初版印税貰い逃げになりそうなマスヒロ本をご紹介!

今さらながらでありますが、やはり友里は株下手であったようです。
先日のブログで、所有株の含み益激減を挽回するためある株を信用買いしてしまったと書きましたが、翌日の一昨日に

わずかな利益で決済

してしまったんですね。
ウクライナ情勢の不透明さなどで怖くなってのヘタレ決断だったのですが、案の定、昨日は更に値上がっておりまして、この日に決済したら利益は倍になっていた。
そして本日も、NYの状況などを見ますとその株は更に値上がる嫌な予感。

売ったあと、押したらまた信用買いして儲けようと思っていたのにまったく逆の動きとなってしまいました。
今までの経験から

友里が買うと即下がる
友里が売ると即上がる

という定説があったのですが、1日で買値より上がってしまったので慌てて売ったけど、後者の定説は健在だったということであります。
フェラ~リの後ろ姿がもう見えなくなりそうです。(泣

 

さて本日は、J.C.オカザワの伝統芸というか得意技というか宿痾と言いましょうか、初版印税貰い逃げ(出す本が売れずに返品の山で増刷できない)になりそうな本を紹介させていただきます。

その本とはあのマスヒロさんが書いた

美食の世界地図料理の最新潮流を訪ねて (竹書房新書)

発売して2ヶ月経っていないのに(1/20発売)、アマゾンでのランキングはこの原稿を書いている段階で10万位をかる~く突破。
友里がチェックした範囲では

出版直後から一度も1万位以内に入らなかった

のではないか。
まあ、「最新潮流」と表紙に書いてあっても、昨年無理して海外へ行って取材した

ロンドン、NY、シカゴ、コペンハーゲンなどの数店を冒頭にちょっと紹介しているだけ

内容の大半は

過去の料理人(二郎さんや斉須さんも登場しますが)との想い出話と己の偏った知識(作法)の披露

でありまして、どれも過去の本などで数回は読んだことがある内容ばかり。
最新潮流といっても、

ほとんどが過去本の焼き直しばかり

でありますから、これを買えっていうのが土台無理な話なのであります。

昨年のマスヒロさん、珍しく海外旅行をしていましたっけ。しかも何回も。
予算の関係かどうかはわかりませんが、ここ数年(10年くらいか)はあまり海外へ行っていないと感じていただけに、この海外食べ歩き連発に違和感を覚えていた友里、

なんだ、新書の取材だったのか

印税契約がどうなっているかわかりませんが、札幌のワインスクールが資金提供をしていないとしたら、竹書房が取材費(航空券代など)を出していたのではないかと推測したのであります。

ちなみに拙著「堕落のグルメ」(角川SSC新書)は、おかげさまで発売前の予約段階でありますが、アマゾンではランキング1000位前後。グルメのカテゴリーでは現時点で3位でありますことをここに自慢、もとい、報告させていただきます。

ここからは宣伝と厚かましいお願い。
3/10発売の「堕落のグルメ」でありますが、発売日が月曜と土日を挟むため既に取り次ぎは配本を終了しているようです。
よって、本日でも早いところなら書店に拙著が並んでいる可能性があります。
手にとって面白さが確認出来ましたなら、お買い上げいただければ幸いです。

また もし拙著をお買い上げいただくとしましたら、お手間にならなければ近くの紀伊國屋書店かそのオンラインでお願いできれば更に幸いであります。

 

「の水」の店主と日刊スパの記者に社会常識はないのか?

柏の連続通り魔事件、容疑者が逮捕されましたが任意同行?(手錠をされていなかった)の時の映像で

・・・バンザ~イ

と変な雄叫びを上げておりました。精神状態の不安定さをわざとパフォーマンスしているのでしょうか。
この手の容疑者のお約束なのか、前日にはマスコミの前で

ペラペラと目撃談を披露

していたとか。昔同じアパートの女性殺しの容疑者も連日マスコミでしゃべり続けていましたっけ。
第一発見者と同じく、この手のマスコミ露出人は最初に疑われるということがわかっていないとは思えないのですが、放火犯が現場で見物する習性と同じく、

わかっていてもやめられない

のでありましょうか。
しかしTVで盛んに連呼している「マンション」ですが、警察官に誘導された容疑者が外階段で降りている様を見る限り

マンションではなく単なるアパートじゃないか

と友里は疑問に思ったのであります。

 

さて本題は読者からいただいた情報に関してあります。
まずはその日刊スパの記事をご覧ください。

http://archive.is/YyGqN

要約させていただくと、経堂にある居酒屋?で3万円以上食べた客がカードで決済をしようとしたら10%以上の上乗せをされた。
頭にきたので食べログで厳しい評価をしたら、なんと3.00と低得点になってしまった。
ところがこのSPA記者は

店主の性格の悪さ(手数料転嫁)を棚に上げ、店の料理を絶賛

しているんですね。(レビューや店主の口上を先に信じているようなので、この記者の食後感はアテにならない)

