昨日のアルゼンチンvsオランダのPK決着、はじまる前から結果を予想できた人は多かったのではないでしょうか。
前の試合でPK戦になる直前に代打を送り込まれたGK相手でありますから、アルゼンチンの選手は
舐めきって、もとい、ある程度余裕でPKに臨めた
のではないか。
シビアなコースに蹴らなければ止められるかもとの不安から蹴り損なうことが多い、しかし入れて当たり前のPK。
でも相手のGKがヘタだとわかったら
プレッシャーが軽減して蹴り損なう可能性が低くなる
のではないか。
後で知ったのですが、なんとオランダのGKシレッセン、
プロ選手としてPKを1回も止めたことがない
んだそうです。
そういえば入れられた4本、メッシ以外はコースの予想が当たっていたのではないか。というか、少なくとも2本は触ることが出来た(触っていた)はず。
体重がないのでボールの勢いに負けたのかもしれませんが、そのボールの勢いはアルゼンチンがヘタだと読み切って、コースを優先しなくて良かったので力任せに蹴り込めた結果ではないか。
しかし正GKを張っていたのですから、シレッセンがGKとして総合力はクルルを上回っていると評価されていたということ。
ということは、PKを止める能力と試合中のGK守備はまったくの別ものだということか。
ド素人の考えですが、PK阻止は一か八かの掛けと俊敏性、いや体の大きさが一番かなと。
手足が長くて延ばしただけでゴールの隅々まで手足が届く大男(しかも鈍くない)なら、PK阻止率はかなりのものになるのではないか。
極端な話、象のような巨人だったら、動けなくてもゴールマウスに横たわっているだけで相手はゴールが出来ないからです。
試合中の守備はそのような俊敏性よりも、ポジショニングや前への飛び出しといった判断力(頭か)がより重要になっているのかもしれません。(体が象の大きさなら、頭も俊敏性も必要ないでしょう)
さて本日は、キャビンアテンダント刑事と似たような非現実的な設定で、しかも学芸会のような大げさな演技と滑稽なメイクや衣装でまさにB級ドラマながら、見てしまうとクセになる
信長のシェフ
についてであります。
友里読者ではご存じの方は少ないかもしれませんが、平成のフレンチ料理人がタイムスリップして戦国時代に行ってしまい、信長の料理人となって信長の躍進を助けるという漫画のドラマ化。
この手のタイムスリップものでは「戦国自衛隊」という映画がありましたし、週刊現代連載のコミックでは、平成のモテ男(しかもテクニシャン)がやはりタイムスリップして、その時代の女性たちにサービスしまくっておりましたっけ。
設定的には珍しくないのですが、原作者が元大使館の専属料理人だったからか料理で戦国の武将を懐柔、籠絡していくという切り口。
この手のドラマではお約束の主人公の決め台詞(料理を造る前に発する)も健在であります。
いざ参らん 戦国のキュイジーヌ
バカバカしいと思いながら、このフレーズが出てくると友里
TV前で、グッと体を乗り出してしまう
のであります。
昨晩はシリーズ2のスタートだとのことで2時間枠のスペシャル版。
主人公(ケン)は上述の決め台詞を発して何回も料理を造っておりましたが、濃姫や顕如に出した料理を見て友里は思いついたのであります。その料理とは確か
海老のサバイヨンソース
イカのファルシ 春野菜のソース
などなど。
そういえば前シリーズでは、この時代にバターのようなものを造っていましたっけ。
では友里は何に気付いたのか。それは
戦国の人たちはクラシックなフレンチがお好き
マカロンなんて比較的新しいお菓子も出ていましたが、原作者のキャリアからか料理(調理)は正統派というかクラシックなものが多いんですね。
あくまで推測でありますが、ケン(主人公)は
イノのような店で働いていたのではないか
そしてこれまた推測でありますが、元白金にあったフレンチのようにバターではなくオイルを重用し、生焼け&ソースなしの店で修業していた料理人がタイムスリップしていたら
戦国でシェフとして生き延びられなかった
信長の躍進もなかったことでありましょう。