その後の三鴨シェフ

恵比寿の「レトワール」を閉め、代官山辺りでサロン的なフレンチを開くと言っていた三鴨シェフ。その後の消息がつかめなかったのですが、読者の方からの情報で新しいお店がわかりましたので、ここに開示させていただきます。
今年の暮はまたあの「ロワイヤル」が食べられるかと期待して教えていただいたURLをクリックしてびっくり。どうやら今後も彼のロワイヤルは食べられないようです。
http://www.scapes.jp/service/dish.html
なんと、逗子駅近くのウェディング会場のシェフに就任したのです。株式会社ポジティブドリームパーソンズという会社が経営している宴会場であります。
披露宴のコース料理は、時間や人数の関係でどうしても画一的なコース料理にせざるをえません。2つ星(今は3つ星)の厨房で信任厚かった料理人が就任するポストなんでしょうか。性格は別にして、かなりのポテンシャルを持っている料理人だっただけに私はもったいないと思います。果たして宴会料理で彼の良さを反映できるのか。経営者側もそのような配慮をもって腕ある料理人の仕事場を考えていただきたいものです。
猫に小判、非常にもったいない、残念です。
「赤兎馬」ではないですが、能力ある人を乗りこなすには更に能力ある人でなければならないのは定説。
今の三鴨シェフは捲土重来、臥薪嘗胆といったところでしょうか。