ちなみにこの低評価をしたレビュアーの書き込みもご覧ください。

http://archive.is/iHoDz

更に驚いたのはこのSPA記者

和食店にはつきものの醤油が卓上に置かれていないのも特徴

と曰っているのです。
この友里も和食店に行くことがありますが

普通、卓上に醤油差しなんて置いてないんじゃないか

わずかな経験の居酒屋では見かけましたけど。
造りなどで醤油が必要なことはありますが、普通

醤油を入れた小皿がその都度出てくる

のではないでしょうか。おそらくこのSPA記者

居酒屋のルールを和食店に摘要

していると友里は推測します。
そんな経験の持ち主が

あっさりした味付けのなかに、素材のうま味がぎゅっと凝縮。食べた後もさっぱりで、体に優しい味わいだ。

と言っても、説得力はないんですね。
本来の問題点は、居酒屋としての料理がどうのこうのではなく、

カード手数料の客への転嫁

このようなケースは、どこに出しても恥ずかしくない

カード会社との契約違反

なのであります。
それを棚に上げて、しゃあしゃあと自分の店の宣伝をする店主に、それを垂れ流すSPA記者は、

社会人として常識が欠如している

と友里は考えるのです。また

料理人のあるべき姿なのかも。

と〆ているSPA記者に友里は問いたい。

堂々と契約違反の手数料転嫁をしている料理人のどこが「料理人のあるべき姿」なのか

料理人の理想像が手数料転嫁を平然とするような性悪店主なのか。
こんな問題意識の欠片ももたない人がマスコミにいるのですから、日本国民は総アフォに導かれてしまうんです。

ところでここからが宣伝になるのですが、3/10発売の「堕落のグルメ」(角川SSC新書)の第3章(飲食店のわがまま慣習を法に問う)でも

この手数料転嫁問題

を取り上げております。
そこでちょっと紹介しているのが、麻十の天麩羅屋。

カード会社との契約違反にならず実質的に手数料を転嫁できる狡猾なシステム

をとっておりまして、この手法を真似ていれば「の水」も友里に突っ込まれることはなかったでしょう。
詳しくは「堕落のグルメ」をご覧ください。

 

 

【宣伝】 「堕落のグルメ」の書評取材を受けました!

ウクライナ問題、とりあえずプーチンが会見で即時の軍事介入を否定したことで、当面の株式相場は危機を脱したようです。NYのダウ平均も200ドル超の上げで終わりました。

実は昨日、ちょっとしたキッカケで場の終了間際に

信用である株を一気買い

してしまった友里。
連日の下落で所有株の含み益が激減していたのでそれを挽回するための博打に出たのですが、またまた「株下手能力」の発揮で資産を減らしてしまうかと場が終わってから後悔しまくっていたのです。
ところがこのプーチン様の会見によりまして

最悪な状態にならない(これから爆上げか)

と胸をなで下ろした(フェラ~リの皮を数えている)のであります。

 

さて昨日、日刊ゲンダイの取材を受けてきました。
何の取材かと言いますと、この時期ですから勿論

「堕落のグルメ」(角川SSC新書)

について。3/10発売に合わせて、

3/12発売の日刊ゲンダイの著者紹介

に取り上げてもらうことが決まったからであります。
まあはっきり言いますと、10年以上お世話になっている関係からのコネでの紹介となるのでしょうか。

今度の本の特徴を聞かれて答えたのが

今までのグルメ関係本とはまったく異なる唯一無二の内容

簡単に宣伝させていただくと、客側の視線から店や店主を評するだけではなく、

客(特に関西人)の問題点についても自戒の念を込めて評している

ことでしょうか。

前半は、友里メルマガでも大きな反響があった「脅迫」や「出禁物語」を挙げながらの「店主性悪説」を展開し、偽装についても友里独特の見地から述べております。

中盤は飲食店の慣習(出禁通達やドタキャンへの補償金請求など)に関する法的な検証と、各ジャンルの料理人の本音に迫る質疑応答。(料理人たちは匿名出演であります)

そして後半は一般的な客に加えて関西客にまで迫っての、悪習に関する問題提起から飲食店との健全な付き合い方を導く構成となっております。

特に今回のウリは

・ステマ会社の飲食店に対する営業トーク(録音)の起こしを公開
・店がドタキャン補償金をもぎ取ることは限りなく不可能だという法的見解
・意外にも打たれ弱かった店主たちの本音の紹介

などなど。
また各章の〆には

キレイごと抜きのワイン選び

という初心者向けの友里コラム(1ページ)をオマケとしてつけております。
世には売れないワイン本が氾濫しておりますが、今までにない視点で書いております。

日刊ゲンダイのインタビュアーによりますと

何度読んでも、(第1章の)出禁物語は面白い
後半(特に関西人ネタの第6章)は笑い転げた

マジなグルメ問題提起本を目指したのですが、読み物というか、

面白本

の位置付け思われてちょっと複雑な気持ちになった友里でありました。

果たして「堕落のグルメ」を読んだ関西人、

後半の関西人ネタでも笑い転げることが出来るかどうか

関西で受け入れられるか拒絶されるか、そこがベストセラーとして5万部、10万部(あくまで目標)売れるかどうかの分水嶺となると考えます。