最近訪問した店 短評編 2010-13

ネット環境の違う地域に行っておりましたが、本日中に自宅へ戻る予定であります。ブログの更新なども今まで通りの時刻になりますし、掲示板への書き込みもタイムリーに出来るようになると思いますので、これまで以上にご期待?下さい。

さて古川修氏、3/11よりブログの更新がありません。(3/28 0:10現在)
それまでほぼ毎回コメント欄に書き込んでいた四国在住の信奉者「みかん様」の書き込みも11日より途絶えております。
新規にブログを更新する前に、2/7の自身のブログについたコメントに回答する方が先決と古川氏はお考えなのでしょうか。
ここはぜひとも御大自らの出馬で、異例の17もついたコメント欄(2/7のブログです)の収拾をはかってもらいたいと思います。突っ込んでくるとはいえ古川氏の著書を読んだ読者(さけものぞうしょうぐんさま)の質問です。逃げていると世間に思われるこの沈黙は、ご自身のプライドに傷がつくというもの。ここは度量の大きさを読者はじめ世間に示すべきだと私は考えます。
友里への名誉毀損裁判で勝訴した勢いで、メディア関連へ勝利宣言を送付したと自身のブログで自慢した古川修氏、その威勢の良さはどうなったのか。ここは逃げずに「さけの様」からの問題提起に真摯に回答していただきたい。

さて3店です。

福喜鮨
大阪の超高額寿司屋。客単価3万円を突破する驚愕の寿司屋であります。しかし予想に反してタネ質は高レベル。〆などの仕事はさておき、白身などの質は大阪の寿司屋(あまり多くは行っておりませんが東京と比較しても)ではピカ一か。
ただし、オミヤの太巻きは具の種類も少なく甘いだけでありました。

ブラッスリー・ジョンティ
浅草橋にあるアルザス料理店。あの関西のヨイショライターの重鎮、門上武司氏が絶賛していたフレンチであります。
彼がフレンチに詳しいとは思っていなかったのですが、絶賛記事につられての訪問。
場所柄フランスの地方料理は難しいのか、客はほとんどいません。シェフのアルザスでの修行歴があるのかどうか疑問の数々のアルザス料理。シュークルートはじめ自分のイメージのアルザス料理とはかなり乖離しておりました。ただし、アルザス風ピザは悪くはなかった。アルザスワインもリーズナブルで豊富だったのが救いであります。

喰切り 江ぐち
青山から西麻布へ移転して紹介制の店になったかと思ったら、今度は銀座に移転して一見もオッケーの店になっておりました。スッポン鍋をメインとした超高額小料理屋であります。
コースは1万5000円、1万8000円の2種でありますが、丸鍋にオススメのフカヒレを追加したら、支払いは酒類をいれて3万円台半ばへ突入します。
しかもネットで評判の「鯖寿司」が信じられないほど高い。オミヤで1本が1万500円です。九州の鯖とのことですが、私には不自然に脂がのりすぎに感じました。
個人的な接待で2名でオミヤを入れて9万円突破。用意していた現金が足りず、カード支払いにしてもらいました。
CP云々など問題外の肉片わずか1欠片、エンペラも1片の丸鍋を主体にした小料理屋。CPを考える自腹族は近づかない方が無難です。

「店評価ブログ」を更新しています

3/17のブログで今後が注目とした古川修氏の「創遊ライフ」、 さけのむぞう様の他、古川氏の読者の書き込みは異例の17コメントに達したようですが、未だに御大・古川修氏の出動がありません。友里ブログで取り上げているので、ご本人は気づいていらっしゃると思うのですが、なぜか腰が重いようです。
南大路誤算人さまの

どうでもよいことで、古川さんをねちねちと痛めつけて快感なのでしょうかねー

という援護射撃で事態収拾に向かうようであります。私にはさけの様がネチネチ痛めつけているのではなく、純粋に

京加茂の絶賛には不自然な点がある

?と問題提起しているだけに見えるのですがいかがでしょうか。
古川修氏ご自身の京料理経験や京料理定義を少しだけ開陳し、

京加茂に著書を置いてもらったことなど関係なく、京加茂はすばらしい京料理を提供していると公正に判断した

と宣言されればそれで一件落着すると思うのは私だけではないでしょう。

さて「店評価ブログ」に、京都の3つ星「岡崎 つる家」をアップしています。
ぜひお立ち寄りください。

女性受けするレストランについて

今週2回ほど「ピエール・ガニェール」の集客について否定的な見解を書いたからか、友里掲示板で

女性にウケるレストランと友里が評価するレストランは別もの。友里の見解が知りたい。

といったご指摘を受けました。「解析」とHNを名乗る方からですあります。よって本日、見解というより意見みたいなものを書いてみます。
何でも北島亭、コート・ドール、ランブロワジー、シェ・イノなどのような店は女性に受けず、モナリザ丸の内店、ひらまつ系、シェ・松尾青山店、ラ・ロシェル南青山店のような、サービスと雰囲気、夜景などを重視したポーションの大きくない店が女性のお気に入りだというのです。これら女性お気に入りの店のほとんどは私が低評価した店でありました。?

私がつきあう女性はタイプが偏っているようで、解析様が挙げられた店へ行った、行きたいという話は聞いたことがありませんが、確かにこれらの店があの料理で未だに閉店せず存続しているということは、この手のレストランを好む人が結構存在しているということだと思います。
人の考えや思考は何度も言いますが人それぞれです。石川遼選手やヨン様を追っかけてキャーキャー言っているおばさまがいるように、夜景やトーク&外見重視のホールスタッフ、質や調理技術ではなく見た目の華やかさだけの料理を好む客層は立派に存在するわけで、その方たちの存在を否定する気は私にはありません。
ただし、そのようなレストランが本筋ではないということくらいは知っていた方が人生の悔いにはならないだろうと私は無駄と承知していながら、そのような方たちへも呼びかけをしているのです。

まともな欧米のレストランは1階(たまに2階もあるようですが)で、間違っても高層階にはない。

柑橘系やフルーツを使ったソース(ピュレ)を使用する料理人が特に若手に多いが、理由は造るのが簡単だということで、実態はまともなソースが造れないだけ。

少量多皿コースや一皿に色々な食材を混ぜ合わせる料理のメリットは、質の差がわかりにくいと言うこと。一口料理では質の良し悪しを判別されにくい。

?低温ロースト、長時間ローストは失敗することなくそれほどの技術や経験を必要としない。誰がやっても大差なし。

「エル ブジ」を挙げるまでもなく、サプライズ系の創作料理は必ず客に飽きられ、造り手のアイデアも行き詰まる。

グラスワイン一杯だけの客が主体で成り立っている店は、提供料理に付加価値をつけすぎている(原価率が低い)可能性が高い。

このような内幕話と言うにはたいしたことない、ある意味当たり前の話をマスコミはじめライターが読者に提起しているところを見たことがありません。
私は彼女らに問いたいのです。

?このような話を知った上でも、まだ上辺だけのレストランへ行き続けたいのですか。

?人生には限りがあります。彼女たちには無駄のない外食人生を送っていただきたいと私は考えます。