この金余り(融資先不足)の時代に、一介の支店長でしかなかったOBのためだけに融資を引き揚げる銀行があると思うのか

いや~、錦織、凄かったですね。
オンタイムではなくダイジェストしか見ることが出来なかったのですが、全米オープンでベスト8という快挙。

https://archive.today/p73KJ

昨年からコーチにマイケル・チャンを招聘したからでしょうか、フットワークだけではなく神がかり的な鋭いショットを放つようになっておりました。しかも体勢を崩されてのスーパーショットの連発でありますから驚きです。

ただしここからが問題。いままでは「さあこれからだ」という時に限って錦織は

怪我して棄権

とかを繰り返してきた体力&コンディションの問題。
今回は体調も良いようなので、ぜひ試合で決着がつくまで(出来れば優勝して貰いたいけど)コートに出続けてもらいたいものです。

 

さて本日はまったくの身内話。

通算成績は負けが多いですが数だけは普通人離れした多さを誇る訴訟経験はじめ、代表取締役解任で乗っ取られそうになりながら最後は逆転で会社を取り返すなど、一般人でまずあり得ない経験までしている友里。
自分で言うのもなんですが結構波瀾万丈な人生を送っていると思うのですが、その友里にも死角というかド素人よりも劣る分野があるのであります。それは何かと言いますと

融資に関する銀行との取引

20代の頃に一時的に個人ローンを組んだことはありますが、幸いなことに会社は無借金経営を貫いていたので

銀行から融資を受けたことがない

経験がないどころか、必要がないので融資関連の知識もほとんどなかった。世間相場の金利だけではなく、融資をうける方法やシステムもよくわからないのであります。
そんな無知な友里に、先日ある知人がブラフをかけてきたのであります。

実は友里(正確には友里が経営している会社)、ある小規模な上場会社(東証2部ですね)のいわゆる大株主(はっきり言って筆頭株主です)でありまして、1/3以上を把握している身。
でも一応サイレント・マジョリティの立場を保持していたのであります。(ブログで雇われシャチョーのあるべき姿を力説はしていましたが)

ところが外部環境の変化だけではなく内部の問題(早い話が経営ですかね)もありまして、先行きを考えて外部の血を入れるなどテコ入れをしなければならないかと考えるようになったのであります。(経営陣とその取り巻き以外はそれを望んでいるようです)

ところがどっこい、現経営陣関係しかいないと思っていた抵抗勢力に

他の大株主(といっても10%以下)

が加わっていると先日感じたのであります。

その10%以下の大株主に、件の会社の改革の必要性を説明したのですが、現経営陣の中でも代表者より実権を握っているとも噂されている(次期シャチョーを狙っているとかの噂も漏れ聞いてしまった)銀行出身の取締役に洗脳されたのか、その10%以下の大株主

○○さん(友里の本名)、外血をいれようとしたら、メインバンクが融資を一斉に引き上げて大変なことになりますよ

とブラフをかけてきたのであります。

こと銀行融資関連について友里はド素人なので、一発カマせると思ったのでしょうか銀行出身者とその洗脳大株主。
でもいくら無知だからといっても友里の性格からしてこんなブラフに屈するわけにはいかない。そこで根拠はなかったのですが

やれるものなら引き上げても結構。その引き上げ理由の経緯を開陳してその是非を世に問うぞ

と訳のわからないことを言ったところ、その10%以下の大株主

融資する銀行は他にもあるでしょうしね

とトーンダウンをしてきたのであります。

話がここまでなら、たいした内容ではないので本日のブログに書かなかったのですが、この後、友里にとって衝撃となる教えを別の知人から教授されたのであります。

銀行から借金したことがない友里はよく知らなかったのですが

今の世は金余りで融資先を確保するのが大変。そう簡単に融資を引き上げるはずがない

というのです。
そこで件の会社の有報(有価証券報告書)など表面的な財務内容がわかる資料を見てもらいましたところ

おいおい、この会社、銀行にとってかなりの上客だぞ。
実質無借金でもやれそうなのに無理して社債含め借金しているようにしか見えない。しかも金利条件が破格に悪い可能性がある

