レストラン・ミンシュの客離れは止まるのか

勝谷誠彦氏のメルマガでは5/31に辞任するとあった鳩山総理、半信半疑だったのですが本当に辞任してしまいました。
わずか2日間で次期民主党代表を決めると言うことは、今のところ日本国の首相を選ぶことになります。6/4中についでに組閣まですると聞きますから、こんな突貫工事で大丈夫なんでしょうか。
客が来なくなったフレンチレストランのシェフが支配人と共にやめてしまい、次期シェフとしてスーシェフ(菅直人氏)が手を挙げている今の構図。元支配人派閥とアンチ元支配人派閥が反目する中、この閑古鳥の新興レストランを再生することができるのか。

これからはフランス産の鴨や牛など本場の食材を仕入れると大風呂敷を広げたのに、やっぱり今までの取引先とのしがらみで、日本の鴨や国産牛しか仕入れられないとの結論で起こった大量の客離れ。
シェフが変わっても、取引先(アメリカ)への配慮を継続したら、レストランの顔であるシェフと支配人を変えても仕入れられる食材は全く同じ。誰が継いでも厳しいと思うのは友里だけではないでしょう。

元支配人派とアンチ元支配人派に別れた対立がレストランの衰退を招くということは、有楽町の老舗フレンチ(実際はオーナー側の親子対立)と同じ。
身綺麗でしかも経験豊富で突出した能力を持つ人材がいないのがこのレストラン・ミンシュの悲劇。
ライバル店の元スーシェフから転職してきた豪腕でパワハラ癖のあるベテラン料理人、イタリアンなら未だわかりますが和食や中国料理店から急に転向してきて好き勝手言っているベテラン料理人、有名調理師学校(松下政経塾)の箔だけで下積み修業が少ない頭でっかちの若手料理人など烏合の衆の新興フレンチレストラン。果たして同じく転向組のスーシェフがすんなり継げるのか、有名調理学校出の若手調理人がシェフに就任してしまうのか。

どちらにしても人材構成が目茶苦茶と言いますか人種の坩堝のようなレストランですから、一致団結はかなり厳しいと考えます。
これから提供する料理、古典フレンチに回帰するのか奇を衒ったエルブジ風料理になるのか、それとも和や中国を融合したフージョン料理にするのか。
もしくは徒党を組んで脱退し同じく集客に苦しむ老舗洋食店(自民軒)の一派と共に新しい店をオープンする、小さいけど人気のあるオーナーシェフの店(レストラン・ミンナ)と提携する、いや根強い人気がある精進料理店(公明庵)と手っ取り早く提携してしまえ、など選択肢があると言えばそれまでですが、換言すれば日本の今後は非常に不安定ということであります。
やはり一度飲食業界(政界)をガラガラポンとぶっ潰して再構築するしかないのでしょうか。

今朝のTVでは、スーシェフがシェフを継いでレストランの華であるソムリエ(官房長官)に名の通った女性(蓮舫氏)を起用するのではとの予想が出ておりました。
前ソムリエ(アナゴさんと言われる平野さん)はワインのプレゼンテーション能力だけではなく、インポーターはじめ取引業者とのコミュニケーションもダメと最悪でしたが、果たして蓮舫氏、プレゼンはうまくファンの常連客も持っているようですけど、ワインの仕入れ先との関係や肝心のワイン知識や経験があるのかどうか。

レストラン・ミンシュの今後に注目です。

「めしとも」の指令で「ルナ・レガーロ」へ潜入

自宅のメインPC、ソニーのデスクトップが壊れてしまいました。
友里征耶としての原稿書き、掲示板書き込みやメールだけではなく、TVやBD鑑賞はじめ個人でも重用していましたので大変です。
まだ購入してから2年しか経っていない「タイプR」、思い起こせば最初から躓いておりました。

家で悪戦苦闘して接続も終わりまずは自慢の24インチでBDを見ようとしたら、モニターの画像が滲んでいて全然精細でありません。電話で何回も訴えたのですが、初期化などの処置を伝えるだけでなかなか瑕疵を認めないソニー。何日もの不毛なやりとりの末、やっと引き取ってもらいましたが、やはりハード上の問題でしたからソニーの往生際の悪さに頭に来たものです。
もう買うものかと思いながらも、デザインやスペックに釣られて今年も新モバイルを買ってしまった自分の甘さに呆れます。

修理に出して、うまくいったとしても自宅に復帰するのは1週間以上後でしょうから、その間はモバイルで代行しなければなりません。
TVを見ながらのPC作業に慣れてしまっていますので、今は携帯のワンセグを付けてのブログ対応。不便です。
直らなかったらデスクトップをまた買わなければならないのか。最近は同じ画面サイズでもセパレートではなく一体型になっているようなのでスペースは楽になりますが、資金と立ち上げるまでの手間を考えると憂鬱になってしまいます。

ところで鳩山さん、総理の椅子への執念は凄いものがありますね。この粘り腰を、本業の首相職に使ってもらいたかった。小沢さんたちとの会談後、報道陣を前にして親指を立てたと批判されていますが、

ボク、絶対にやめないもーん

と駄々こねているオコチャマみたいにも感じます。橋下府知事の方が首相職に向いていたのではないかと最近は考えてしまいます。?

