宝島社新書 ついに始動

原発マネーは道知事だけではなく、広く村民にまで行き渡っているようです。
今朝のTV報道では泊村民たちは泊原発3号機の再稼働にみな賛成。中には

反対するわけにはいかない

という消極的賛成もありましたが、交付金と固定資産税の原発マネーが村の歳入の54%を占めるだけに、泊村民はいわゆる

マネー依存症状態

になっているようです。
原発を1基造ると膨大な交付金が貰えるのですが(徐々に減っていき最後は固定資産税だけになるらしい)、そのマネーで村(村民)は贅沢を覚えてしまうのでしょうか。交付金が減らされていく過程で、更なる

マネー

が必要となり、2基目、3基目の原発誘致に奔ってしまう現実。こんな狡猾なシステムを考えた役人や政治屋に脱帽であります。まるで反社会勢力がとる

覚醒剤商売と同じ

ではないか。
原発マネーは覚醒剤みたいと例えると怒られるかもしれませんが、一度手を出したらやめられないのですから困ったものです。
再稼働を認めた高橋はるみ道知事、経歴を見る限り元大阪府知事の太田房江氏と同じ元キャリア官僚。会見で淡々とメモを読み上げる様をみて、

中央官庁の操り人形

であることがわかりました。太田房江氏と同じで、ポリシーなき首長であります。
地方分権とか声高に叫ぶ人がいますが、本当に分権を目指すなら、まずはこんな中央官庁からの落下傘候補者を

首長に選ぶな

と私は地元民に言いたい。地元有権者の民度をまずは上げるのが地方分権の第一歩ではないでしょうか。

さて、子供の夏の宿題ではないですが、お尻に火がついてきてやっと原稿書きをスタートしたのが、今秋出版予定の

宝島社新書

であります。友里征耶にとって年に2冊の出版は初めてのこと。6月に出版した「絶品レストラン」(鉄人社)で出し殻状態になってから3ヶ月弱での復活はなかなか厳しいものがありました。
今回は新書と言うことで個々の店の評価本ではなく、「グルメの嘘」(新潮社)と同じく

問題提起本

の体裁をとります。
「グルメの嘘」では書ききれなかった飲食業界の「裏」を今度は具体的な事例(固有名詞も)を挙げて表に引っ張り出してみたいと思っております。
構成としましては

食材の裏
調理の裏
メニューや演出の裏
料理人の裏
食通の裏

などから成り立っております。

こんな「裏」を取り上げてくれ

というようなご要望やアドヴァイスがありましたら、ご教授いただければ幸いであります。

共倒れにならないのか、JALとジェットスター

本当に運転再開してしまうんでしょうか、泊原発3号機。新聞報道に寄れば、本日中にも高橋はるみ道知事は、営業運転への移行を容認するとあります。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110817-OYT1T00081.htm

福島原発事故の放射性物質被害が広がり続ける中、事故の検証もほとんどなされておらず九電のヤラセ問題も起こったばかり。この時期で高橋道知事の今回の

大英断

は何が根拠なのか。普通に考えれば、原子力ムラから道知事に大きな見返りが送られると考えるべきでありましょう。
彼女は旧通産省出身で自民党系。祖父も県知事で親族がインフラ関連会社(LPガスなど)を経営しているなどバリバリの

原発ムラ住人

であると思えますし、御歳も57で道知事も3期目に入ったばかり。次の改選期では60歳を超えますから、

4選を諦めて莫大な退職金と原発関連事業の顧問職就任で還暦後は悠々自適

を選択したと私は考えます。
原発事故関連では株と違ってバシバシ予想を当ててきた友里でありますが、?

原発の再稼働は当面あり得ない

とした予想、ついにはずれてしまうかもしれません。

さて昨日のニュースで友里が注目したのが

日本航空が格安航空(LCC)へ参入

でありました。カンタス航空、三菱商事と共同で

ジェットスター・ジャパン

というLCCを来年から立ち上げるというのです。最初は国内だけのようですが、アジア路線まで進出するとのこと。
格安の目玉は通常価格の4割引に加えて

最低価格保証

というビックカメラなど家電量販店で採用されているシステム。同日、同路線、そして同時間帯でジェットスターより安い設定の他LCCがあったなら、それより

10%引き

にするという安売り政策であります。
日本航空はこの安売り航空会社で新しい需要を掘り起こして本体には影響がないと主張していますが、本当でしょうか。
需要と供給の関係を50歳過ぎて初めて知った野田財務相(8/16の友里ブログ参照)がこれを聞いたら

ない頭が更に混乱してしまう

ことになるでしょう。
既にLCCを運営しているカンタスと組むことにより、本体とLCCを棲み分けられるノウハウ(発表できないとのこと)があるとのことですが、内幕は既に発表してしまっていると私は考えるのです。

このジェットスター・ジャパン、運行の中心は羽田ではなく成田空港なんですね。普段JAL本体をリピート利用している客で、羽田ではなく

成田発着

を利用している人がいるのか。
私が思うに、成田近辺を基盤にしている個人や法人でなければ、海外への行き帰りで国内乗り継ぎをする人くらいではないか。
ステータスを保持して儲けさせてくれる常連客がわざわざ成田経由という条件の悪さを選択して