とのこと。

そこで友里ははじめて会社への融資金利の世間相場を知ったのであります。
勿論、その知人の会社(売り上げ規模は同格)が受ける融資金利も教えて貰いました。

検証精神旺盛な友里、関連会社の借金総額にその世間相場金利(知人の会社が受けている金利)を掛けてみて即に思ったこと、それは

俺って、かけ算ができなくなったのか

何回やっても、財務諸表に出ているその会社の支払利息総額、

友里の計算結果の数倍の数字

になっているんですね。
でも好んで世間相場の数倍の金利をはらうお人好し会社があるはずがない。そんなことを容認していたら

取締役の善管注意義務

にも抵触するのではないか。よってこれは何かの間違いだと思うのですが、その知人が自信たっぷりに言い放った

とにかくそんなカモ、もとい上客を、銀行がたかが支店長上がりのOBの為に手放すはずがない

と言う発言に、妙に納得した友里でありました。

そういえば昨日弊社の担当役員(一応零細でも役員はいるんです)から

○○銀行(超メガバンク)から、(件の会社と)取引したいので段違い筆頭株主として紹介してくれ

と頼まれたことがあったと聞きました。

10%弱の大株主のブラフに引っかからなくて良かったと胸をなでおろしたのは言うまでもありません。

 

 

また大阪の会社が偽装に奔ったのか(イントロの方が面白いです)

まずはイントロ。

https://archive.today/t3f0W
昨日の友里ブログで、株主にウソをついた可能性がある役員に対するご意見をお願いしましたところ、友里ツイッターでは早速

解任請求権の行使要件を満たしている

とのご意見をいただきました。

また公開の場でないメールでは、弁護士と思われる法曹関係者の方から親切なアドヴァイスも色々いただいてしまったのであります。

早速その知人などに取り次いだのですが、更なる興味深い事実が新たに出てきたのです。
その株主担当役員(取締役管理部長)、なんとコピー機使用問題以上のウソを株主についたかもしれないというのであります。

それは何かと言いますと、経営陣側が出した株主総会の定款変更の議案への賛同を何としても取り付けたいがために

弁護士に相談して作成したという稚拙な契約書

を提出してきたんだそうです。
何の契約書かを詳細に提示すると会社が特定される可能性があるので武士の情けで書きませんが、会社法に詳しい方ならば

契約書が必要な定款変更

が何かはおわかりいただけるかもしれません。

つま~り、己たちの議案に難色を示した株主を説得するために、付け焼き刃で作成した稚拙な契約書を(なんとこの会社、肝心の契約書を作成せずにこの定款変更を議決しようとしていたとか)

弁護士のお墨付きだから大丈夫。だから賛成してね。

とウソをついてきた可能性が高いようなのです。

友里もその契約書を見せて貰いましたが、ド素人ながら何10通もの契約書を交わし、30に近い訴訟をしてきた経験から言わせていただくと

まともな弁護士が関与したとはとうてい思えない無茶苦茶稚拙な内容

であったのです。

百万が一本当にその顧問弁護士がお墨付きを与えていたとしたら、弁護士としての資質に大きな問題があるのではないか。これでは

有名上場企業(勿論東証一部)の監査役が務まるわけがない

そんな無能な弁護士に顧問料を払っていた責任が発生することは必至。また定款変更を押し通すために、

顧問弁護士にチェックして貰ったと株主にウソついた

としたら、これはどこに出しても恥ずかしくない

コンプライアンス違反

ではありませんか。取締役の解任理由には

定款の手続を無視した職務執行など、職務執行上の法令・定款違反行為

などがありますが、立派に抵触していると思うのは友里だけではないでしょう。
もしこれが事実であるならば、こんな役員たちのもとで働いている社員、誠に哀れであります。

その経緯(ウソをついているかもと思われる)などメールの物証も揃っているとのことですから、高みの見物としては面白い事態になってきたと、暇を持てあましている友里は、ほくそ笑んでしまったのであります。

