掲題の件、本業が忙しく半月ほど先送りしていたのですが昨日やっと確認しました。よって本日発表させていただきます。
事の発端は5/1の有名人(関西限定)のブログでありました。
その有名人とは、ウイキペではフードコラムニストと紹介されている
門上武司さん
大阪ガスの走狗として、もとい、大阪ガスのバックアップのもと、「あまから手帖」などの媒体を使って
ガス式厨房を設置している店の宣伝
に勤しんでいる関西飲食業界の重鎮であります。
その門上さんが取り上げた大阪のスペイン料理店についてのブログの記述に、友里が知らなかった(調べてもわからなかった)食材を発見したのです。
http://www.geode.co.jp/column/kadokami/2013/05/01/post_1062.html#more
その食材とは
ハブーゴ村の最高級ハモン・イベリコ カバ ネグラ
あれは10年以上前か、スペインにある他称「エルブジホテル」訪問でセビリア郊外を訪問した友里、ハモン・イベリコの中でも最高質といわれている(格付けはないらしい)
ハブーゴ村のハモン・イベリコ
の存在を知って勿論食べまくったのはいうまでもありません。でも、このブログにある
カバ ネグラ
とは何なのか。ハブーゴを上回る格付けなのか、疑問に思って検索したのですが該当するものがでてきません。
カバとはスペインの発泡酒であるカヴァのことなのか。
ネグラは「黒」の意味ですから、シャンパーニュのブラン・ド・ノワールから無理に解釈すると
黒ブドウだけから造ったカヴァを飲ませて育てたハブーゴ村のイベリコ豚の生ハム
この経緯については、以下の友里twilogにありますので参照してください。
http://twilog.org/TomosatoYuya/date-130502
当時は、還暦過ぎた門上さんの聞き間違いで
パタ・ネグラ(黒い脚の意味 パタはスペイン語で脚)
だと結論づけたのであります。
ところが読者からの情報で、同じ店で食べた女性ブロガーも同じく「カバ ネグラ」と表記していると知ったのであります。
http://megalodon.jp/2013-0507-1749-49/ameblo.jp/madamchii/entry-11523176437.html
イベリコ豚はもともと脚(蹄)が黒いですから、わざわざ「黒脚」と二重表記するのもおかしいと思っていた友里、その読者のメールにあった
メニューにそう書いてあった可能性が高いと思うのですが如何でしょうか?
に納得してしまった。
そこで店に確認しようと思いながらあっという間に半月経ってしまっての、昨日の電話確認でありました。
邪魔になってはいけないと営業時間を避けて電話をかけた店は
大阪・堂島・スペイン料理「アマルール」
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270101/27064735/
突然の電話質問ながら丁寧な電話応対をしていただきまして、
カバ ネグラ(友里の耳には「カパ」と聞こえたような・・・)はイベリコ豚の生ハムの商品名(要約)
との回答をいただいたのであります。
シェフはサン・セバスチャンの星付きレストラン「スベロア(Zuberoa)」で修業したそうですから
パタ・ネグラをカバ・ネグラと間違えて客に伝えるはずがない
との最終判断に至ったのであります。
ハモン・イベリコのインポーター関係者がいらっしゃいましたら、ぜひこの辺りの情報を伺いたいものであります。
しかしここで又疑問が1つ湧いてきました。
門上さんも前述の女性ブロガーも、このサン・セバスチャンのレストランをタルトケーキ紹介のところで
スペロア
と表記しているんですね。
店のつづりは「Zuberoa」ですから、普通、
「ペ」ではなく「ベ」
と発音すると思っていた友里、
大阪人の発音に完敗
してしまったのであります。
でもこの大阪式発音を適用すると、あのエルブジ(エルブリと言い張る人もいますが)もつづりは「El Bulli」ですから
エルプジ(エルプリ)
になってしまうと思うのですが、大阪人の皆様、いかがでしょうか。
追記(10:50)
友里ツイッターでの読者からの情報です。
やはり友里の耳は確かなようで(門上さんの聞き間違い)、問題のハモン・イベリコのカバ・ネグラは
カパ・ネグラ(CAPA NEGRA)→黒いコートの意味らしい
サン・セバスチャンの3つ星、マルティン・ベラサテギが関与しているハブーゴ村の最高質のイベリコ生ハムのようです。
http://www.spanischgourmet.com/es/tienda/Catalog/show/jamon-iberico-capa-negra-do-jabugo-45664