先日の友里ブログで会社にタカる雇われシャチョーと評したソニーの平井一夫氏。
http://tomosato.net/weblog/2014/09/18/
この記事の写真をあらためてみて、
メーカーの社長の面構えではない
と感じたのであります。
http://president.jp/articles/-/13480
そこでちょっと経歴を調べてみたら、納得の内容がずらり。
・北米での居住歴が長く、流暢な英語を話す
・銀行員だった父親の海外赴任に伴って、幼少期からアメリカやカナ・ダなどの海外と日本とを往復する生活をしていた
・ハワード・ストリンガー会長の後押しを受け・・・
英語を話せる、北米生活が多いというのがウリなだけのお人ではないか。でもそんな人なら
アメリカに行けば、そこら中にゴマンと転がっている
ではありませんか。
しかもこれが致命傷だと思うのが
銀行員だった父親
友里読者には銀行関連の方もいらっしゃると思いますのではっきり言いにくいのですが、
銀行マンは銀行以外でまったくつぶしが利かない
銀行マンは経営どころか経理もわからないタダのヘタレ
純粋無垢な方は、お金を扱うので銀行マンは経理などに詳しいと思われているかもしれまぜんが、経理がちょっとでもわかる人は本店にいるごく一部のみ。海外含め支店勤務の人は単なる使い捨て営業マンみたいなものなのです。
しかもその営業も、真の営業ではなく親方日の丸、大銀行の看板に胡座をかいた
殿様のお遊び営業
みたいなものなのであります。
失敗を恐れて変化を嫌う性行は役人と大差なし。身内は
そんなレベルの人しか銀行に入行しない
間違って入行してもまともだったらすぐやめる
と納得の解説をしておりました。
そんな環境で育った、ただの英語屋(英語が流暢ではない友里の僻みもありますが)が、この崇高な設立趣意書をもつソニーの舵取りをできるはずがない。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html
昨日のTVで取り上げていたこの趣意書を久しぶりに読み返しまして、あらためて井深大の凄さを感じたのであります。
特にこの部分。
・真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設(会社設立の目的)
・従業員は厳選されたる、かなり小員数をもって構成し、形式的職階制を避け、一切の秩序を実力 、本位、人格主義の上に置き個人の技能を最大限に発揮せしむ
・会社の余剰利益は、適切なる方法をもって全従業員に配分、また生活安定の道も実質的面より充分考慮・援助し、会社の仕事すなわち自己の仕事の観念を徹底せしむ。(以上経営方針)
更に株主に対する考えもそこらの雇われ運転士たちとは違う立派なもの。
従業員のことなんか考えず安易なリストラ(正確には単なる首切り)に奔り、己(雇われ運転士たち)の報酬稼ぎにのみ注力してきた
最近のソニー経営陣とはまったく違う崇高な主旨
ではありませんか。
世間では大賀氏までは良かったが、あの史上最低な運転士・ストリンガーを後継に指名した出井伸之からソニーはダメになったと言われていますが、伊深亡き後、盛田氏の時代からおかしくなってきたのではないか。
少なくとも
個人的な利益に奔った元バリトン歌手の運転責任者も同罪ではないか
ソニー内部から漏れ聞きますところ
元バリトン歌手も、マックの元社長一家のようなソニーを利用した利益誘導をしていた
とか。
会社を食い物にしているのは、銀行やリース会社、コンピュータ会社だけではなく、
雇われ運転士(世間では取締役社長など経営者と言うらしい)
も堂々と名を連ねているという人間の欲の存在が、日本、いや資本主義、いや人類の悲劇であると友里は考えます。