1週間近く頑張った断酒もそろそろ終わりとなるようです。今晩は牛肉主体のコースを出す店なので、さすがに下戸のなりすましは辛い。多分友里は、ビールに赤ワインを飲んでしまうことでありましょう。
せっかくここまで頑張ったのですが
小顔(あくまで以前のものとの相対的な比較)よ、さようなら
であります。
もう1つのイントロは宣伝であります。
3/10発売の「堕落のグルメ」(角川SSC新書)の表紙デザインや帯が最終決定しました。
https://twitter.com/TomosatoYuya/status/438226435069575168
2/28には見本が刷り上がってくる予定です。
自分で言うのもなんですが、かなりの力作と言いますか、読み物としても内容は斬新で面白いと思いますので、ご期待ください。
関西人もよろしくね。
さて本題は、ソチオリンピックの男子スピードスケート1000mでのこと。日本に数多く棲息する
自己保身だけを考えている雇われシャチョーは彼の爪の垢を煎じて飲め
と友里は声を大にして訴えます。
まずはその記事をご覧ください。
簡単に書きますと、カナダのオリンピック選考会で、一番の実力者(デニー・モリソン)がまさかの転倒で代表から漏れて補欠に甘んじてしまった。
彼のかわりに代表に潜り込んだのかわかりませんが、500mで10位とふるわなかったギルモア・ジュニオが
1500mでメダルを取るには自分よりモリソンが出た方が良い
と決断して出場を辞退。補欠だったモリソンがその期待に応えて
カナダに銀メをもたらした
という、友里が嫌いな美談話であります。
自費参加ではなく、国の援助でオリンピックに参加しているのですから
メダルの獲得、せめて最高のパフォーマンスを目指す
ことがオリンピック選手には必須であるはず。
己の才能や体調に不安があるなら、お国のためには自分のかわりを他の人に託すのは当たり前だと友里は考えるのです。しつこいようですが、自費で出場している競技会ではないのですから。
しかしこの当たり前のことが出来ないんですね、人間は。
日本にもいたではないですか。ジャンプ団体で
膝の故障や難病を我慢して(隠して)出場した選手
など。女子モーグルでも無理して出場しようとした選手が棄権しましたよね。
彼らがそれでも補欠より良いパフォーマンスを発揮できると思って隠蔽したとしても(本当はオリンピックからはずれたくなかっただけかも)、まずは隠蔽せず
協会やコーチに判断を委ねるべき、いや協会やコーチは毅然たる判断をするべき
ではなかったか。
自費出場ではないのですから、己の欲を優先するのはおかしい。
結果的には銅メがとれたのでこのことは不問になっておりますが、友里は再度言いたい。
オリンピックは己を売る絶好のチャンスだけど自己都合を優先してはいけない
これは企業の雇われシャチョーにも言えることなんですね。
己より適任の同僚がいる、もしくは優秀な後輩がいたとしても
会社(ステークホルダー全体)のことを思って、最適な人にその地位を譲るシャチョーは皆無
ではないでしょうか。
たとえみなドングリの背比べで誰がやっても大差ないとしても、それなら
若手に譲る
のは企業として当然だと思うのですが、創業系だけではなく単なる雇われもその地位にしがみつき自己保身に奔り、全体のことを考えないのは、無理に出場した(しようとした)選手と同じムジナなのであります。
そういった点を考えますと、裏に何か他の思惑があったとしても
ジュニオ、グッジョブ、もとい、good decision!
だったと、友里は感心したのであります。