久々のミシュランネタ

昨日のブログで取り上げました東電の

電気料金サギ的請求問題

まったく後追い報道を目にしません。結構大きな問題だと思いますが、今朝の読売新聞、私が読んだ限りまったく触れておりません。マスコミに何か圧力がかかったのでしょうか。

国会ではさっそくアナゴさんこと平野博文国会対策委員長がやってくれました。

内閣が不完全な状態では十分な国会答弁ができない

根が正直だから現閣僚達の無能さをついしゃべってしまったのでしょうが、

己(平野さん)も前から不完全

であるという自覚はあるのでしょうか。

さて、掲示板で読者からいただいた最近のミシュラン(主にガイド)に関する情報です。まずはご覧ください。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/17443

要約しますと

・ミシュランガイドの事務所がパリ7区から郊外へ都落ち
・総責任者だったナレさんが昨年末に辞め、公認は7ヶ月後にバイク用タイヤ部門にいたアメリカ人にやっと決まった
・現在でも1500万ユーロの赤字。コンサルは2015年には1900万ユーロに赤字幅が増えると予想し、「廃刊」も含めた3つの提案をした
・オーストリア版、ロス版、ベガス版がすでに廃刊となっている

といった内容。

“星”を失いつつあるミシュランガイドの憂鬱

と題したフィナンシャル・タイムズUKの記事であります。

新たにその国でミシュランガイドが発行されるとミシュランタイヤの売り上げが3%増えるということですから、赤字も販売促進費と考えれば良いのかもしれませんが、ガイドの責任者が

バイクタイヤをやっていたアメリカ人

と聞いただけで、ミシュラン本社のやる気のなさを感じてしまします。
NYやシカゴなどアメリカ、そして日本へはすでに進出済み。すでにタイヤの売り上げは3%増えているでしょうから、ここは

潔い撤退

がミシュランガイドの赤字幅削減となるのではないでしょうか。
今後の膨大な需要が見込める中国やブラジル、そしてインドへもガイドを出して、タイヤの売り上げが3%増えたら直ぐに撤退。この

ヒット&アウェー戦略

が、これからのミシュランガイドの唯一の生き残り策だと思います。

私見でありますが、ミシュランガイドは自国民には利用価値がないかなと。私ももっぱら欧州の旅行で利用しているだけで、商売柄毎年関東版や関西版を購入していますが、実際の外食で利用したことはありません。
ミシュランガイド・インド版、出版されたとしてもインド人が読むとは思えないのです。

前任のナレさん(フランス人)でさえ食に真の思い入れがあるとは思えなかっただけに、タイヤ畑のアメリカ人がミシュランガイドを立て直すことはできないと私は予測します。

最後に宣伝であります。今週月曜の友里ブログ、伊集院静さんの

他腹ぶり

を強調することに熱中してしまい、日刊ゲンダイで友里征耶の「行っていい店わるい店」が再開したことを宣伝し忘れておりました。
友里のコラムが再開したための値上げではありませんが、9月から

1部140円

と10円値上がっております。
早速「ドジョウ首相」や増税トリオ(前原、仙谷、藤井)をやり玉に挙げるなど値上がり分を補って余りある内容充実があると思いますので、ぜひ友里コラムが載る月曜、水曜以外でもご購入をお願い申し上げます。

誰もチェックしていなかったのか、東電の総括原価方式

まずは利益あり、原価に報酬(利益)を乗せてから売値を決められるというアフォでもやっていけるシステムが、電力料金の値決めに利用されている

総括原価方式

http://www.nuketext.org/mondaiten_cost.html

であります。簡単に表しますと

電力料金収入=原価+報酬

原価意識もなく報酬(利益)を乗せて高く売ろうとしても、客側が高いと思って買わなければ良いのですが、電気は地方独占ですから代替がありません。庶民は仕方なく企業努力をしなくてもよい会社の利益を認めなければならないのです。

8/16の友里ブログに書きましたが、野田総理、不得意の

需要と供給の関係

という資本主義の原則が成り立たないアフォな経営者にとっては夢のシステムであります。ただし誰でもアフォでも儲かりますから(当たり前ですね)、まったく面白みがないとも言えます。

ここからが本日ブログの本題。ではなぜ東電はじめ電力会社が原発を造り続けたかと言いますと、それは

原発は発電単価が安いからではない

のであります。電力会社の原価には

発電所や送電設備の建設費&保守費
燃料費
運転費用
営業費用(人件費ふくめ固定費)

が入っております。つまり、わざわざトータル的に安い発電システムを選ぶ必要はないのです。いや発電単価が安いものを選んだら儲からないのであります。
原価に一定比率(4.4%)をかけたものから電力料金を算出するのですから、原価を高くすればするほど

報酬が高くなり電力料金収入が増える

のであります。発電単価が安いシステムを導入する必要はないのです。
お手盛りの「役員報酬」も原価でありますし、利益が上がれば「役員賞与」も出しやすい。こんな楽な商売があるのですから驚きです。

ではなぜ原発を造り続けたのか。それは報酬のベースになる原価に

発電所の建設費と保守費

が含まれているからです。火力や水力に比べて、原発の建設費や保守費は?

