デフレだ、不況だ、破綻だと言われ続けている日本。集客に苦しむ店(飲食店に限りません)が多いからかクーポン業界はホクホクではないでしょうか。
たとえばグルーポンの本日クーポンを覗いてみれば、
エステ、痩身、スキー場など
コンテンツは盛り沢山。80%引き(つまり上代の2割です)まであるようですが、驚いたのはラーメンのクーポン。高額商品(料理や美容の施術)の割引だから客が飛びつくと思っていたのですが、なんと
ラーメン(850円→425円)
まで出ているではないですか。今確認している段階でクーポンが1500枚近く売れておりますからビックリです。
もともと粗利率が高いと思っていたラーメンですが、原価率はいくらなんでしょうか。ここまで日本の経済は逼迫しているのか。そのうち
牛丼のクーポン
まで登場するのではないかと思ってしまいます。
このような現状を見て、予約困難(満席偽装も含む)な一部の店を除いて、飲食業界も厳しい状態が続いていると思っていたのですが、
1万円の栗菓子
があると聞いて友里は椅子から転げ落ちそうになったのです。接待でお世話になる方に何かお土産でもと、インパクトある(印象に残る)ものはないかと知人に聞いたところ、教えてもらったのがこのお菓子であります。
http://www.otoemon.com/item/192.html
店の宣伝になってしまうと拙いのですが、友里の文調での取り上げですから、販促になることはないと、URLを貼り付けました。
テリーヌと自称しておりますが、いわゆる栗のロールケーキみたいなものではないでしょうか。
丹波の栗
イタリア産カスターニュ種の蒸し栗
フランスノルマンディ産ラヴィエットのAOC発酵バター
讃岐三谷家の手造り和三盆糖
沖縄粟国の塩
と厳選素材のオンパレード。実際のところ、丹波の栗以外友里はよく知らない「厳選素材」でありますが、これらを使用するだけで1万円も請求できるとしたら、クーポン業者に50%近く搾り取られるのを覚悟の上
フルコースを50%以上割引(5000円前後)
しているフレンチレストラン、アフォらしくてやっていられないのではないか。
とはいえ話のタネもありまして購入してしまったのであります。
この最高値栗テリーヌ(他に4000円前後、6000円前後のテリーヌがある)、確かに栗はたくさん入っているのですが、丹波の栗の旬を考えると一年中提供できるものなのでしょうか。栗ってそのまま放置で1年持つのか、冷凍保存するものなのか。それとも調理してから保存処置をするものなのか。
不景気、不況、財政破綻だと言われて久しいですが、あるところにはあるというか、話のタネではなくこのような高級品が売れる地合がまだ日本にあるということに驚いた友里でありました。