虎ノ門ヒルズに入るテナントの顔ぶれを見て

本日のイントロは、またまた日本広しといえどグルメ系ライターでは友里征耶しか出来ない会社ネタになっております。

ミツワ電機、4億円所得隠し 水増し発注繰り返す

https://archive.today/6JK65

上場会社に巣くう雇われシャチョーの問題点を指摘し続ける友里でありますが、創業系が生き残る会社もいい加減なものでありました。
なんとミツワ電機、

経費削減を推し進めながら、仕入額に対してはザル同然

本当に営業の幹部だけの仕業かわかりませんが、経費削減と称して接待交際費などを絞っておきながら、発注額に関してのチェックがないに同然ならまったくのお笑い。
例えはちょっと違うかもしれませんが

頭隠して尻隠さず

会社利益を上げるための支出削減なら、経費だけではなくすべての「お金の支払い」に当てはめなければならないとまともな頭なら思うはずですが、この会社はそうは考えなかったのでしょうか。

接待交際費よりはるかに巨額な仕入れ額が簡単に水増し発注できたのですから、

経営者含め会社幹部の脇は甘すぎる

と友里は驚いたのであります。

創業系が生き残っている会社はお金にシビアだと思っていたのですが、こんなにいい加減なものなのか。本当に営業幹部だけの不祥事なのか、ちょっと疑問に思ってしまったのであります。

 

さて、いよいよ虎ノ門ヒルズが来週グランドオープンするようです。
自転車操業と言っては怒られるかもしれませんが、懲りずに次から次へと増殖を続ける森ビル。
森ビルのレストラン街は閑古鳥の来襲がお約束だと思っているのですが、懲りずにこの虎ノ門にも夢見る店主が誘い出されてきたようです。

http://ameblo.jp/alphalavie-fm/entry-11761978212.html

ただし、このラインアップを見て感心したことが1つ。

森ビルは学習しているじゃないか

神楽坂の洋食店や池袋のうどん店、広尾の街場寿司や野菜をウリにした廉価チェーンなど

廉価、もとい、気軽に入れる店ばかり

アークヒルズや六本木ヒルズに入った高額店のほとんどが撤退、もしくは苦戦している歴史を学んだということでありましょうか。

友里はデビュー以来一貫して

再開発ビルで高額店は生き残れない

と主張してきました。
最近の再開発ビルの店リストを見ると、森ビル関係に限らず高額店が激減しているだけに、友里の考えがある程度正しかったと自慢したい今日この頃であります。

ところでこの再開発ビルに入るテナントを見てこりゃ難しいと思ったのがホテル事業。

ホワット イズ アンダーズ ?

宿泊するホテルには結構うるさいと自負している友里でありますが、正直、アンダーズというホテルを知らなかった。
ハイアットの系列だそうですが、はっきり言って

日本初登場と大騒ぎするようなホテルなのか

友里得意の例えで

「なだ万」がマンハッタン初登場と騒ぐようなもの

というと、また怒られるかもしれません。

上海など中国には行ったことがないので、ロンドンやマンハッタンにあるアンダーズの宿泊料金をチェックしたのですが

高額ホテルと言うより中堅どころ

近くのオークラもようやく建て直しを決めたようですから、果たしてこのレベルで客を呼び込むことが出来るのか。

ゲット成就に選ぶホテルとしては荷が重い

と友里は考えます。

 

 

出張費、実費精算でも課税対象外になる抜け道があった、クオカード付き宿泊プラン

アメリカ経済は株価も新値を取り続け順調のようです。
各州で最低賃金の大幅な賃上げも可決されています。日本でも、この夏のボーナスが8%以上上がっていると聞きますから、見かけの景気はよいのでしょうか。
ようやく塩漬けになっていた友里所有株も上がってきまして、含み益がでてくるようになりました。
年末までは株価が上昇するとの話もありますので、再び豪マン&フェラ~リ購入の夢を持つことが出来そうです。

 

さて昨日のブログで、実費精算をしていない会社(定額支給)での出張族の「サヤ抜き」について問題提起しましたところ、読者から

実費精算でも実質的なサヤ抜きが出来るぞ

との指摘をいただきました。まずはご覧ください。

https://archive.today/mIgIo

わかりやすく例えますと、実質5000円で宿泊できるホテルが宿泊代としか書いていない1万円の領収書をクオカード5000円分と共に、1万円を支払った宿泊者に渡すというもの。

