伊藤滋氏へのブログで読者からクレームが・・・

一昨日の友里ブログを読まれてある読者の方から

失望した

とのメールをいただきました。ブログ内容は、相撲協会の特別調査委員会の座長を勤めてTV露出が激しい早大特命教授(慶應大学院教授も)の伊藤滋氏に関して突っ込んだものであります。
都市計画家という訳のわからない本業でお上や役員に取り入っているだけの

単なるポスト渡り鳥ではないか
その究極のポストが財団法人 社会安全研究財団の理事長ではないか

と問題提起したものでした。
私としては真面目に突っ込んだつもりなのですが、その読者は

視点が甘い。この写真をよく見てみろ

と私のブログにも貼りつけたURLを再度送ってきたのです。まずはその写真(伊藤滋氏)をご覧下さい。

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100629/1277826414

ポスト渡り鳥で多くの不労所得を稼いでいるんだから「もっと自然な(髪型)を選べば良いのに」という素朴な疑問をなぜ提起しなかったのか

というのがその読者の主張であります。(括弧内の「髪型」は私が書き換えました。原文はもっと直接的でした)
最初にこの写真を見たとき実はちょっと不自然に感じたのですが、もっと大きな問題が「渡り鳥ポスト問題」だと思ったので見逃してしまったのです。思えば片山総務相が誕生したとき、友里は自称「ヅラハンター」として問題提起しておりましたっけ。
今回不覚にもこの大きな問題を見逃してしまったことをここにお詫び申し上げます。

ところで髪型以外で友里掲示板でもこの伊藤滋氏に関する書き込みがありました。

まもとな常識人では自分や組織の保身が前面に出てしまいすぐに落としどころを見つけようとする。あのくらい変わっているような人でないと、「有事」を乗り切ることはできないのではないか。

と言うものです。伊藤滋氏のTVでの言動が常人には見えないので変わった人だと判断し、大きな改革が出来るのではないかとのお考えのようですが、私は伊藤氏の経歴からそうは思えないのです。
ウィキにある経歴(人物欄)を見る限り、体制ベッタリの人でないと入り込めない役職ばかり。役所などお上の御用学者として、税金から収入の大半を得ていたと推測されます。
財団法人社会安全研究財団の理事長だって、お上やお上と親しい業界団体から

憂い奴

と思われなければ就任できないでしょう。変わった人はお上や役所から毛嫌いされます。私はまったく無難な考えで改革の「かの字」も持っていないお歳を召した方だと推測します。
他の読者から、相撲協会の座長のポストもこの財団法人 社会安全研究財団関係で、前理事長、元理事長関係者からの推挙で就任したのではないかと言った情報を得ました。
相撲協会にとっては、保身的で無難な人選だったと考えます。

しかし慶應にはロクな教授がいないようです。昨朝のTVで、この八百長問題の件で出演していた中島教授。伊藤氏と同じく、相撲協会に関連した委員会だかに所属しているそうですが、

大相撲の八百長を根絶してしまってはバランスが崩れる

と聞き様によっては伝統芸の存続を容認するような発言をしておりました。金銭のやり取りによる伝統芸だけ排除すればよいと言うのでしょうか。番組の司会者も

個別の犯人捜しは無益

とまで言っておりましたから、この日本でマスコミに露出する人の頭の中ははかりしれません。

伝統芸である八百長を残しても結構。個別に犯人捜しをしなくても結構。ただしその際は

プロレスと同じく一般興行団体として一からやり直せ

と主張する友里征耶の発言は少数意見なのでしょうか。

税金を払ったらなぜやっていけなくなるんだ、相撲協会

普段は偉そうな暴言を吐きつづける石原都知事。大相撲の八百長に関しては

昔からあるじゃないか。みんな知っていて楽しんでいたんだろ

と珍しくまともなことを言っておりましたが、この4月の都知事選への再出馬に関しては相変わらずダンマリを続けております。
ファザコンの長男・石原自民党幹事長を使って昨日4選出馬を要請させておきながら

世の中に人材はもっとたくさんいる

とか言って受け流したとか。こんな親子の出来レースを大きなスペース使って垂れ流す読売新聞、老害ナベツネはじめ罪は大きい。
都知事選は後出し(最後に出馬宣言)が有利だということではっきり態度を示さず引っ張っているのでしょうが、四男と同じく己が

余人に代え易い

なら早く不出馬宣言すれば良いのです。他の候補希望者も後出しを狙っているわけですから、出ないなら早く宣言してあげた方が、他の人材にとって有り難いではないか。引いては東京都民の為になるというものです。
後わずか2ヶ月の東京都知事選、現職のくせに現段階で出馬するかしないかを迷っているとしたらそれは

