Tomosato Blog

業界批判

勘違いの極致、ミシュランガイド出版記念パーティ

by tomosato on 11月.09, 2007, 業界批判

11月6日発行の日刊ゲンダイに、ミシュランガイドの発売日3日前、11月19日に行われる出版記念パーティーの記事が載っておりました。
なんでもミシュランの星獲得を噂されている店へ招待状が届いているとか。
「カンテサンス」、「赤坂 菊乃井」、「ガニエール」、「銀座のある老舗寿司店」などなど。
しかし、ミシュランいやガイドブック総責任者のナレ氏は何を勘違いしているのでしょうか。評価対象者を自身の出版のお祝いに駆けつけさせるという傲慢さ。厨房を放り出してでも駆けつけろ、ということですから、まともな思考とは思えません。
星獲得→海外含めて注目度急上昇→千客万来→利益増大 の図式が考えられますから飲食店経営者、シェフが星を獲得できるかどうかに神経をつかっているのはよくわかります。しかし、評価する側が対象者をはっきり言えば呼びつけるこの傲慢、何を考えているのか。
有名店であろうと老舗であろうと、「俺様に一目置いて揉み手で駆けつけてくる」といい気になっているとしか思えません。評論側に評価対象者が媚びへつらう、これは形を変えた「癒着」といっても過言ではないのではないか。周りに媚びへつらうシェフをはべらした出版パーティーを開いて注目度を上げ、販売部数を上げたいのでしょうが、こんな見え透いた傲慢戦略に尻尾を振って駆け付けるシェフも情けないというもの。
11/19は平日の月曜ですよ。昼か夜か知りませんが、シェフたちにその間は店を離れろ、と強要しているようなものです。現に、「カンテサンス」は営業日なので最初は断ったそうですが、どうしても出席をとの要請で「臨時休業」にして馳せ参じるそうです。当日の予約を断ったのかどうか知りませんが、19日に行こうと思っていた客を無視し、ミシュランの傲慢さにひれ伏した岸田シェフやグラナダ社の志の低さにがっかりしました。所詮単なるタイヤ会社が発行するガイドブックではないか。
有名・人気シェフを周りにはべらして悦に入るナレ氏の姿が思い浮かびますが、ミシュランガイドの発足精神はこんな軽薄、傲慢、勘違いだったのでしょうか。
フランスからトロワグロも駆け付けると聞きました。他にも東京へ支店(提携店も含めて)を出している3つ星シェフ(たとえばガニエールとか)の多くが馳せ参じると思うのですが、プライド高いフランスシェフが3つ星もらえずファーストクラス使ってパリから来日するとは思えません。つまり駆け付けるフランス人シェフの関係店はどれも高評価であることが誰でも推測できます。
10/29のブログにも書きましたが、今回の東京版は日本語版と英語版のみ。
東京へ食べに来る外人は英語で充分との判断だそうですが、パリの3つ星店の主要客であるアメリカ人くらいしか対象に考えていないということだと思います。伊藤章良氏も言っているように、本国フランスには内容を見てもらいたくないのかも。
この東京版出版に際して星付きシェフの異常なまでの肩入れ(各プレス発表に同席するなど)は何なのか。お互い共存共栄をはかっているとしか思えません。
伊藤章良氏が言っているように、3つ星シェフの店に甘い評価をして本場物やミシュランなど格付けに弱い純粋な「カモ客」・日本人を取り込み、更なるフランス3つ星シェフの東京上陸を促すツールの位置づけではないかと思ってしまいます。
評論家、評価本の指摘に耳を貸す、その批評を真摯に受け止めることは店、シェフに必要でしょうが、媚びへつらう必要はありません。マスヒロさんへのペコペコ以上のミシュランへのご機嫌伺い、あまりに料理人としての矜持のなさに友里は誠に残念であります。
でもこうやってミシュランに問題提起すること自体、ミシュランの宣伝になってしまいますから、友里もナレ氏の術中にはまってしまって、ミシュランガイド拡販や3つ星店の更なる東京上陸に一役買ってしまっているのかもしれません。

投稿に対するコメントは友里掲示板にて承ります more...

