カレー店の紹介で訪問が大変

昨日のキリンチャレンジカップ、日本はブラジルに4:1と圧勝でした。面白いようにゴールが決まる様を見てマスコミは

ロンドンの金メダルが見えてきた

と興奮気味であります。確かにワールドカップで優勝後、マスコミ露出過多でハシャギ過ぎ(儲け過ぎ)に見えた「なでしこ」でありますが、実際の試合を見ると自信をつけて逞しくなっているように見えてしまいます。
特にエースと言われる澤穂希選手が体調不良で離脱した最近は

チームとして前より機能しているのではないか

このままの状態(澤選手離脱のまま)でロンドンへ行った方が若返りもあって良いような気もしますが、問題は

澤選手の体調が戻って代表復帰を願い出てきた時

功労者を無碍に扱うわけにもいかないと先発メンバーに入れてチームが機能しなくなった時、佐々木監督は

レギュラーをはずす決断

が出来るのでしょうか。私が彼の立場であれば

頼むからロンドンが終わるまではじっとしていてくれ

アンチから性格が悪いと揶揄される友里なので、佐々木監督がそう考えているはずがないと言われるでしょうが、澤選手が離脱し続ければ、結果がともなわない(メダルがとれない)場合のエクスキューズにもなります。このまま、つまりチーム状態が良いまま金メダルを目指し、負けたときは

エースがいなかったのでしゃあない

となるわけであります。いない方が金メダルの確率が増し、負けても言い訳ができると言ってしまうとまたアンチから怒られるかもしれませんね。

さて店評価ブログや実名短評編でカレー店を何回か取り上げたからか、読者の方たちからメールでオススメ店を紹介していただくことが多くなりました。
また大阪カレーがスパイス系ではない理由として

繊維商が多かったから神戸を中心にインド人の永住者が多く、繊維の街、船場はインド料理屋だらけ。
でも古くから定着しているので、インド料理をはじめカレーも本場の味から遠ざかってスパイス系ではなくなっている。

との分析もいただきました。この流れで、関西、特に大阪ではノンスパイスカレーが好まれるようになったということでしょうか。
神戸の中国料理が実は日本風(本場色ないらしい)であるのと同じ理由だというのです。

こう言ってはまた関西の方に怒られるかもしれませんが、確かにイタリアンでも関西は本場色だす店が東京に比べてはるかに少ない感じがします。そこまで極端ではないですが、それはフレンチに言えることではないか。
同じ日本の料理である江戸前鮨でもかなり落ちますから、他国の料理では仕方ないのかもしれません。

さて皆様からオススメいただいたカレー店、実はなかなかすべて訪問するのが難しいのであります。
大食い&大酒飲み(最近は歳で少し落ちてきました)の友里、体型維持(体脂肪率13%)のため食事の回数を制限しております。はっきりいいますと

日に一回、夜だけ思いっきり食べ飲む

習慣を続けているのです。もう10年以上このスタイルでやっておりますので、ランチをちょっと続けると

太ってしまう

のであります。オススメいただくカレー店はインド料理店ではなくカレー専門店(居酒屋やバーで昼だけカレーを出す店も)が多いだけに夜に行くわけにも行かず、なかなか食べに行くことが出来ないのであります。

オススメいただいた店のメモはとってありますので、機会があれば訪問する予定でありますが、自分がススメた店のレポートがアップされないとご不満に思わず、どうか気長にお待ちいただきますようお願い申し上げます。

PS
先日、銀座のHAREに行ってきました。ここは大阪風カレーというのでしょうか、スパイス系ではなかったですが、同伴者たちの評判は良かったです。

 

 

マルチHN投稿がバレてしまったアンチの下手うち

読者の方から、今月より施行された

製薬会社の接待原則全面禁止

についてのメールをいただきました。
友里がこのことを知ったのは1年前くらいだったでしょうか。既にその時以前から製薬会社は接待(医師相手?)を減らしていたと聞いておりましたから、この4月施行といっても高額店へ急激なインパクトがあるとは思えないのですが、実際はいかがなものでしょうか。