はるかに高い

燃料費が多少安くても

それを補って余りあるほど原価を押し上げてくれる

のです。よって、当たり前ですが電力会社の報酬も増えるのであります。
火力を止めて原発を増やしたい電力会社の思惑がおわかりいただけると思います。

独占企業でこんな楽な商売を許されることだけでも問題なのに、その電力料金を決める原価で

実態より高いコストを計上

していた疑いがあるというのですから、呆れてものが言えません。
まずはその記事をご覧ください。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210906051.html

アフォでも儲かるシステムで、そのベースもインチキしているとしたら、これは国民に対する

詐欺行為

ではないか。しかも過去10年だけなのか。もっと前からサギっていたと思う人は友里だけではないでしょう。
こんなお手盛りを今まで外部がチェックしていなかったというなら、政官財学の癒着はもはや治療不可能であります。

【友里征耶の暴論】競歩があるなら背走の競技をつくっても良いのでは?

昨日のブログを読まれた読者の方から、伊集院静さんの行状に関する追加情報をいただきました。
京都には結構出没しているようですが、どうみても「他腹」。有名な寿司屋では舞妓や芸妓をつれて大騒ぎしていたとか。これが本当なら、小学生が寿司屋のカウンターで

トロ、サビ抜きで

なんて言うよりはるかに他の客に迷惑ではないですか。自分の素行を棚に上げてよく子供連れの客を批判するものだとあらためて感心しました。

先日皆様にアドヴァイスを求めたソニーPCぶっ壊れの件、とりあえず対処の方向を決めました。
宝島新書が校了する10月までは、自宅でもパナソニックのモバイルを無理して使用。副業やりながらのTV視聴はワンセグではなく、あらたに持ち運びも可能なものを購入。タイマー作動のソニーPCはとりあえず新PCへの引っ越しも考えて修理に出す、というものです。

昨日ビックカメラへ行きまして、無線でどこへも(限界はあります)持って行ける20型TVを買っちゃいました。ソニーPCも、もう一回だけ我慢して電話して引き取ってもらいました。
新PCをどのメーカーにするかはまだ決定していませんが、エプソンもいいかなと思っております。

ただし掲示板でアドヴァイスをうけた、大型ディスプレイをモバイルに接続するという方法、変換アダプターを買ってつないだのですが、外部ディスプレイをモバイルが認識せずうまくいきませんでした。
キーボードだけつなげると、モバイルの小さな画面が遠くなって見にくくなるので、当分はモバイル単体で我慢するつもりです。

さて本日の暴論、今回の世界陸上をみて思いつきました。
50キロの競歩を見て

なんで最速の走りではない「歩き」でタイムを競うのか

という疑問が沸いてきたのです。
陸上競技ですが、投げもの(やり投げやハンマー投げなど)、跳びもの(三段跳びやハイジャンプなど)、トラック競技(短距離や中距離)など、ある程度のルールがありますが、記録を目指すため体を思いっきり使っています。
競歩のトップレベルの競技選手は50キロを3時間半で歩くと言いますから、我々よりはるかに速いことは認めますが、なぜ最速の「走り」を捨てて

常にどちらかの足が地面に接していること
前脚は接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばすこと

という制約の中でタイムを競わなければならないのか。
それなら100メートルなど短距離やハードル競技も「歩き」で競ったらどうなのか。友里はなぜオリンピックで

20キロ、50キロ(男子だけ)

の「歩き」でタイムを競う競技があるのか不思議なのです。制約をつけての競い合い、意味があるのでしょうか。
「歩き」での競い合いに意味があるなら、走り幅跳びや三段跳びも、助走を「歩き」にしての競い合いをしてもよいのではないかと考えたわけです。

制約をつけた競技も必要というなら、極端な例ですが

背走で短・中・長距離を競う

という競技があっても良いではないかと言ってしまうのは暴論でしょうか。
競歩で頑張っている方々には許せない本日の友里征耶の暴論でありましょうか。お怒りになりましたらお詫び申し上げます。