特定の店を宣伝し過ぎだ、マスヒロさん

by tomosato on 11月.02, 2007, 業界批判

友里のネタ元である「おとなの週末」の「山本益博の食べ歩き手帳」。毎月かかさず購入して読んでいるのですが、毎回同じような店ばかりを取り上げているようでまったく新鮮味がありません。
マスヒロさんと親密だと思われる店、たとえば「キャンドル」、「パッソ ア パッソ」、「次郎」など毎回登場しているような印象をうけていたので、別に暇だったわけではないですが半年前まで遡って登場した店をチェックしました。
意外だったというか上記の常連店、毎月は登場していませんでした。
半年、つまり6回の掲載機会での集計での掲載回数は、
キャンドル(洋食?):2  レ・セゾン(フレンチ):2  青柳(和食):2
パッソ ア パッソ(イタリアン):2  吉遊(蕎麦):2
ミッシェル・トロワグロ:2  カランドリーノ(イタリアン):2
福臨門(中国 東京と名古屋を一くくり):2
と3回以上の店はありませんでした。
実にうまくお気に入りの店を振り分けているのがわかります。
しかし「食べ歩き手帳」といっても原稿料貰って公開しているわけですから、本来ならば「公平感」、「透明性」が必要、自分になびく店を3割3分の確率で取り上げて店宣伝していいものなのか。毎回10店前後の掲載で、半分近くがお気に入りの店というのはいかがなものか。
「先生」と崇めてくれる従順な店への訪問が多くて「料理評論家」と自称していいものなのか。
「キャンドル」と「吉遊」を除いて他の店は星予想をしてミシュラン側に圧力をかけようとしているように感じます。普通の舌を持っている人ならマスヒロさんの評価を鵜呑みにするとは思えませんが、ミシュラン調査員は経験や実力がなさそうだと業界から漏れ聞いていますから、結構マスヒロさんの推奨を素直に受け入れているかもしれません。
2ヶ月遅れて3割3分の確率で常連店が登場するこの「食べ歩き手帳」、私のように突っ込みネタを探すような人以外に毎月期待して待っているような読者がいるのか疑問です。

投稿に対するコメントは友里掲示板にて承ります more...

ミシュラン予想を続けるマスヒロさんの狙いは何か

by tomosato on 8月.01, 2007, 業界批判

「おとなの週末」の「食べ歩き手帳」をはじめ最近のマスヒロさんは、今秋発売されるミシュラン東京版に星付きで掲載されるであろう店を盛んに予想しております。
「トロワグロ」は2つ以上だろう、「アンティカ ・・・ポンテ」も掲載される、「小十」も間違いない、「ラムゼイ」も1つ以上だと空手形を乱発、勿論自分と関係の深い「ジョエル ロブション」にも太鼓判を押しています。そういえば過食のオコチャマとの関係が深い「カンテサンス」も挙げていましたっけ。でも親会社である出店し過ぎの多店舗展開会社「グラナダ」、環境的には厳しいので掲載されてもグループ全体の救世主になれるかどうか心配です。
最近のタレントと見間違うほどマスコミ露出の激しいミシュランガイド総責任者のナレ氏の勘違いを見てしまうと、果たして「ミシュラン 東京版」が厳正、公正さを保てるのか疑問なのですが、仮に広く伝えられているようなイメージ通りの信頼できるガイドが出来てしまったら、我が国のグルメ業界は大変なことになるのではないかと考えます。
それほど信頼できるガイドができたなら、もう他のガイド本だけではなく、ヨイショライター、似非料理評論家、似非フードジャーナリストは必要とされないからであります。これ1冊持っていればオッケーとなり、彼らの活躍の場はなくなるのではないか。
ではそのような自分の仕事を奪う可能性のあるミシュランガイドをマスヒロさんはなぜ取り上げるのか。掲載予想をするのか。
私が思うに、バンバンあからさまに予想してミシュラン出版時の話題性を無くしてしまおうとの狙いがあるのではないでしょうか。巷で評判の良い店を前もって大量に挙げてしまえば新鮮さはなくなります。
ミシュランとしても独自性が薄れ、何かマスヒロさんの予想をマネしたと思われるのも癪だと無理に外すことを考えるかもしれません。店側も面白おかしく予想されるのを嫌がって掲載拒否をミシュランへ通達するかもしれません。
発売されたミシュランを手にとって予想が当たっていたら、「さすがマスヒロさん」と彼の株が上がり、予想がはずれたら、「私の予想を見てミシュランは変更した」とエクスキューズでき、ミシュランの新鮮さも打ち消せるなど、このマスヒロさんの「予想事業」は彼の商売にとって一石二鳥以上の効果があると考えます。
しかしミシュランは掲載する店へはあらかじめ通達しますから、マスヒロさんの予想を見るまでもなく当たりをつけた店に個人的に聞けば掲載されるかどうかわかる話なんですね。私も実際、ある店の方から掲載されるとの話を聞きました。結構ネタは漏れているんです。
しかも調査員の一人がロオジエの元マネージャーだとか業界ではバレバレですから、私はこの「ミシュランガイド 東京版」、そんなに凄いものができるとは予想しておりません。写真付きで奇麗な装丁かもしれませんが、そこらに氾濫する宣伝ガイド本と大差のない出来ではないかと考えます。

投稿に対するコメントは友里掲示板にて承ります more...

QRコード

QR code

アーカイブ