この長引く不景気にもかかわらず、かなりの高額店でも勝ち組は連日満席。2回転はしない時もあるかもしれませんが、客単価が3万円前後(それ以上も)の店でも友里が知る限り

京味 かわむら もりかわ  青空 三谷 さいとう 龍吟 小十

など満席だけではなく予約困難な高額店は多いのではないか。最近赤丸急上昇中の

松川

も京味並みの客単価ながら人気店だというではありませんか。
ここまでの客単価ではないとしても、2万円前後の店としたら

カンテサンス ブルギニオン くろぎ バカール オギノ 石かわ

など予約困難、連日満席の勝ち組はかなり増えます。
これらの店は製薬会社の接待自粛の影響はまったく受けないのではないか。いずれも俗に言うグランメゾンン系ではなく、キャパも比較的小さい店ばかり。製薬会社の接待自粛の影響をモロに受けるのは

フレンチ、特にグランメゾンン系限定

ではないかと友里は考えるのであります。和食の料亭はもとから苦戦でしかも製薬会社接待の比率は少なかったのではないか。せっかくの接待にイタリアンを希望する医師がそういるとも思えません。中国料理も。
具体的な店名を出してみますと、以前ホールで実際に製薬会社幹部自らの接待を目撃した

ひらまつ

はじめ「シェ・イノ」、「アピシウス」、「レカン」などではないか。
ただし同じグランメゾンンでも「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」は

中国人客でじゅうぶん穴埋め

できているようで影響はないのではないかと推測します。
この辺の事情をよくご存じの方(製薬会社の方、医師の方)がいらっしゃいましたら、メールや掲示板でご教授いただければ有り難いです。

ところでその友里掲示板。最近は

書き込まないし見たくもない
はやく会員制の掲示板を立ち上げてくれ

といったメールをよくいただいております。
現在の掲示板は、己の主観に凝り固まってワンパターンの主張を繰り返すアンチや誹謗中傷な書き込みがほとんど。私はどんなこと書かれてもそうは気にしないのですが、これではまともな読者が避けるのは当たり前であります。

匿名でまったく文責がないと思っているから他人の目を気にする必要がないので(友里は人気商売ですから読者の目は気になります)、浮こうがKYだと思われようがお構いなし。己のストレス発散の場として利用する一部の人のおかげでもはや情報や意見交換の場としての機能を喪失してしまっております。

そんな機能不全の掲示板にしていただいた貢献者の一人であるアンチ(HN:いー 敬称略)がマルチ投稿を自ら開示するヘタを打ってしまったのです。
頭が固いけど生真面目な性格だから仕方ないかと思っていた「いーさん」ですが、なんと

猿顔の惑星

というHNで何回か投稿していたのです。まずはマルチがばれた書き込みをご覧ください。

http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1333123992/156-157n

映画「猿の惑星」をもじったこのHN、おそらく「ずこ」こと大石昌雄さんがさかんに友里の顔を

猿顔

と揶揄していたことから、恨み妬みをこめてつけたのではないでしょうか。
ご存じのように友里掲示板はマルチ投稿禁止であります。でも実際にはマルチではないかと疑う書き込みが後を絶たないのですが、こうもあっさり尻尾を出すとは脇が甘いというほかありません。

マルチ投稿が公になっただけで、ただでさえ少ない彼への支持が減ると思うのですが、

猿顔

という揶揄言葉を平気で使える性格だと知れたことで、更なる孤立をうむのではないかと思います。

 

 

これからはビストロと1万円和食しか生き残れない?

