昨日のブログで取り上げた「美山荘」の中東氏が愛用しているポルシェ・カイエンのネタ、結構ウケたようでおおむね好評でした。
同じく山を走り回っている方の話によると、毎日の「摘み草」には高級SUVではなく、軽トラ四駆の方が便利だそうです。
最近は祇園にオープンした「カフェ」(下記URL参照)に力を入れているようで、この中東氏のカイエン、祇園でよく見かけられるといった噂も聞いております。
http://www.oku-style.com/index.html
さて「魔法のレストラン」も今日でとりあえず終わりとします。
本日は番組で紹介されたミシュラン掲載店のお得情報です。
ミシュランに星をつけて貰ったら「千客万来」となったのは初年度の2007年だけのようです。
何軒もの料理店が、「魔法のレストランを見た」と言って予約・訪問した客に「特別サービス」をするとの紹介を見て、私は関西の集客事情の厳しさをあらためて再確認したのです。
有名店の「お得情報」をいくつか紹介しますと(既にサービス期間は終了しているはずです)
六覚燈
3人以上で予約すると、店オススメのワインを1本プレゼント
花吉兆
限定点心を日に10食分 込み込みで4620円で提供
よねむら
「ちりめん山椒」をプレゼント
いずれも「魔法のレストランを見た」と店側へ通達するのが条件のようですが、こんなサービスで客が増えるものなのでしょうか。かえって集客の厳しさをさらけ出すことになり、ブランド価値を下げることになるのではないかと考えます。
サービスではないですが、最後に星付きシェフになって浮かれてしまったのでしょうか、村田氏の「セブンスター、煙出るわ」に勝るとも劣らないサムいトークを紹介します。
「梁山泊」 橋本氏曰く
誰が調査員とかそういうことは ミーは知らん ミーシュラン(ミシュラン)
大学で水産学を学んだ方だそうです。
「ながほり」 中村氏曰く
駅前留学NOVAかなんかに行って、英語を勉強しなければなりまへんな
皆さん、単純に星付き店になれてお喜びのようです。
「グルメの嘘」(新潮新書) 11/16発売
http://www.shinchosha.co.jp/book/610337/
「魔法のレストラン」 3
「魔法のレストラン」 2
脳科学者の茂木健一郎氏が3年間確定申告(4億円)をしていなかったというニュースを聞いて私は驚きました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091110-OYT1T00025.htm
NHKのレギュラー番組では、何の検証もなく自称(他称?)プロフェッショナルを誉めあげていたので単なる「ヨイショ人」かと思っていたのですが、単なる「世間知らずの人」でありました。
税務署から申告するよう言われても、
忙しくて申告する暇がなかった
税理士に知り合いがいなかった
との苦しい弁解で確定申告をしなかった茂木氏。東大の法学部を出たと聞いていますが、税法を勉強しなかったのでしょうか。05年までは確定申告をしていたと思うのですが、有名な売れっ子になって自分は特別と勘違いしたのかもしれません。
税理士への報酬をケチったのか、税金を払うのが嫌だったのかわかりませんが、忙しくて申告できないというなら、
まずは仕事を断って時間をつくってでも納税するべき
ではないでしょうか。
髪型や顔立ちが子供っぽいとは思っておりましたが、脳の中も幼稚なのかもしれません。嵐山吉兆という高額料亭へもジーンズ姿で訪問してしまう脳科学者。脳を科学するのに「世間常識」は必要ないようです。彼の「脳」の中身を調べてみたいと思う人は多いのではないでしょうか。
さて本題です。
本日は両中東氏と佐々木氏についてです。
「美山荘」と「草喰 なかひがし」の主人たち(中東氏)の格付け(1つ星)に対する反応が両極端でした。
「美山荘」の主人は1つ星に対して「残念です」と悔しそうな顔。
周りだけではなく本人も「3つ星」を狙っていたように感じました。しかし、毎日山へ草や茸を採りに行くという四代目の中東氏。
