現役の店関係者の方から沢山の情報をいただきました。欧州で星付きのお店で働いていた方の話では、ミシュランもゴーミヨも名乗っているとのこと。3つ星にいたときは事前にわかっていたという話も衝撃的でした。
ゴーミヨは食事中、ミシュランは食後に名乗ったとのことですが、これで覆面評価と言えるのでしょうか。他に覆面調査員がいて、名乗りはそれ専門の職員だというのでしょうか。しかし、わざわざ名乗る意味はどこにあるのか。別に名乗らなくてもいいと思うんですけど。星をつけていない店やビブ グルマンの店でも名乗っているとしたら、名乗り専門の職員も大変であります。
さて、次はこのミシュラン東京版のお話であります。ある和食系の店関係者からの情報です。
なんと覆面調査はすでに終わっているそうで、現在は「データ確認」と称して「日本ミシュラン」の名刺を出し、チェック項目に沿って質問をして回っているようです。
驚いたのはその後、カメラマンが来店し、店内や料理の写真を撮っていったとのこと。売れ行きを考えて、東京版は写真付きになると聞いたそうですが、これではそこらのガイド本と変わらない内容になってしまう可能性があります。
肝心の調査員の来店はわからなかったそうですが、覆面調査は二人組みで行い、女性や外国人もいるそうです。そう言えば、日本人とフランス人?らしき男性2名が来店した際、彼らはフランス語で話していれば大丈夫と油断したのか、会話から調査員であることがバレバレであったとのお話も他の店関係者からいただいております。
名乗らなくても会話でバレバレとは脇が甘いというか、おめでたいというか。だいたい男二人の組み合わせでは店側はまずその不自然さに疑問を持つはずです。何かの調査かそれとも業界で悪名高い「友里征耶」ではないかと。私もそれを恐れてこの組合せはなるべく避けているのですが、それをこの時期に、フランス人と日本人のペアでやってしまったら、疑われて当然ではないですか。
ミシュランの覆面取材とはこんなレベルなんでしょうか。バレバレになる可能性のある調査活動、その後のデータ確認のための名乗り調査、そしてカメラマンの訪問で写真付きとなると言われているミシュラン東京版。今まで信じられてきた(妄想かもしれませんが)権威というか重み、東京版でも継続できるか疑問であります。
作成者アーカイブ: tomosato
ミシュラン調査員のその後の情報
その後の三鴨シェフ
恵比寿の「レトワール」を閉め、代官山辺りでサロン的なフレンチを開くと言っていた三鴨シェフ。その後の消息がつかめなかったのですが、読者の方からの情報で新しいお店がわかりましたので、ここに開示させていただきます。
今年の暮はまたあの「ロワイヤル」が食べられるかと期待して教えていただいたURLをクリックしてびっくり。どうやら今後も彼のロワイヤルは食べられないようです。
http://www.scapes.jp/service/dish.html
なんと、逗子駅近くのウェディング会場のシェフに就任したのです。株式会社ポジティブドリームパーソンズという会社が経営している宴会場であります。
披露宴のコース料理は、時間や人数の関係でどうしても画一的なコース料理にせざるをえません。2つ星(今は3つ星)の厨房で信任厚かった料理人が就任するポストなんでしょうか。性格は別にして、かなりのポテンシャルを持っている料理人だっただけに私はもったいないと思います。果たして宴会料理で彼の良さを反映できるのか。経営者側もそのような配慮をもって腕ある料理人の仕事場を考えていただきたいものです。
猫に小判、非常にもったいない、残念です。
「赤兎馬」ではないですが、能力ある人を乗りこなすには更に能力ある人でなければならないのは定説。
今の三鴨シェフは捲土重来、臥薪嘗胆といったところでしょうか。
最近訪問した店 短評編 6
日刊ゲンダイのコラムが休載になったことと、弁護士費用の捻出で懐が苦しくなった背景もあり、店訪問のペースがかなり落ちてきました。そんな中で最近訪問した3店を簡単に書いてみます。
ラ・グラディスカ 西麻布
ピエモンテ州の店でミシュラン1つ星をとった日本人シェフが、日本へ凱旋して西麻布3丁目、あの「ル・ブルギニオン」近くにオープンしてきました。
ちゃちな門扉を見ながら狭い階段を地下へ。入り口ドアがガラスには思わず引けてしまいました。地下なのに天井が高いところは評価できますが、内装もちょっとチープか。
コースは6800円と8200円の2つ。前菜、パスタ、メインと選択肢が少ないのでアラカルトがいいでしょう。前菜は2千円前後、パスタは2200円以上、メインも3千円前後とやや高目。ピエモンテ料理らしきアイテムは、パスタのタヤリン、アニョーダプリン、メインの牛のバルベーラ煮込みなど。バーニャカウダはありませんが、アンチョビやニンニクをつかったサラダのようなものも造るようです。
パスタはタヤリンを頼みましたがなかなかおいしい。ホエー馬のラグーでしたが、アニョーダプリンも良さそうで、近隣のピエモンテ料理店、「トルナヴェント」の脅威になるかもしれません。
ただ、メインも他には子羊、豚など(最近流行の銘柄の記述なし)種類が少ないのが難点。
ワインリストもかなり貧弱。その割に支払いは1万5千円をはるかに超えてしまいましたから、サービス、ワインなど総合的な満足度を考えるとCPは今のところよくないと考えます。もう少し、前菜、メインと地元色を強めて、ワインを充実させ、値ごろ感を出したら長く盛況が続くのではないでしょうか。
クッチーナ ヒラタ
久々の訪問。以前から気になっていたのですが、マダムがちょっと元気がないように感じました。シェフも不在の時があるそうですが、もう「ヒラタ料理」として完成しているといっていいのか、定番がほとんどですが安定した料理を出し続けていると思います。価格が書いていないですがメニューも常備しちゃって、マダムのマシンガントークも聞かれなくなり、ちょっと残念。
ハル・ヤマシタ
やっと夜に訪問。5月一杯は5800円コースと聞いていましたが、メインに但馬牛ではなく純血熟成神戸牛や熟成厳選神戸牛を用意したコース、8800円、11000円がありました。
メインの牛質だけで倍半分の値付け。私は、神戸牛は但馬産の黒毛子牛を兵庫県内(三田、但馬、淡路など)で肥育した処女牛、去勢牛の総称をいうのかと思っていたので、但馬牛より神戸牛の方が高いのにはビックリしました。シェフの話では、本物の神戸牛が最高だとか。しかし、あの「あら皮」の肉は確かチャンピオンも含めて「三田牛」だったと記憶しているんですけど、この「純血」とはなんなのか。但馬牛で純血でない黒毛がいるものなのか。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。
さて、当然一番安い5800円コースを頼みましたが、この店ではこれで充分です。いや、このコースだからこそ(この価格だからこそ)良いのだと思います。
生肉とイチゴのカクテル仕立ては、ナリサワの「フォアグラとイチゴのコンビネーション」よりミスマッチでしたが、熊取の水茄子(細かい地名付き)、能登のカンパチ(実際はカツオに変わっていました)、オーシャントラウト、サラダなどこの価格ではかなり満足というか美味しい。メインは但馬牛のロール焼き2片でしたが、〆のカレーも玉葱の味が利いていてほぼ満腹になりました。
なぜかワインがオーストラリアものしかないなど「?」なところもありますが、かなり飲んで一人1万数千円ですから、CP悪くないと思います。






