ここが変だよ、TPP論争  大マスコミよ、すぐさま米国貿易委員会に確認しろ!

ついに安倍首相が本日TPP交渉参加を正式に発表するようです。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130314-OYT1T01608.htm?from=top

重い決断をしたい。これまでの情報だと、関税の部分はあまり決まっていないので交渉の余地はある

時の権力にベッタリの讀賣だから仕方ないのかもしれませんが、友里ブログで昨日紹介したアメリカの市民団体「パブリック・シチズン」の告白番組を見たら、こんな戯言、信じられるはずがないではないか。

http://www.youtube.com/watch?v=HLVKAalmD48&feature=youtu.beTPP

TPPは貿易関連だけの協定ではないぞ。26項目の内、わずか2項目だけだ

また、アメリカ議会上院貿易委員会のワイデン委員長でさえTPP草案にアクセスできないのに、なぜ安倍首相は関税の部分はあまり決まっていないと断言できるのか。
讀賣など大マスコミはすぐさま

ワイデン委員長に取材をかけるべき

なのであります。
TPP強硬の本家アメリカの重鎮議員でさえTPP草案を見ることが出来ないのに

利害が反する極東島国の一首相がTPP草案を知るはずがない

のはサルでなければ誰でもわかることであります。

讀賣など大マスコミ、いやもし本当にTPPに反対している議員がいるなら、ワイデン委員長とこの市民団体のロリ・ウォラックさんから上述のような言質を取って公表すれば

一発でTPP参加宣言は潰せる

のではないか。ではなぜそれをしないのか。
大マスコミは時の権力のポチですからするはずがないし、反対しているように見える議員も実際は

官房機密費などで既に懐柔されている

からに他ならないと考えれば辻褄が合うわけです。

友里が問題にしたいのは、このロリ・ウォラックおばさんが言っている

協定内容は締結後も4年間は内容を隠蔽しなければならない

この言を信じるなら、この半年の交渉期間中(あくまで政府側の談)で国益に反する条件をアメリカやカナダから突きつけられているかどうかさえも、オンタイムで国民には開示されないのであります。
少なくとも4年後の9月まで

何を譲歩し、な~んも勝ち取れなかったことが日本国民にはまったくわからない

数少ない友里ブログの読者でありますが、マスコミ関係の比率は高いはず。
なぜマスコミ人はこれらの問題を自ら検証しようとしないのか。
友里はマスコミ人に声を大にして言いたい。

一生に一度くらい、ジャーナリストらしい仕事をしてみろ

と。
アメリカ国内でさえ隠蔽されているようですから、日本の腰抜けマスコミに期待するのは無理だとわかっているのですが・・・

自分たちさえ儲かれば国や社会がどうなっても構わない

産業競争力会議のメンバー(三木谷、竹中など 敬称略)を見れば誰でも納得する定説であります。

 

ここが変だよ、TPP論争  茶番の議論をこれ以上続けるな!

大方の予想通り、昨晩行われた自民党の自称時間制限なしTPP対策委員会の総会、あっさり終わってしまいました。
年寄りの冷や水というのか茶番の口喧嘩を仕掛けた70過ぎのお爺さんに、TVカメラ前で勇ましく吠えていた北海道選出の新人議員(中川さん)もあっさり矛をおさめてしまいました。
今までの対立は偽装であって

出来レース以外の何ものでもない

ことがわかった瞬間であります。

5項目の農産物など聖域を確保できなければ脱退も辞さずとのことですが、逆にいえば

それ以外はアメリカに譲歩しまくるのか

実際は昨日も述べましたが、広告代理店含めたマスコミ業界、ゼネコン業界、インフラ業界なども聖域となると思っているのでしょうが、それらTPP推進者(自分は痛みを伴わないので賛成するのは当たり前)も実際はウカウカしていられないのではないか。

東京新聞のスクープでは

二〇一一年十一月に後れて交渉参加を表明したカナダとメキシコが、米国など既に交渉を始めていた九カ国から「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、再交渉は要求できない」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013030702000237.html

ではなぜ自国不利なこんな屈辱条件を認めてカナダやメキシコがTPP交渉に参加したのか。それはこの記事にあるように

貿易相手国として魅力的な日本の参加とアジア市場の開拓を見据えているから

どうやらアフォな日本は

アメリカだけではなく、カナダやメキシコからもカモにされる

自国に不利を承知で参加したカナダとメキシコ、

日本の参加逃げ切りを許すはずがない

のはアフォでもわかることあります。
先日、アメリカに先立ってカナダはシェールガスの日本輸出を決定したと聞きました。

自民党の茶番論争の前に、とっくに日本のTPP参加は決まっていた

のであります。

この東京新聞のスクープだけでも驚きなのに、友里ツイッター(https://twitter.com/TomosatoYuya)では更なる暴露報道の紹介がありました。
まずはご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=HLVKAalmD48&feature=youtu.beTPP

TPPに反対しているのは日本の農家や開業医だけではなく、超推進役のアメリカの99%(1%の富裕層がTPPで儲けようとしているから)も反対している(実態を知れば反対するべし)というのですから驚きであります。

