイスが恋しくなりましてミッドタウン西にあるインド料理を予約し、マディソンAveから56Stを8thAveまで歩いて往復しました。
この通りは今まであまり歩いた記憶がなかったのですが、その際結構面白そうなお店が集まっていることに気付きました。本日はその紹介です。

まずはその夜入ったインド料理店。ブロードウエイと8番街の間にあります。残念ながら料理はハズレでありました。

インド料理店

 

この通りはイタリアンが多いようです。イタリアンといってもアメリカ風だと思うのですが・・・

イタリア料理店

これまたイタリア料理店

 

そして見つけたのがこのステーキハウス。ウエイティングで席待ちの客がごった返している盛況店でありました。

盛況なステーキハウス

後でググってみたところ、結構有名な店なんですね。あの「やまけん」さんも徒党を組んで訪問しておりました。

http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2011/06/ny.html

なにやらドライエイジングの視察の中での訪問のようでして、その中で、あのピーター・ルーガーより美味い(やまけんさんのブログより)という店の訪問記もありました。

http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2011/07/nyny.html

ブライアント・クーパー

というステーキハウス。写真を見ると美味しそうですね(アメリカのステーキは余りハズレない)。

イタリアンだけではなく和食系もいくつかありました。

寿司屋というより和食屋

麺屋というより居酒屋?

デンバーで乗ったタクシーの運転手も

(デンバーの)スシは美味しい

と言っていましたから、きょうび「SUSHI」の看板を上げれば客が寄ってくるのかもしれません。

そしてこれはベニハナ。訪問経験はないのですが、一時期一世を風靡したパフォーマンス系鉄板焼きと聞いております。なんとNYにも未だ存在していたんですね。

昔の名前で出ています状態か

 

 

そして最後は有名ブランドのイタリアン。

この店もイタリアンか?

珍しく1階ではないようなのでどんな店かわかりませんでした。

今回の出張でアメリカには6泊しました。イタリアンやメキシコ料理、インド料理なども食べましたが、食べ終わって後悔しなかったのは

ステーキだけ

という結果。
次回のNY訪問は10月頃だと思います。
今回と違って単独出張ではないと思いますので、機会があればピーター・ルーガーではなく前述の2店で、大きなポーションの肉を食べまくりたいと思います。

ANAの方がはるかに乗後感は良かったぞ、JAL

2週間に及ぶ出張でありましたが、昨夕無事帰国しました。
予約したJAL便は18時間以上の遅延でありましたから、この原稿を書いている段階(17日7時頃)ではまだ空中のはず。急遽乗り換えたANAで当初の予定通りの日時の帰国となったのであります。

まだ現状のステイタスに到達していないJALのフライオンポイントなので、JFK→成田の1回分のポイントがパーになるのはチト痛かったのですが、今回のANA搭乗、滅多に乗ることが出来ないだけに良い経験となりました。

読者から、ANAも年々サービスが劣化していると聞いておりましたが、今回の路線を経験しての感想は

Wi-Fiがなかっただけで、後はANAに軍配

でありました。

帰国直後で頭が回っていないので、本日はこのANA体験記(JALとの比較)をお題とさせていただきます。
ただし、今回のANAの搭乗クラスと同じJALのNY便クラス(最新型)は未搭乗のため、JALの座席に関してはHPからの比較(それに加え旧型の座席)とします。

 

1、ビジュアル度、スタイル度はANAの方が上だ!
このクラスの搭乗員、JALしか知らなかったので友里は

ビジュアル無視してベテランばかりを配置している

と思い込んでいたのですが、それはANAには適用外でありました。
こう言っては怒られるかもしれませんが、暑苦しいサービスの責任者を除いて

このCA達なら、携帯番号を裏に書いた名刺を貰いたい(詳しくはコチラ

最近のJALでは名刺を貰いたい衝動にかられるCAにお目にかかったことがないだけに、友里には衝撃であったのです。

2、座席の収納が多い
収納ボックスがいくつもあるんですね。ジャケットも個別シートに着いていますし、メガネ専門のボックスもありました。そしてヘッドフォン用のボックスも。
この座席は既に数年前から採用されていると聞きましたから、遙かにANAの方が進んでいるということでありましょう。

3、装備やアメニティが良い
使わないので興味がなかった化粧バッグでありますが、ANAのバッグは

可愛いRIMOWA製

なんですね。外側だけ使えそうなので貰ってきました。
またヘッドフォン(ソニー製でバッテリー内蔵タイプではない)もANAの方が高級。JALはプアなので友里は毎回マイヘッドフォンを持ち込んでいるのですが、今回はANAのものを使用しました。
また機内用の寝間着?の他に、ANAは最初からカーディガンが置いてあるのです。JALはいちいち言わなければ持ってきませんし、しかも洗濯し過ぎでボロボロの古着が多い。ここでもANAに軍配です。

3、食事が結構イケてたぞ
やれ龍吟だ、チカラだ、シモムラだ、店持ったことない出張女性料理人だと、彼らに支払う無駄なロイヤリティーが足を引っ張っているのかまったく美味しくないJALの名前貸し機内食。
しかしANAの機内食は有名料理人の名がありませんでしたが、JALよりかなりクオリティが高く、(仔牛のサルティンボッカは)結構食べられました。
ワインは、フランスものは同レベルか。他のワインはアメリカものが多かった。シャンパンはクリュッグ1種でありました。
オイル、塩、胡椒、バターも別々の皿に用意されておりました。(小さな瓶の提供ではない)

4、その他サービスについて
昔はJALにもあったウエルカムドリンク。現在は飛び立って安定するまで飲み物が出てきませんが、ANAは搭乗した直後に出してきました。
また飛び立つ前から、機内エンターティメント(TV画面)が使え、着陸まで使用できるのです。これも驚き。
機内Wi-Fiは近く導入されると聞きましたから、機内サービスでJALがANAを上回るものは皆無となるのではないでしょうか。

最後に結論。
ほとんどの項目においてANAの方が上。さすが破綻を経験してない航空会社と感心しました。

うーん、出来ることなら今のステイタス投げ捨ててANAに転向したくなったのですが、一兵卒からのスタートはこの歳では辛い。
来月以降はまた

すべてが劣るJALを愛用

するしかない、中途半端なユーザーの友里であります。