実費精算をとっている会社でも、領収書に「宿泊代」としか明記されていなかったら、金額があまりに突出していない限り実費だと思って社員に支払ってしまうのではないか。でもそうしますと、

会社  1万円を経費扱い
ホテル 1万円貰うけど5000円クオカード分は出費となるので5000円の売り上げ免除

つまり、社員が貰う5000円分は

税務署が補足できない裏金

となってしまう可能性があるのです。

上述の記事では

刑法の横領罪

になるとまで指摘しておりますが、ビジネスホテル業界では今でも盛んにこのシステムを宣伝しているようですから、まだ横領罪として適用されていないのではないか。

でもどう見ても、

インチキして会社からお金を引っ張っている

としか思えないんですね。
雇われシャチョウー(創業系もですけど)の経費使いたい放題を問題視している友里でありますが、社員も襟を正す必要があるのではないでしょうか。

本日は、飲食業界だけではなくビジネスホテル業界をも敵に回すことになるかもしれない問題提起ブログでありました。

 

宿泊費が実費精算でない会社は納税が足りないぞ!

本日も好評につき会社ネタであります。

取引先の企業(一応上場企業)のことなんですが、以前から出張規定で疑問に思っていたことがありました。
前泊や当日泊の明確なルールがないからなのか、無駄な宿泊が多いのではないか。また管理職なのにしょっちゅう国内出張を繰り返す営業がいるんですね。
メンテ(部品交換や現地技術員派遣)の受注が主体ですから、積極的な営業は理論的に必要ではない。また仮に客先との打ち合わせがあったとしても

なぜ管理職が毎回しゃしゃり出ていくのか

部品の見積や技派の打ち合わせしかないのですから若手で十分なんですね。ではなぜ若手に任せないのか。
その理由は、あくまで友里の推測なのですが

宿泊費の差額稼ぎ

をやっている疑いがあるんです。
未だにこのシステムをとっている会社が多いかもしれませんが、宿泊費を実費精算とせず規定で決めた一定額を無条件で支払うシステムに問題があるのです。

例えを挙げますと、規定では宿泊費を1万円としているとしましょう。地方の宿泊施設だと宿泊実費は5~6000円で十分な場合が多いんですね。
ましてサイト(発電所など)は更に辺鄙なところに位置していますから更に安い場合が多い。

ですから、出張して宿泊すると

毎回1泊につき数千円の差額がポッケに入る

という計算になるのであります。週に何回も無理に出かけていたら、この差額代は結構なお小遣いになるわけです。
昨日のブログでは「生活残業」の無駄を示しましたが、この差額稼ぎは

立派な生活出張

と言えるのです。

出稼ぎ、もとい、出張稼ぎ管理職は、お客に自分が呼ばれたとか、自分でなければ対応できない、とか適当なことを言って(サラリーマン上司は裏をとりません)、堂々と差額稼ぎの出張に出るわけです。
でも会社は、直接のお金の無駄に加えてアブセンスのリスクも持たなければなりません。
しょっちゅう出かけているのですから、肝心の管理業務(もとからないかも)も疎かになるのです。

でも、もっと問題ではないかということがあるのです。それは

税金

会社は宿泊費を含めた出張費を経費として計上しているはずです。
しかしその出張費、真の実費精算ではないにも関わらず会社は出張者に現金で直に渡しているんですね。
何が言いたいかといいますと、現金で渡してしまうと

宿泊費の差額分が課税対象になっていない

会社は宿泊費全部を経費で落としているのです。それならば、出張者の差額分(ポッケに入る分です)は

収入として課税対象に加算

しなければ、ある意味脱税になるのではないか。

差額稼ぎで無駄な宿泊を増やすリスクに加えて、お国への納税を回避する可能性のあるこの出張規程。早急な改善が必要ではないか。

友里の本業では、規定以上の宿泊費となるホテルに泊まっているので(国内の場合)、可処分所得からの持ち出しとなって納税回避をしていませんし、目が黒いうちは社員の無駄な出張が存在していません。
ですからこのような事態にはなっていないのですが、それでも納税回避の可能性が残っておりますから、根本的に見直す必要があるかもと考えております。