単なるアフォではないか

早期の不出馬宣言はレームダック状態をうみ、己の不祥事を在任中に暴露されやすくなるので避けたい気持ちはわかりますが、この最終段階で不出馬を決めていていながら不出馬宣言をするデメリットは彼個人ではもうないでしょう。
自民党として他の党の候補者を牽制する意味合いはあるでしょうが、彼は究極の

私利私欲、自分勝手、公私混同

と思われる人。息子達さえダシに使っているくらいですから、自分さえ良ければの老害であります。最後の最後で4選出馬を宣言してくると私は考えます。
私は公私混同の権化・石原都知事に言いたい。

世の中にはアンタより私利私欲を持たない人は沢山いる
最後くらい男らしい態度を示せ

と。税金で一家4人(落選中の三男と都から報酬をもらっていた余人に代え易い四男をカウントしています)を養うことの無意味を、そろそろ東京都民は気付くべきでしょう。

イントロが長くなりましたが、掲題です。
伝統芸である八百長が表に出てしまって右往左往の相撲協会。新公益法人への移管に際し、一般財団法人になって法人税を支払うようになったら

相撲協会は成り立たない

と言っているそうです。頑なに法人税(税率30%くらい)を払いたくないという主張に私は呆れかえったのです。

以前のブログ(法人税減税に関して)で、法人税は儲けに対して課税されるものだと書きました。つまり、利益が出なければ法人税は払う必要がないのです。
ですから私は、相撲協会がなぜ法人税を払わなければならない一般財団法人になったら存続が危ぶまれるようになるのか理解できないのです。
儲かって利益がでて、その中のわずか30%(地方税である事業税は除く)を払うだけでなぜ潰れるのか。
世にゴマンとある一般法人はみんな法人税を支払う立場で頑張っているのです。赤字でヒイヒイいっている会社の経営者たちは

早く利益を出して税金を払えるようになりたい

と頑張っているのではないか。実際儲かってくると払いたくなくなる人が多いようですけど。利益が出ている会社が法人税を払っただけで存続出来なくなるなんて

一般常識では考えられない?

と私は声を大にして訴えたい。
相撲協会の経営者(理事達)は利益を上げても、30%の税金を払ったら運営できなくなると言っているわけですから、換言してあげれば

自分たちは無能です

と宣言しているようなものなのです。大新聞はじめ、マスコミがこのことに触れないのが私には不思議でなりません。

体制に取り入って役職渡り鳥か、伊藤滋さん

早大特命教授という肩書きだけでも違和感があった伊藤滋さん。なんと、慶應の客員教授にも就任しているようです。
八百長問題での記者会見での質疑応答を見る限り、とても

頭が切れる知的な人物

には見られなかったのですが、各大学の教授といっても本職はウィキによると

都市計画家

だとか。よく実態がわからない商売が本職のようです。
バブル時期、空間プロデューサーなる奇っ怪な肩書きが跋扈していましたが、この「都市計画家」も、お上に取り入って次々とポストを得て収入を増やし続ける

渡り鳥

の一種ではないか。彼の渡り鳥的人生を決定づける役職が

財団法人 社会安全研究財団 理事長

であります。

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100629/1277826414

財団名だけでは何をやっている法人かわかりませんが、早い話が

日本遊技機工業組合が作った警察OBの天下りが多い団体の理事長

なんですね。日本遊技機工業組合がどんな業界だかは皆さんでお調べ下さい。この財団のHPの「ご挨拶」や「あゆみ」を読んでいただければすぐわかるでしょう。

http://www.syaanken.or.jp/index2.html

私はこの日本遊技機工業組合自体を問題にしているのではありません。警察OB以外で、この財団の幹部への門戸が優秀な一般人に開かれているのか、を問題にしているのです。(聖心女子大の名誉教授も就任していました)
都市計画家(お上にベッタリでないとやっていけない職業のはず)が何でこの財団の理事長や相撲協会の特別調査委員会の座長に就任できるのか。
果たして伊藤滋氏の資質を考慮しての就任要請だったか多いに疑問があるのです。外資系会社にもよくあるこの

渡り鳥

人脈形成力(ジジイたらしの能力など)さえあれば、役職をたらい回しにして食ってけるシステムが日本にある限り(日本だけではないですけど)、まともに努力しても浮かばれる人は少ない。日本の将来は限りなく暗いと考えます。