4割引の航空券

に飛びつくとは思えません。
最低価格保証にしても、条件が厳しい(同路線は当たり前ですが同時間帯というのがミソ)ですから、当てはまる路線は少ないのではないか。わざとライバルLCCの路線とずらして出発時刻を設定すれば回避できるのであります。

成田発着枠が増加されて世界のLCCが乗りこんでくることから活性化すると読み、成田経由で時間がかかろうと、

とにかくJRより安く目的地に行きたい

という特定の客層を狙った(掘り起こす)戦略と私は考えます。
新しい需要とは、

時間を惜しまないJR利用客(鉄ちゃん除く)

ではないかと言うと、考えが甘いとJAL関係者から怒られるかもしれません。

覆面審査委員を公募する豚料理コンテスト

早稲田や松下政経塾はロクな教育をしていなかったのか。慶應や京都(前原)や東大(仙谷)も同じようなものですが、長引くデフレに関して野田佳彦財務相は

需給ギャップが原因だった。需要が足りなかった。

との発言に、友里は椅子から転げ落ちそうになりました。
早稲田大学や松下政経塾では、自由経済のもと、価格が需要と供給の力関係で決まるという基本中の基本を

一般国民は知らない

と教えているのか。いやもしかして、この人はこの基本中の基本に今頃気がついたということなのか。
こんな当たり前のことしか言えない人(しかも数年しか社会勉強せず政治屋を目指した)でも財務相が務まるのですから、日本の大臣職とは楽なものであります。

なぜこの不景気でもエルメスのバーキンが値崩れ(デフレ)せず100万円前後(原価の数十倍?)もしているのか。それは

どうしても欲しいというミーハーな客(需要)が多いから

にすぎません。なぜ牛丼戦争と言われ、ただでさえ安かった牛丼が300円前後まで値崩れしてしまったのか。それは

店の数に比べて客(需要)が少ないだけ

ではないか。今頃デフレに関して「需要がどうのこうの」言い出す問題ではないのです。
ここは財務相として、夕食は牛丼を毎日食べて(しかし1杯だけ)経済の大原則を勉強し直すことを友里征耶は野田佳彦財務相に提言したい。そうすれば

笑うセールスマン

に似た、弛みきった顔もダイエットで少しは引き締まるというものです。
まだ54歳だと思うのですが、かなり老けすぎでありますね。こんな人が総理候補とは日本のお先は真っ暗であります。?

また野田財務相、経済の知識がないだけではなく、一般常識も欠けているのではないか。震災復興は

千載一遇のチャンスだ

との発言は、単なるアフォなKYで済ませられますが、

A級戦犯は戦争犯罪人ではない

との考えには呆れてものが言えません。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011081400059

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110815-OYT1T00427.htm

彼はその根拠にサンフランシスコ講和条約を挙げております。
戦犯の名誉は回復されていると思い込んでいるようですが、それはこの講和条約絡みで戦犯が赦免されただけ。私の知識では公職復帰や恩給が回復しただけではないか。だいたいこの

戦犯=戦争犯罪人

は国際法といいますか、当時の列強が勝手につくった罪。
戦勝国が敗戦国に対し、二度と刃向かわないように生け贄を差し出させたシステムであると考えます。恩給や公職復帰が復活したとしても

戦争犯罪人は戦争犯罪人

トップ連中が罪から逃れるため、その罪を押しつけられた現場の指揮官や下士官たちの名誉回復なら理解できないこともないですが、トップ連中の名誉回復は国民感情的にも受け入れられないのではないか。

いや真の戦犯というのでしょうか、大本営の軍人官僚達が訴追を逃れ、中には大出世してしまった事例は昨日のブログでも取り上げました。もしかして野田財務相は記者会見で言い間違えたのではないか。

誤:A級戦犯は戦争犯罪人ではない
正:A級戦犯(BやCも含め訴追された人)だけが戦争犯罪人ではない

「だけが」を「は」と言い間違えたのだとしたら、私は納得であります。
何食わぬ顔をして戦後の政財界で権勢を誇った連中に真の戦争犯罪人がいると言いたかったのではないかと、皮肉的に友里は考えるのであります。

さて一種の街興しでありましょうか。前橋市では、特産の豚で街を盛り上げようと

飲食店の豚料理ナンバーワンコンテスト

を2009年から開催しているとはじめて知りました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110815-OYT1T00088.htm

今年はその覆面審査員を一般からも募集するとのことですが、飲食代や交通費など経費はすべて

自腹で報酬もなし

となると、果たして応募者が集まるのかどうか。
自腹で報酬なしとなるとせめて自腹覆面審査員の

自己顕示欲

を満たすことを考えるべきではないかと私は考えるのです。
サイト運営会社の利益のために毎日せっせと無償(一部の人は違うらしい)で投稿する「食べログ」のレビュアーが良い例。
ここはHNでよいので彼らの自己顕示欲を満たす意味で

前橋市主宰のレビューサイト

を立ち上げることが必要であると考えます。