プロ経営者って何だ

最近マスコミでよく聞くワードが「プロ経営者」。

http://goo.gl/RF0vII

https://archive.today/l2Iw0

https://archive.today/jEFrg

華々しく発表されたサントリー社長就任の新浪氏や個人情報漏洩問題での対処でボロが出かけたベネッセの原田氏、そして新浪氏の転出で後釜についたはいいがユニクロ社長時代の事実上解任問題にかえってスポットが当たってしまった玉塚氏などなど。

玉塚氏はMBAを持っているだけのボンボンで何の実績も示しておりませんが、確かに新浪氏や原田氏は社長就任時に連続で会社の利益を出していたのは事実。
そういう面ではしっかり結果を出しているとも言えるのですが、ヘソの曲がった(アンチは妬みと言いますが)友里は素直にそれを受け入れられないのであります。

そもそもこの「プロ経営者」、創業系の社長や生え抜きの社長との違いを示した言葉でありますが、友里はこの単語を生みだした人に声を大にして問いたい。

トヨタの豊田社長はじめ創業系社長や生え抜きの雇われ社長たちは「プロ」ではないのか

彼らが無報酬で社長職を勤めているはずがなく、大手の会社の場合少なくとも数千万円という一般サラリーマンの5~10倍の銭をポッポに入れているのは間違いない。
金を貰っているから友里はプロだと思うのですが、彼らは経営のプロではなく

単なる個人的な金稼ぎのプロなだけなのか

企業は利益を上げるのが一番の目的でありますが問題はその過程。経営者を後に評価する場合

その人でなければその当時の利益をあげられなかったのか
その人のおかげでその後の利益もあげ続けることが出来たか

を検証することが重要。

単なるフォローの風(円安とか景気が勝手に良くなったとか)に乗っただけ、前任者のリストラのおかげで、といった

無為無策でも結果(連続利益)がでてしまう

ことが良くあるんですね。友里はこのようなケースは

世渡りのプロ
悪運のプロ

であって経営のプロではないと思うのであります。

友里がよく知る会社(たいした規模ではないですが一応上場会社)もこの手のプロを輩出していたようで、当初はリストラと今は反対が多い国のある政策に乗っただけなのに連続での好決算。

しかし現在ではそれらのフォローが途絶えたことから真の実力を問われる結果となり

無為無策の数10年間のおかげで経営力どころか技術や営業などすべてが町工場並が露呈

と同業他社に大きく差をつけられてしまった。
プロの経営者がいなかったと言ってしまえばそれまでですが、人並みの能力がないのにこれまでの経営者は

個人蓄財だけはプロ並み、いやプロ以上

であったのですから呆れてしまいます。

結果は確かに大事でありますが、誰がやっても、例えばサルが社長でも(何もしないで社長椅子に座っているだけという意味)利益がでてしまう場合はよくあるのです。

問題はその貯金を使い果たしてしまうこと。
そんな無為無策な「なんちゃって経営」で未来永劫会社が繁盛し続けるはずがありません。

サル社長の個人蓄財は増えたが肝心の会社はペンペン草も残っていなかった

ローソン、マック、ベネッセ、サントリーにも言えることですが、経営者か本当のプロ経営者だったのかどうかは、

辞めた後10年後、いや少なくとも数年後でないと評価できない

のではないか。

例えばマック。例の中国工場問題で売り上げが落ちてピンチでありますが、これは今の社長の責任ではなく前任者の負の遺産ではないのか。
原田プロの評価は、ベネッセだけではなくマックの今後も考慮しなければならないと友里は考えます。

 

最近訪問した店 実名短評編 2014-29

昨日「思いでのマーニー」にトライ。
友里はゴジラかマレフィセントに興味があったのですが、同伴者の意見に従っての久々なジブリアニメ観賞でありました。

たまにしか観ないジブリ作品、いつものことながら

たいした筋がないものを1時間30分以上も綺麗に見える画面で引っ張る

という力作。
あれは「紅の豚」であったでしょうか。さあこれからどうなるかと思った瞬間

映画は終了

していまいましたっけ。
「千と千尋」、「ハウル」、「トトロ」もストーリー展開と言えるものを感じなかった。
でも隣の男女など最後は泣いていたんですね。確かに

オバサン → お母さん

と主人公の育ての親に対する呼び方が変わるところが唯一のクライマックスでありましたが、

そんなこと前半でとうに読み切れること

ネタバラしと言われるので詳細には書きませんが、マーニーがどのような位置付けの女性か、早い段階でわかってしまうのであります。
よって肝心のストーリーがありませんから

その後(正確には最初から)は退屈そのもの

泣いている観客をみて

純粋無垢は羨ましい

と思った次第であります。
稼ぎ時の土曜午後だというのに、客入りは4割程度か。

ジブリよ、これで(この内容と客入り)で大儲けがが出来るとは良いビジネスモデルを開発したな

これが友里の感想(妬み)であります。

 

さて本日の実名店は1年ぶりに訪問した

小十

先日訪問したNYのなんちゃって和食「Brushstroke」(なんちゃってというか、こんな料理を平然と出す辻ジュニアは日本の恥だ)より10倍はマシだったパリの「OKUDA」(昨秋訪問)でありましたが、こんどは同じメディカルスキャニングのバックアップでNYへ「OKUDA」を出店するとか。