友里が驚いたのは以下の点。

・26章あるなかで貿易関連はわずか2章だけ
・草案は非公開どころか、締結後も4年は内容を隠蔽しなければならない
・これは企業権利の世界的な強制である

TVなど大マスコミは関税撤廃など貿易自由化だけがTPPだと思っているフリをしていますが、実態はもっと奥が深い。

企業がその国の国内法によって利益を妨げられていると判断したら、己の儲けしか考えない弁護士を雇って

国際法廷へ訴える

ことがいくらでもできるんですね。貿易関連以外で。
しかも問題なのは国内法や国内規制、行政手続きよりも

国際法(TPP条約)の条約を優先する

ということ。つまりこのアメリカのリーク報道にありましたように

どこからか勝手に選ばれた弁護士(国際法廷の判事役3人)が国に損害賠償金を払う判決文を書きまくる可能性大

これら大企業を支配する1%の富裕層だけに役得があるのが(日本にも儲けられるサラリーマン社長などがいるとは思いますが)TPPなのでありましょう。

締結後も4年間はその内容を隠蔽しなければなりませんから、日本の純粋無垢国民はどれだけ国益を失うかが直ぐにはわかりません。
いや日本はアフォばかりですから、4年過ぎてもピンと来ないのではないか。

かくして日本はアメリカのわずか1%の為の下僕と成り果てるのであります。

 

 

ここが変だよ、TPP論争  犠牲にする業種を明らかにしろ!

TPP参加表明が間近に迫ってきたようです。そこで本日からTPP問題を扱う時のブログタイトルを掲題に変更しました。

一昨日は、自民党の年配議員(70歳以上か)二人がTVカメラ前で

茶番の喧嘩

を演技していました。
支持者へのパフォーマンスなんでしょうが、まったく(喧嘩の)真剣味を感じなかったのは友里だけではないでしょう。
その他、日本医師会やJA関連も一見強烈に反対しているように見えますが、すべて

出来レース

ではないか。
TVのコメンテーターは、

医師会のTPP反対は、減り続ける「診療報酬」を食い止める(上げる)裏取引の為のパフォーマンス

と言っておりました。
国民皆保険が崩壊すると主張しておりますが、実際は実を取っての

開業医の収入アップ

が狙いということでありましょう。

昨日の日比谷、JA系が大集会を開いておりましたが、動員された末端の人たちが可哀相。
彼らは本気でTPP参加を阻止できると思っているのでしょうか。

友里が推測するに、JA幹部とはとっくに話がついているはず。もしかするとJA幹部は個人的に政府から

官房機密費

を受け取っているかもしれない。
守る品種(除外品目)は

コメ、砂糖、乳製品、牛肉

が鉄板。これはとうの昔に決まっているはず。
逆に言いますと、これさえ守ればあとはどうなっても良いと考えているのではないか。
そうでなければこの時期に、小泉進次郎がわざわざ

南大東島(農地の大半がサトウキビ)を視察するはずがない

のであります。

TVや新聞など大マスコミ(マスゴミと揶揄する人がいますね)は

何々を守れるのか

とアフォな視聴者や読者に問いかけておりますが、友里が考えるに

どの業種(品種)を犠牲にしてアメリカに差し出すのか

を議論するべきではないか。
アメリカから守るものは大筋で決まっているはず。前述の農畜産物に加えて主なところを挙げると

再販制度、宅配制度堅持の新聞
一業種多社制(世界標準は一業種一社制)のメジャー広告代理店
建築業法を盾に新規参入を拒むゼネコンなど建築業界
グローバルスタンダードでないJIS規格に守られたインフラ業界

などなど。戦後からアメリカとの交渉ではすべて譲歩しまくっている日本。

地位協定さえ改善できない素晴らしい交渉力の日本が、TPP交渉でアメリカに勝てるわけがない

のはアフォや裏取引している大マスコミ以外なら誰でもわかること。
「世界の自分勝手」といわれるアメリカが、自国に有利にならない交渉をするはずがありません。

石油のドル決済をやめようとしたイラクに対し(この説は読者から教えてもらった)

大量破壊兵器がないのにあるとでっち上げてぶち壊したアメリカ

であります。
己の利益しか考えていないのは周知の事実。

つまり、前述の除外項目(品目)を認めても余りある儲けとなる、アメリカに差し出す犠牲項目(品目)があるということであります。
そうでなければアメリカが納得するはずがない。
そこで友里は声を大にして言いたい。

出来レースの反対運動など時間と金の無駄だ!
除外品目ではなく、アメリカに差し出す品目(業種)を開陳しろ
この時期の官房機密費の配布先を明らかにしろ

その職に就いている人、その業種で生計を立てている人にとって重要なことは

自分がTPPの犠牲になりたくない

ということ。

誰(どの業種)をアメリカに差し出すか

を議論することが最重要課題であると友里は考えるのです。

ここからは友里の私見となります。
友里がアメリカに差し出すべき(守るべきでない)と思う品目を農畜産物から1つ選ぶとしたら、それは

牛肉

であります。(繁殖農家と肥育農家の皆さん、ご免なさい)
A欠(この友里ブログを参照)させてサシの量を競い合うようになったワギュウー

脂まみれで肉の味がしない
脂まみれで肉の食感がない
カロリーが高い
それなのに高すぎる

とメリットなど1つもないと思える日本のワギュー。
アメリカの国家観が大嫌いな友里でありますが、

USDAプレミアビーフ

は大好きなだけに、TPPで牛を差し出しても友里はいっこうに構わないのであります。
でもこのアメリカ農務省(USDA)が格付けしている最高ランクのプライムビーフ、

実はサシの入りも最高(アメリカ基準)

なんですね。それでも日本のワギューとはまったく違う味わいに食感なのであります。

世界一のステーキハウスといわれるブルックリンのピーター・ルーガーのTボーンステーキは

2人前(日本人だと3人前くらい)でも8000円ほど

つまり食感がなく肉の味がしないワギューの1/5くらいの値付けではないか。
せっかくのTPP参加でありますから、

東京(関西も)のステーキがUSDAプライムビーフだらけ

になることを友里は望んでおります。