かなり昔のブログに書いた記憶があるのですが、イタリアンに押されて低迷していたフレンチ業界が生き残るにはパリの現状を見るまでもなく

ビストロしかない

との予想、結構当たったかなと思うようになりました。提供される料理がビストロ料理かどうかは別にして、そして完全アラカルト対応ではないとしても、今それなりに客が入っている店形態(フレンチ限定)は

中途半端なフレンチ(客単価2万円前後)より客単価1万円前後の店

ではないでしょうか。フレンチで食べログ1位のバカールを例に出すまでもなく、スペース(カウンター導入で省スペース化)、スタッフ数(厨房はせいぜい2名)、キャパ(15名前後)、内装などを節約して結果的に客単価を抑えた店であります。

女性だけのグループ(一人客も)が入りやすいのも有利。寂しい独身女性(ご免なさい)を癒やせる接客担当のトークがあれば更に鬼に金棒ではないでしょうか。
ちょっと注目を浴びたソムリエがシェフを雇って独立するパターンをよく見ますが、成功しているのは

カウンター付きの比較的廉価な店

だけではないか。己のトーク(人気)で女性客を呼べると思っていても、最近の外食を支えているのは

30代から40代にかけての独身女性

が中心のはず。しっかりした店構え(内装やスペース、スタッフ数)にして客単価1万円台後半以上(ワインを入れて)のオーナーソムリエの店で、集客が順調なところを私はあまり知りません。逆に順調でない店は簡単に挙げることができます。
この傾向は、フレンチだけではなくイタリアンにも言えることだと思います。

この現象はソムリエだけではなく、料理人の独立の際にも当てはまるのではないでしょうか。オーナーシェフの店も、店構えを立派にしてしまうと集客が難しくなると思います。
下積みや雇われで長い間頑張ったシェフが独立を考えたとき、確かに厨房で何人も仕切る、そしてホールも立派な店を目指したい、という気持ちは理解出来ます。

一人で調理しサービス(ワインサービスまで)までやらなければならないカウンター型式

なんて今までの苦労が台無しになると考えるのもわからないではありません。プライドもあるでしょうし。
しかし現実を見てみると、どこまで続くかわからない不景気の中、そのような店構え(中途半端に豪華)を出せる

資金手当

がつくのかどうか。資金集めが難しく、オープンしてからの集客も厳しい可能性がある店よりも、資金負担もランニングコストも楽なビストロ形式の店の方が気も楽ですし安定すると思うのですがいかがでしょうか。

フレンチシェフやフレンチソムリエ(こんな言い方があるのでしょうか)と違って、和食の料理人は割り切りが早い。
同じく現在集客が割と順調な店はカウンターメインの

小キャパの1万円和食

であります。先日アップした店評価ブログで紹介した「車力門ちゃわんぶ」を訪問した読者から、

CPよく満足した

とのメールをいただきましたが、客単価2万円以内の和食の場合、客のCP感を満足させるには

カウンター形式でスタッフはせいぜい主人と女将いれて数人

でないと無理ではないか。「くろぎ」のように大箱でも成功している店がありますが、ある意味特殊な位置づけだと私は考えます。
たいていの店は人気が出てきて1万5000円コース(料理だけ)を常連客の要請だとのエクスキューズで出すようになるのですが、客単価を上げて勢いを持続している店は少ないはずであります。

なんちゃってフレンチを嫌うフレンチ料理人はビストロ、高額居酒屋とは一線を画したい和食料理人は1万円和食、この割り切りで独立を目指すのが現在の経済状況では一番であると友里は考えるのです。

 最後に。和食で厨房スタッフではなく、ホール担当(フレンチやイタリアンでいうソムリエみたいなもの)が板長を雇って独立したという話を私は聞いたことがありません。フレンチやイタリアンで存在できて、なぜ和食には存在しないのか。(友里が知らないだけかも)それは

板長の給料の負担が大きい

からだと思います。そのため原価を抑えなければならずCPが劣化する。これは和食に限らずフレンチやイタリアンにも言えることでして、オーナーソムリエがそれなりの報酬を望んでしまった場合、雇われシェフにも満足する給料を与えてしまっては

店の経営が難しくなる

のであります。レストランは何と言っても料理が一番。そのためにはシェフにある程度の投資をしなければなりません。オーナーとシェフの両方が満足する報酬を得ることは

客のCP感を満足することとは相反する

可能性があるのは誰でもわかること。オーナーかシェフか、それとも客の誰かが犠牲にならなければ存続が難しいのが

オーナーソムリエの店

と断言してしまってはまた怒られるかもしれません。