パリ店を見る限り

間違ってもBrushstrokeよりは上を行くだろう

いや、この店と比較できるくらいの料理しか出せないなら日本の恥の上塗りになってしまいます。
店プロデュースとしては

辻調よりメディカルスキャニングの方がはるかに上

と言いましょうか、調理自体(調理人の教育)に関しても

辻調(の講師陣)は市井の和食店(小十)の足下にも及ばない

ことが数年後には立証されることでありましょう。

でもメディカススキャニングや小十の関係者はBrushstrokeに近づいてはいけない。万が一この店の料理を口にしてしまったら

こんなレベル(ヘタすると居酒屋以下)でもNYでやっていけるのか

と慢心してNY出店で手を抜かれてしまう可能性があるからです。
それほどBrushstrokeの料理は和食と紹介するには酷すぎる。何度も言いますが

辻調の罪は重い

と友里は考えるのであります。

 

話は完璧に反れましたが、料理の紹介をちょっと。
写真は鱧のお椀と鮎、そして鰻であります。

 

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京料理(正確には友里好みの京都の店の料理)とは傾向がまったく異なりますが、Brushstrokeより100倍以上マシでありました。

 

 

グルメライターを丸裸にする 【わぐりたかしと来栖けい】 後編

そんなこともありまして、「わぐりたかし」(和栗隆史)には

 

入船に行けば会えるかもよ

 

と伝えたところ早速出かけて彼もオコチャマとの接触に成功。

その独特の風体にひらめいたのでありましょう、オコチャマは1か月も経たずバラエティ番組に出演してしまってそれなりにブレイクしてしまったのであります。

 

このような経緯があったからか、いつのまにか「わぐりたかし」、来栖けい、そして友里にグラフ社関係者などで店巡りをするようになったんですね。

半年以上この関係が続きまして、最後の方ではなぜか柳生九兵衛まで加わってしまったシッチャカメッチャカな会食グループでありました。

 

このグループでは主に鮨屋を主体に食べ歩いたのですが、その理由が何だかおわかりになりますか。

それは「わぐりたかし」はもとより、オコチャマまでが

 

都内の高額&有名鮨屋を未訪問

 

だったからであります。

来栖けい、あの「次郎」も未訪だったようで、TVではマスヒロさんに初めて連れて行ってもらった場面が放映されておりました。

 

記憶を思い起こしますと、友里が彼らを連れて行った彼らにとって未訪の有名店は

 

さわ田、水谷、兼定、ほしな(これはイマイチだった)

などなど。

そうなんですこのオコチャマ、次郎はじめこれらの鮨屋を未訪のまま(勿論、宮葉、小笹寿し、ほかけなどにも行っていなかった)

 

入船が日本一

 

と断言してしまっていたのであります。

怖いもの知らずと言ってしまえばそれまでですが、なんと大胆というか厚かましいというか。

 

しかし、まだオコチャマはマシだったのであります。

その1年後には、東京カレンダーなどでグルメとして登場し、日本フードジャーナリスト協会などを主宰してしまった「わぐりたかし」でありますが、友里がこれらまともな鮨屋へ連れて行くまでは

 

スシは回転寿司しか行っていなかった

 

んですね。

最初に「さわ田」へ連れて行くことに決まった時は、ホント、大喜びしていました。

一度、彼が美味しいと勧める、今はなき銀座中央通りの回転寿司(博品館近く 店名忘れ)へ身内と行ったのですが

 

とても鮨とは言えない代物ばかり

 

で食べるのに閉口したのであります。

勿論居酒屋以外の和食やまともなフレンチ、イタリアンへも行ったこともなかったはずでして、それがわずか1年足らずで

 

グルメ 食通

 

と崇められてしまうのですから、TV業界や出版業界ほどいい加減なところはありません。

 

まともな鮨屋の経験がなかった来栖けい、訪問した店は軽く万を超えると自負していますが、友里に言わせると

 

その大半はファストか居酒屋など廉価ばかりではなかったか

 

と言いますのは、今だから言えることでなのですが

 

彼の育った環境では高額店の食べ歩きは物理的に無理

 

茨城に実家があるようですが彼の親戚からの情報によりますと、ごく普通のおうちの出身。

入船の主人も

 

彼はバイトで頑張っていた

 

とのことでありますから、入船以上の鮨屋やロオジエはじめ高額店の訪問は無理だったのでありましょう。

 

来栖けいの仮面を剥がす材料はまだまだ沢山あるのですが、これ以上はプライベートな面に踏み込んでしまいます。

いくら公人のようにTV露出していたとはいえ、そこまで踏み込むのはいかがなものか。

これ以上のディープな話(でもこちらの方がもっと面白い)は、機会がありましたら、

 

個別に開示

 

させていただきたいと考えます。

 

来栖けいに限らず、世に存在するフードライター、フードコラムニスト、料理評論家なんて、仮面を剥ぐとだいたいこんなレベルなんですね。

如何に底が浅い業界であるかがおわかりいただけたかと思います。

 

今回で一応、グルメライター丸裸は終わりとさせていただきます。