本当に忘年会シーズンなのか

昨日、日本ハムの斎藤佑樹選手の入団発表が札幌ドームで行われました。TVなどでは非常に「好意的」な報道になっているようです。彼の発するコメントも優等生的なのですが、それが友里的にはまったく面白くない。
レベル低下が目立つ大学野球界でさえあの程度の活躍。野球経験者ではありませんがたまに見るプロ野球アンチファンとしまして予想するに、

今が一番の華でプロでは通用しない

と考えます。あの程度の球威では、いくらストライクゾーン内外の出し入れが旨い(制球力があり配球が巧み)と言っても、プロでは袋叩きになるのではないか。
プロで活躍する選手は、何か1つ(いくつもある人もいますが)光るものがあるのですが、彼はこぢんまりまとまっているだけ(はっきり言うと何も図抜けていない)なので、2軍から這い上がるのは不可能ではないか。今までもっと才能のある社会人野球経験者や大学野球経験者、高校野球経験者がプロの世界に入っていますが、芽が出ない人がほとんど。斉藤選手の前途は多難と考えます。
頭がわるいタイプではないので、本人も通用しないと自覚しているような気もします。

さて昨晩、打ち合わせの後に夜の接待まで時間があったので、有楽町近辺のガード下やコリドー通りをちょっと散策しました。
忘年会シーズンというかき入れ時の18時過ぎだというのに、ガード下はじめコリドー通りの居酒屋など比較的廉価な店で客が5割以上入っているところはほとんどありません。数組がせいぜい。コリドー通りのトルコ料理店では客の姿が見えなかった。

不景気で客が入らないからでしょうか、ビストロと自称する店では、「ハッピーアワー OPEN~19時までプレミアムモルツ」が何杯飲んでも

¥200

とありました。いつの間にかブームになった「ハッピーアワー」、生ビールが一杯数百円という店は見かけますが、200円でモルツが飲み放題というなりふり構わない営業に私は驚いたのです。
その努力もむなしくハッピーアワー残り30分ほどでも、客はほとんど入っていなかった。

コリドー通りの店で、満席で行列が出来ているのはわずか一軒、もちろん

美登利寿司

であります。価格なりの寿司屋で、食後感は安くもなければ何ら傑出もしていない

不気味にタネがデカイ(長くて垂れ下がっている)握り

を出すだけの寿司屋。私はこの寒空の中、店が提供する膝掛けを借りて外に並んでまで食べようとしている客の心理がわかりません。周辺のガラガラの廉価寿司屋と変わらない内容なだけに、無駄な時間を使っていると同情してしまいます。

最近は大型倒産のニュースもなく、上場会社の多くが増益であるとも聞いておりますが、巷は相変わらず

不景気継続中

ではないのか。廉価な居酒屋でさえ忘年会シーズンで集客に苦労している現実。

スッカラ菅政権がこれ以上続いたら、日本は最悪な状態になってしまうのではないでしょうか。

フランス以外のミシュランガイドに思うこと

今回のドイツはデュッセルドルフへの訪問で、私の思いは「確信」となりました。何のことかと言いますと、

ミシュランは地元料理を求めていない

であります。
デュッセルドルフの2つ星2軒、最初に行った「Im Schiffchen」は12/2のブログの写真にありますように、抹茶や山葵と言った日本テイストの調味料を使った完璧な

