グルメの真実(宝島社新書)が発売中!

今朝起きて驚くべきニュースを2つ知りました。まずは原発事故関連と言いますか、柏市の高放射線量検出の話です。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111023-OYT1T00513.htm

友里は、この高放射線量検出自体に驚いたのではありません。数ヶ月も前から、千葉県内で高レベルの放射線量が検出されたとの報道がありました。何を今更文科省が

原発事故の影響とみることは可能で、福島県外の地域でもあり得る値

と考えを示すのか。今まで先送りというか、逃げに逃げまくり、どうにもならなくなってやっと認めただけではないか。
他県でも高放射線量が検出される可能性が大となると、

TPP参加で国がメタメタになる前に放射線で日本はアウト

となるかもしれません。こんな状態(まったく事態は好転していない)で、

原発推進派

が勢力を盛り返していると聞きますから呆れるばかりであります。
年内で冷温停止ができると政府は言っておりますが

燃料棒が底を破って抜け落ちたもぬけの空の炉内の温度を測ってどんな意味があるのか

と問題提起しているマスコミをみかけません。この国はマスコミ含めて

もうダメポ

であります。
もう1つの驚きニュースは

モバゲー球団(横浜の身売り先)の新監督に新庄剛志

であります。

?http://www.sanspo.com/baseball/news/110903/bsr1109030500001-n1.htm

私は以前から従来の野球監督の戦略に疑問を持っておりました。
たとえば打順。一番(足が速く出塁率高い選手)、2番(小技がうまい選手)、3番(好打者)、4番(長打力)、5番(打点が多い選手)というのが定番であります。

確かに初回はこれで良いでしょうが、いずれはスリーアウトになって打順は途切れます。
となると再開される打順は足が遅く太っている4番打者が先頭打者の場合もありますし、非力で守備専門のような8番打者が3番目や4番目の打順になることもあるのです。
こんな打順の古いセオリー、初回しか通用しないのに、なぜ歴代の監督はまじめに踏襲しているのか友里にはさっぱり理解が出来ないのです。科学的、統計学的に考えて、

もっと効率的な打順決定セオリーがあるはず

と思っているのです。何でも新庄剛志氏の考えでは

直前10試合の打率が高い者順に1番から並べる

だとか。オープン戦初日はどうするんだというつまらない突っ込みは置いておいて、これが良いかどうかわかりませんが、従来の化石的な発想に一石を投じる戦略ではあるでしょう。

監督で負ける試合は数多いけど、監督で勝てる試合は年に数試合

と言われております。どうせ最下位の常連なのですから、新庄監督、破産した掛布がヘッドコーチ、桑田が投手コーチという客寄せ組閣を期待したいものです。
しかしまだモバゲーが既得権者、もとい他の11球団から認められたわけではありません。
新庄剛志氏が監督になって斬新な戦法で勝たれてしまっては困る守旧派が多い業界ですから、私はこの報道が

モバゲー球団潰し

ではないかと思ってしまうのです。打順決定以外の化石的な戦略については、また別の機会にしたいと思います。

さてこの22日に発売された新著「グルメの真実」(宝島社新書)、おかげさまでアマゾンでは総合ランキング500位以内、新書ランキング50位以内、宝島社新書ランキングでは1位をキープしております。

アマゾンのランキングは50位以内でないとあまり現実的ではない(全体数が少ないので実売数のランキングを反映していない)と言われております。
しかし、いつもなら発売後100位以内、50位以内に瞬間的ですが飛び込んでいたのですが、この新著はどうなるか。

この数週間が勝負であると考えますので、J.C.オカザワのような

初版印税もらい逃げ

にならないよう、皆様よろしくお願い申し上げます。

最近訪問した店 短評編 2011-41

読者の方からポツポツとグルメの真実(宝島社新書)の感想をいただいております。
メールでの感想ですから、否定的なものはありません。一般客の立場の方は面白かった、プロの方からは

その通り、反論できない

とのこと。もし書店で手にとってご購入いただきましたら、批判をしたいアンチの方々はメールをされないでしょうから友里掲示板で、その他の方はメールか掲示板でぜひご感想をお願いしたいと思います。
またプロの方々、実名登場のご本人やその関係者の方々のご意見もぜひお願いしたいと思っております。