TVスタッフを乗せて自ら運転していたのはポルシェ・カイエンでありました。ハンドルのボス部にあのマークを確認して私は驚いたのです。国産の四駆ではなく、ポルシェのスーパーSUVで「摘み草」していたら、出される「摘み草料理」にCPを期待するのは無理ではないか。
一方、「草喰 なかひがし」の主人・中東氏は女将共々1つ星を表面的には喜んでいました。
1つ星を願っていた。貰うなら1つが良い。
と言っていましたが、本心から言っていると受け取るほど友里は性格が良くはありません。
最後に佐々木氏であります。
3つ星はいらない。今貰ったらおかしくなる。2つで良かった。
と発言していました。また村田氏との会話では「ミシュランガイド 京都・大阪版」に対して
すぐ落ち着きますよ
と冷静な判断を披露していました。
まあ2つより3つの方が同じ貰うなら良いとは思いますが、2つ星への降格の悪影響は2つ星→1つ星への降格の場合と比較にならないほど大きいはず。
連日府外の客や観光客で満席の店ですから、頂上は必要なかったのかもしれません。
「瓢亭」の高橋氏、両中東氏、徳岡氏、村田氏、佐々木氏とその反応から彼らの「性格」が少しはわかるというものです。
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「魔法のレストラン」 1
「ミシュラン京都・大阪版」発売後に放映された「魔法のレストラン」という店紹介番組?で、「ミシュラン☆付 全35店」という特集がありました。東京在住でその番組を見られない友里へ、読者の方がわざわざ録画を送ってくれました。
全編突っ込みネタ満載の番組だったので、3回に分けてブログに友里視点で書かせていただきます。
ミシュラン掲載35店の他、非掲載の廉価な店も紹介されますが、この番組の主役は「菊乃井」の村田氏と「京都吉兆」の徳岡氏であります。出番(回数と時間)が突出しています。
両人ともミシュランが好きというか、3つ星とったことがよっぽど嬉しいのでしょう。嬉しさがこみ上げるとか、嬉しさを隠しきれず、といったレベルではないほど顔面が緩んでいました。
徳岡氏、TVでは「星の数は気にしていない」と言ったそばから、発表の前日に「3つ星シェフ」としてのコメントを考えているところが放映されたのですから笑っちゃいます。
発表当日、密着したTVクルーに星の数を伝える村田氏。本店が3つ星、東京店と露庵が2つ星であることを強調して、「セブンスターだ。煙が出るわな」とこれまた寒い冗談を言って喜びを思いっきり出していました。あくまで噂でありますが、この星数を伝えるシーン、あらかじめ「3つ」と「2つ」の両バージョンを収録していたとの話も漏れ聞きます。
スタジオに呼ばれた村田氏、お祝いのくす玉が割れた後、3つ星シェフになったことについて感想を聞かれ、「当然でしょう」との発言も楽しませてくれました。
「これだけ京都の連中にミシュランのエージェントのごとく根回ししたのだから、3つ星は当然だ」との意味と友里は解釈しました。
TVを通して視聴者が見ているというのに、大女将(実母)に向かって「お母さん、3つ星です」と報告する村田氏。その後も母息子で互いに褒め合っていましたから口あんぐりです。
よせばいいのに更に密着取材。村田氏の行きつけの店や料理の放映を見て、私はますます「菊乃井」グループへ行く気がなくなりました。
30年も通いつめて年中食べているという「中華のサカイ」という店で頬張る「焼き豚冷麺」(690円)、創作中華の「一之船入」で食べていた「フカヒレのうま煮御飯」(5500円)、そして本当に美味しそうに食べていた「かさぎ屋」での「ぜんざい」。
村田氏はもしかしたらMSGに寛容で、お酒を飲まない体質なのかと思ってしまうからです。
この手の料理を年中食べていて、京料理の出汁の見極めが出来るとしたら、村田氏は「鉄の舌」の持ち主と言えるでしょう。
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