創作料理

であります。日本の関西版で3つ星がついている嵐山吉兆は逆に

洋のテイストをつかった創作料理

でありますから、ミシュランはその国のレストランに何を求めたいのか。私には

珍妙・奇天烈な料理

に重点を置いているとしか思えないのです。

その国の伝統などに則った地元・郷土料理にはまったく興味がない

しかし旅行者へのガイドを自負しているミシュランガイド、旅行者に

その国の特色ある料理

ではなく他国テイストの料理を紹介するのは大きな

自己矛盾

ではないでしょうか。京都を訪問する外国人が

赤ワインテイストの和食もどき料理

を有り難がると思っているのか。
またデュッセルドルフのもう1つの2つ星「Hummer-Stübchen」では

ロブスター尽くしコース

と称して、アミューズ以外の4皿すべてのメイン食材が

ロブスター

でありました。12/3のブログを参照下さい。
内陸であるデュッセルドルフでなぜにロブスターに執着するのか理解できませんが、日本でも

伊勢エビ

ばっかりのコースを喜ぶ人がそうはいると思えません。
コースのバランスというのでしょうか、ものには程度があると思うのですが、こんな

偏ったコース

を出す店に2つ星を与えてしまうのですから、ミシュランは本当におかしい。

一旅行者として訪問した友里ですが、ドイツで和食もどきの創作料理やロブスター尽くしを食べることになるとは思いもよりませんでした。

3つ星レストラン一人飯

朝方のTVで海老蔵の会見を放送しておりました。左の白目が充血していましたが、後はまったくケガの後がわからなかった。最近の医療技術(虎ノ門病院らしいですけど)が凄いのか、報道されたほどの怪我ではなかったのか。しかし日頃の行状含めて自分側の落ち度を完全否定し、

人間国宝と言っていない
殴っていない
灰皿に酒入れて飲ませていない
加害者達とは顔見知りでない

と言い切ってしまって良いのでしょうか。

自分は完全な被害者だ、自分の落ち度はその夜に外出したことだけだ?

と力説する本人がなぜ会見でなぜあれほど深々と何回も頭を下げるのかがわかりません。落ち度がない完全被害者がなぜ、

無期限謹慎

を受け入れるのか。勘違いした料理人の口上と同じで、素直に海老蔵側の主張を信じる人は、純粋無垢な信奉者以外は

皆無

ではないでしょうか。暴力団も手を焼いているという加害者グループに対して、真っ向刃向かう主張をして今後の身の安全が大丈夫なのか、この手の若造(海老蔵のこと)が嫌いな友里ですが、心配になってしまいます。

何とか記者やレポーターの質問から表面上逃げ切っていましたが、この早い時期での会見を仕組んだ海老蔵周辺のブレーン(民暴カリスマ弁護士もいる)、当夜の行動だけではなく、日頃の行状も完全否定させてしまって

完全な作戦ミス

ではなかったかと私は考えます。バックに松竹がついているはずですが、こんなウソ見え見えの詭弁を世間に発表してしまっても許されるとしたら、歌舞伎の世界は本当に恵まれた特殊な業界であると考えます。

しかしコメンテーターの大澤弁護士、法律家の見解と断っておりましたが不自然に海老蔵を擁護する発言に違和感を覚えました。松竹系列か海老蔵関係者と日頃から懇意なのではないかと疑ってしまいます。しかし年初の朝青龍事件に今回の海老蔵事件。

西麻布

の印象が更に悪くなってしまいました。

さて友里掲示板でちょっと質問のあった3つ星レストランでの一人飯。以前は私も家族や知人などグループで訪問していたのですが、ここ数年は一人旅が多いからか、平気で一人で訪問しております。
全世界の3つ星レストラン制覇にあと10軒程度と迫っている知人の3つ星ハンター(3つ星オタクと言ってはいけない)から、

自分はほとんど一人で食べている。海外の店は一人でも平気ですよ。

と聞きましてから、私も一人で訪問するようになりました。
ほとんどの客がカップルやグループですから、最初の頃は気恥ずかしかったのですが、慣れるとどうってことはない。
現地の人でもワインをほとんど飲まない客が目立つこの頃、一人でも赤ワイン1本頼む客(私の事です)は、店にとっても悪い客ではないと私は考えます。多少雰囲気壊しているかもしれませんけど。

しかしすべての3つ星レストランが一人客に寛容であるとは限りません。ここ数年のチャレンジで、夜の一人飯訪問が出来ない(毎回予約が入らない)店がいくつかありました。予約開始日の朝に申し込んでも毎回予約がとれないのです。例を挙げると

ガニエール、ムーリス、ランブロワジーなど

であります。何回チャレンジしても、夜の一人飯の予約が入りません。でも昼なら予約が入るんですね。
試しに次回の家族連れての訪欧時、4名での予約を入れてみましたところ、

あっさり夜の予約が入ってしまった

のであります。
レストランでは会話を楽しむものと良く言われますが、不本意な相手と食事をしているカップルの相方も少なくないだけに、会話のない一人飯もたまには良いではないかと思っております。