さて昨日は、ダイワハウチュ、もといダイワハウスやフジテレビが力を入れているサーカスとスターシェフのディナーのコラボ、「ルナ・レガーロ」のグランドオープン初日でありました。
お世話になっている角川マーケティングから、「月刊めしとも 7月号」の新企画のスポット依頼があったのは2週間前か。
ニューオープンの店へライターを突撃させてレポートを書かせる企画でありまして、「土足調査」とのタイトルのごとくはっきりと辛口で書いても良いとのこと。

前から興味があった催しだったのですが、初日の2週間前で予約が取れるものかとフジテレビ・ダイレクトというネット申し込みを当たってみますと、簡単に予約が入ってしまいました。
スポンサー企業が力を入れている割に、それほど東京では盛り上がっていないようです。昨日の初日も、若干とはありましたが「当日売り」のチケットが販売されておりました。

詳しくは6/15発売の「月刊めしとも」をご購入の上お読みいただきたいのですが、予告を書かせていただくと、スターシェフたちが考案したという料理がイマイチなのは当然として、肝心のパフォーマンス(サーカス)も私には?
小倉智昭さんも取材を受けていましたから、本日の「とくダネ」で取り上げられるかもしれません。

今後の友里本の予定

鳩山首相の辞任問題が広がっているようです。勝谷誠彦氏のメルマガ情報では昨日中に辞任だったのですが、はずれちゃいました。
鳩山さんに辞めてもらいたいと思う民主党議員は、今夏の参院選の勝敗だけしか頭にないようですが、本来なら「日本国民」にとって鳩山さんが必要か不要かを考えるべきではないか。自分の当落だけを考える改選組を中心にした辞任要求には疑問であります。

鳩山首相は日本にとってあまり必要ではないでしょう。多額の税金だけ払っていただければその存在価値はありますけど。
まあ私が社員でしたら、あのような世間知らずで根回し下手、思慮が浅くポリシーのない、付和雷同で脳天気な社長の元ではやっていられない。人の振り見て我が振り直せと言いますが、自分の実力と言いますか実態を自覚出来ないとああいう無様さを晒してしまうのかと再確認した次第です。
今夕、再度小沢氏と会談するとの報道ですが、一種のKYなだけに誰も鈴をつけられないのではないか。

自民党もそうですが、東大出、松下政経塾出、元高級官僚、元弁護士など一般に優秀と言われる経歴の人が集まってのこの体たらく。今回の普天間問題だけではなく、偽メール事件にしても端で見ているとバカなことやっているなと思うのですが、本人たちが自覚出来ないのが悲劇というか喜劇というか。

私が思うにこの手の人たち、今までほとんど頭を下げたことがないのではないか(集票活動以外)。小さい時から頭が良い、お金持ちだと言われ続けて、ある意味頭がマヒしてしまった。間違っても他人から指摘されないで育ってしまった結果、バカやっていることが自覚出来なくなったのだと私は考えます。

さて昨日、今後の友里本の件で出版関係者と打ち合わせをしました。以前、出版社からのオファーは3件あると自慢しましたが、社内稟議の末1社がボツに。よって出版がほぼ決定したのは2つだけとなりました。

1つは前々からブログでサブリミナル効果を狙うように書いてきた友里征耶の「オススメ本」。新規開拓に加えてオススメ本に載せる店(何回か訪問しての判断)へ最終確認のため再訪しなければならず、なかなかはかどらなかったのですが、レギュラーの日刊ゲンダイコラムが明日の6/2でしばし休載。9月の再開予定までの期間に再確認訪問に励む予定です。

そして昨日打ち合わせした企画は、「グルメの嘘」と同じく新書です。やはり個別評価を封印し、より具体的に飲食業界の仮面を剥いでいくといった内容になると思います。
「グルメの嘘」(新潮新書)発売時、友里征耶の集大成だとした記憶があるのですが、今回は「食材」、「調理」、「料理人」などのカテゴリー別にその仮面を剥いでいくつもりです。

取り上げる「お題」は、専門会社を経由して飲食業界へもアンケートを取るようですが、読者の皆様にも友里に書かせてみたいというような「仮面」がありましたら、ご教授いただければ幸いです。

こんな客釣りキャッチをどう思うか
この料理人の口上はいかがなものか
こんな調理なら誰でも出来る

など、日頃飲食業界に対して疑問を感じている事がありましたら、一般客や読者に限らず飲食店関係者の方まで、ぜひご連絡いただきたくお願い申し上げます。

今思いつきましたが、ワイン業界の仮面も剥ぎたいですね。ワイン業界にはびこる種々の伝説(テロワール絶対、ビオ賛美、ソムリエ過大評価、ブラインド能力、世界一ソムリエ絶賛など)についても疑問も大歓迎。
J.C.オカザワのように「初版印税貰い逃げ」にならないよう頑張るつもりですので、皆様のアドヴァイス、情報、ご教授をお願い申し上げます。