さて3店です。

キッチン ボン
超久々の訪問です。昔のような行列はなく店内の入りも半分くらいか。
メニューを一目見てビックリ。このデフレの時代だというのに、自分の記憶からみて、すべての料理がかなり値上がっているのです。
ウリのシャリアンピンステーキが8400円。以前は5000円前後だったはず。鮑のサラダは1万円を軽く突破しておりました。
全体に高いからでしょうか、サラダ盛り合わせ1つにボルシチ2つ、そしてパンだけで済ませている2人客もいました。
鮑なんて頼む人はいないのでしょう。完全予約制(3日前)でして、当日では頼めません。おそらく予約があるときだけ仕入れていると思います。昔は8000円前後で景気も今より良かったからか、いつでも頼めたんですけど。
味は全体にかなりマイルドになったような気がします。ニンニクが以前ほど強くないんですね。ボンらしいギトギトした味を期待していただけに、ちょっと拍子抜けしてしまいました。

神泉 小笹
こちらも久々の訪問。到着時は他の客ゼロだったので、この不景気でさすがに苦しいのかと思ったのですが、しばらくしたらカウンターは満席となりました。
主人一人の対応だからか皿出し(正確には握り出しか)が遅く、入店からお会計まで3時間ほどかかってしまいました。支払額は一人当たり2万数千円。価格なりの食後感でありまして、銀座など都心の鮨屋へのアクセスがしにくい方々には使い勝手がよい鮨屋だと思います。

鮎正
前回の訪問ではこの店のウリである鮎尽くしを食したのですが、今回は天然スッポンコースにチャレンジ。
生き血や刺身は別にして、鍋は薄味ながらも地味深く美味しい。その後もスッポン鍋を食べる機会がありましたが、今年最高のスッポン鍋であったと思います。
鮎自体はそれほどと思わなかったので、スッポン鍋がオススメの鮎料理店と紹介したら怒られるでしょうか。

友里征耶の週間食日記 2011-26

まずは宣伝です。本日10/22に拙著

グルメの真実(宝島社新書)

が発売となりました。皆様、ぜひ書店で(置いてあればですが)手にとって中身をチェックしてください。

今回は実名を挙げての記述でありますので、ある意味説得力が増したのではないでしょうか。オタク相手の搾り取り商売で儲け続ける放送作家&作詞家&プロデューサー(メタボな方)と寿司屋で人の分までコハダを食べ尽くす品ない女流作家、そして埋没気味のレストラン・ジャーナリスト(女性)以外の店名、料理人名、料理評論家名などは実名で登場いただいているだけに、彼ら関係者のご購入も期待できるのではないかとほくそ笑んでおります。

しかし友里が一番読んでいただきたいと思っている方は

佐藤尚之氏や伊藤章良氏の信奉者たち

であります。知名度低い伊藤さんの信奉者は少ないと思いますが、彼ら

純粋無垢

な方々が、少しでも目を覚ましていただければ、日本の将来も少しは明るくなることでしょう。

前著、絶品レストラン(鉄人社)もよろしくお願いします。

店評価ブログに、虎ノ門のビストロ「ル・プティ・トノー」と四谷の寿司屋「三谷」をアップしております。ぜひお立ち寄りください。

さて週間食日記です。

月曜日
夜:中目黒のイタリアン
ワインの値付けが魅力的な店。今回もミーハー的にレアワインを頼んでしまいましたが、料理もオープン当初よりディープ感を増して良くなってきていると感じました。

火曜日
昼:赤坂の鮨屋
夜:日々谷のグランメゾン
大阪の食べ仲間たちが上京しての昼夜食べまくりの2日間の始まりです。
まず昼は天下の3つ星鮨屋。この日の予約を取るため事前に訪問するなど頑張ったのであります。
夜はまだ予約が簡単なフレンチ。どちらも皆さん満足したようです。?

水曜日
昼:銀座の鮨屋
夜:白金のフレンチ
昼はこれまた3つ星鮨。夜も天下の3つ星フレンチでありました。どちらの店も満席。値下げ競争に疲れ青息吐息の飲食店が多い中、ごくわずかな勝ち組店でありました。

木曜日
夜:四谷の寿司屋
詳しくは店評価ブログをご覧ください。?

金曜日
夜:表参道の野菜がウリの店
知人家族との訪問。奇っ怪な建屋はさすが安藤忠雄氏の設計だけに実用的ではありません。
建物は人が使いやすい、住みやすいのが一番だと思うのですが、なぜに彼の作は奇を衒う設計ばかりなんでしょうか。そして彼に設計を任せる注文主が未だにいるのが私は不思議でなりません。
ところでこのお店、以前より料理が「バイト的」になっておりましてクオリティダウンを感じました。

土曜日
夜:赤坂のホテルダイニング
別の知人家族と訪問。ワインは高く、プリフィクスコースも追加料金などが仕込まれていて料理も結構高くつきました。
オールデイダイニングと称するには、客単価が高すぎです。

日曜日
夜・内食