昨日のワールカップ最終予選のヨルダン戦、アウエーの不利も働いたのか残念な結果になってしまいました。
マークが甘く(気を抜いていたのか)セットプレーから失点した1点目に、カウンターもどきで簡単に振り切られてフリーでシュートされた2点目。
昨晩のスタメンディフェンス陣がイマイチということでありましょうか。
まあ、世界で最初の出場決定なんておこがましいですから、楽しみはもう少し後に引っ張った方が良いでしょう。
実際のところ一番喜んでいるのは
放映権を持っているテレ朝
ではないか。
ここで出場を決められると、放映権を持っている残り試合が
すべて消化試合になってしまって視聴率が稼げない
からであります。
テレ朝的には、世界で最初ではなく
最終試合で出場を決めてもらいたい
これが本音ではないでしょうか。
さて他の大新聞やTVでは見かけない記事が珍しく朝日に載っておりました。
過払い返還、密約で減額 債務者が知らぬ間に 消費者金融と法律事務所
http://megalodon.jp/2013-0325-0803-07/www.asahi.com/shimen/articles/TKY201303230436.html
地下鉄内含めここ数年やたらと目立つのが、司法書士や弁護士の事務所が客釣りしている
払いすぎた利息を取り返してあげますよ
という広告であります。
朝日新聞によると、これを専門にしている司法書士や弁護士が
利益相反行為
をしているというものであります。
どんなものかといいますと
消費者金融業者に払い過ぎた借金の利息を取り戻す「過払い金返還請求」をめぐり、業者が、請求を代行する法律事務所(司法書士事務所も入っているのでは?)と手を結び、債務者の一部に不利益となる協定を秘密裏に交わす例があることがわかった。
返還額を減らして手早く和解する内容で、業者のメリットは大きく、法律事務所も多くの依頼を処理できる
簡単に言いますと、過払い金利息を取り返したい人から依頼された弁護士や司法書士が、利害が反する相手側と勝手に交渉して
返還金を負けてあげている(依頼者の取り分が少なくなる)
という、依頼者に対する背信行為でありまして
立派な利益相反行為
であると友里は考えます。
弁護士や司法書士の事務所は、この背信行為をすることによって相手方(消費者金融)との和解を簡単に処理することができます。
「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」ではないですが
依頼者の回転率を上げられるので、処理件数が多くなり手数料が稼げる
金融業者にとっては当然返還金の額を減らせるので
損を減少できる
のであります。
金融業者と弁護士や司法書士など勝ち組やエリートが得をして、弱者である肝心の依頼者が損する構図は格差社会ではお約束でありますが、ここまで魂を売り渡してでも儲けたい弁護士や司法書士が生息するという現実。
複数の関係者は
返還の支払いを減らすことが目的だ。
「交渉の結果、取り戻せるのはこれだけ」と法律事務所に言わせれば、債務者はあきらめて和解する
と証言しているとか。
高利貸しに借金を繰り返す人は問題を先送りして現実を見つめ直すことができない人。いわゆる純粋無垢なグループの一員であるだけに
難関な司法試験を通った弁護士(司法書士は難関でははないかも)と、海千山千の高利貸しが手を組んで騙すことは赤子の手をひねるようなもの(勝谷誠彦氏のメルマガからの要約)
ここにまた、格差社会の特徴である
負け組を踏み台にして儲けるビジネスモデル
が出来てしまっているのであります。
弁護士にとって依頼者の依頼は
所詮「人ごと」
と聞いたことがあります。医師が患者にいちいち感情移入しないのと同じく、
割り切って対応
するのは仕方がないことですが、
矜持を捨ててまで儲けを追求するのはいかがなものか
日本はTPPを締結する以前に既に
アメリカ(欧米人)の悪いところをバンバン輸入してしまっている
と心配するのは友里だけではないでしょう。