 

それでは本題。まずはこのリンク先をご覧ください。

牛肉産地偽装7年18トン 大阪の食肉会社

https://archive.today/DLHED

性懲りもなくまた大阪の会社が偽装をやらかしてくれたそうです。
確かに北海道産の黒毛和牛と飛騨牛を食べてわかる一般人がいるとは思えません。だからといって

個体識別番号まで偽装して儲けに奔るとは何事だ(怒)

お上の処分は甘すぎる。こんな会社勧告だけですませず、

市中引き回しのうえ取り潰し

にするべきではないかと友里は考えます。

 

 

 

無能なだけでも問題なのに平気でウソをついたとしたら役員失格だ、いや人間資格だろ、株主担当役員

本日より日刊ゲンダイのコラム「友里征耶の行っていい店、わるい店」が再開します。
毎週月曜と水曜、おそらく来年5月まで続くと思いますので、ご購入含めどうぞよろしくお願いします。

 

さて本日は先週8/26に取り上げたブログの結末についてであります。まずはそのブログをご覧ください。

 

常識や知識、能力のない奴は上に立つな!

http://goo.gl/Q1MiJS

ある上場会社(規模は小さいです)に、株主として当然の権利である株主名簿の閲覧&謄写を要求したら、謄写は「書き写し」なのでコピーはさせないと拒否された

と相談してきた知人でありましたが、先週金曜日の夜にその結末をメールしてきたのであります。

件の上場会社の株主担当役員(正確には取締役管理部長というようです)から断固拒絶された株主名簿のコピーでありますが

閲覧場所を提供した信託銀行も最初は拒否したが、法的な説明をしたら最終的にコピーしてくれた

とのこと。

当初信託銀行の担当者たちは名刺も提示しなかったと言いますから、その株主に対して信託銀行は上場会社からかなりネガティブな情報を吹き込まれていたのではないか。

先週の友里ブログにも書きましたが、株主名簿の謄写として

コピー機を貸与して株主がコピーすることは拒否できない

との判例が出ているのであります。
この信託銀行の最終判断(コピーOK)は当然なのでありますが、ではなぜその信託銀行は当初コピーを拒否したのか。

知人の話(正確には信託銀行の話)によりますと、件の株主担当役員は信託銀行に閲覧場所の提供を願うとき

株主がコピー機を持ち込むと言っているが、それだったら、大丈夫か(要約)

と言ったとか。
でも当の株主(知人)は、その担当役員と

コピー機を貸してくれ
謄写とは書き写すことなので貸せない

と揉めに揉めていたんですね。決して「コピー機を持ち込む」とは言っていないはず。

つまり知人と信託銀行の言を信じるなら

担当役員がコピー機を貸せないように信託銀行にウソついた

形になるのであります。
コピー機の貸与に関してその担当役員は

顧問弁護士にも相談して貸さないことを決定した

とも言っていたそうですが友里は信じられない。その理由は、謄写=コピーとなることは前述のように判例が出ているわけでして

有名上場企業の監査役をも務める顧問弁護士がそんな間違った見立てをするはずがない

と思うからであります。
あくまで推測ですがその担当役員(取締役管理部長)、信託銀行へ言ったのと同じように

顧問弁護士にも、ねじ曲げた質問で確認したフリをした

のではないか。
それが真実であるならば、その有名上場会社の監査役も務める弁護士にとっては

エライ迷惑

となることでありましょう。

人間、保身に奔るのは欲があるから仕方がない。
でもそれを何とか抑えて、己たち雇われ役員の為ではなく、社員や株主など真の意味での「会社」のためを考えるのが人としての責任だと友里は考えます。

友里読者には、上場企業関係者や弁護士、公認会計士や税理士の業界関係者もいらっしゃると思います。
ぜひこれらの点についてご意見を聞いてみたいものであります。