問題山積の原発聴取会、博報堂が仕切っていたのですね。意見を言う人の人選も
博報堂任せ
と聞きましたから呆れてしまいます。
佐藤尚之氏のキャラが嫌いだからか広告代理店の存在自体が気にくわない友里。大マスコミと同じく時の権力に癒着するこの手の業界に昔から矛盾を感じておりました。それは何かと言いますと
一業種一社制ではない
ということ。簡単に言いますと、日本の大手広告代理店は、同じ業界内の競合社の広告を同時に担当しているということであります。
たとえば自動車メーカー。日産とマツダは競合ですから、本来は広告でもしのぎを削って勝負しなければならないもの。でも両社の広告担当は博報堂なんですね。
会社がデカいから部門が違えば別会社、と言いたいのでしょうが、これは世界では通用しない日本ムラだけの言い訳ではないか。電通も同時にトヨタとホンダを担当しているはずです。
如何にしてクライアントの業績を上げる広告を打つかに全神経を投入するべきなのに、ライバルメーカーも担当してしまっては適当なさじ加減をしてしまうのではないか。
広告代理店として、日産に全神経を注入してしまったら、同じくお金を貰っている
マツダへの背信行為
になるという矛盾がでてきてしまいます。
わかりやすい例えを挙げるとしたら、入札物件で複数の会社に見積もりを依頼しても
窓口(代理店)が1社しかない
のと同じであります。
家やビルを建てる時、せっかく相見積もりをとっても肝心の見積書が同じ代理店のものだったら
価格的に操作(談合)している
と思うのではないでしょうか。
この構図は広告代理店だけではありません。厳密に言いますと、ビックカメラや百貨店もライバルメーカーの製品を同時に扱っておりますから、販売では己に都合の良いメーカーを勧めている可能性がありますね。今の世に公正なものは存在しないのかもしれません。
さて読者の方から「ずこ」との訴訟はどうなったのか、ロックオンしたと威勢良くブログに書いたのに、その後の経過発表がないではないか、といったお叱りを何件もいただきました。
確かに6月25日のブログで「ずこ」の正体をつかんだとはしゃいだのですが、その直後本人が直接謝罪に現れ、そして相手方弁護士から和解の申し込みが来てしまうという予想外の展開となってしまったのであります。
現時点では双方の弁護士が1回顔合わせをしただけ。おそらく近々に先方から和解条件が提示されると予想します。
その条件に友里サイドが満足しなければ、当初の予定通り民事訴訟へ進むことになると報告させていただきます。
それでは友里サイドが満足する条件とは何なのか。それは交渉過程でありますので、現時点では公開することが出来ないことをご理解ください。
この調子では、方向性が確定するのが今秋になってしまいそうです。