いや~、錦織、凄かったですね。
オンタイムではなくダイジェストしか見ることが出来なかったのですが、全米オープンでベスト8という快挙。
昨年からコーチにマイケル・チャンを招聘したからでしょうか、フットワークだけではなく神がかり的な鋭いショットを放つようになっておりました。しかも体勢を崩されてのスーパーショットの連発でありますから驚きです。
ただしここからが問題。いままでは「さあこれからだ」という時に限って錦織は
怪我して棄権
とかを繰り返してきた体力&コンディションの問題。
今回は体調も良いようなので、ぜひ試合で決着がつくまで(出来れば優勝して貰いたいけど)コートに出続けてもらいたいものです。
さて本日はまったくの身内話。
通算成績は負けが多いですが数だけは普通人離れした多さを誇る訴訟経験はじめ、代表取締役解任で乗っ取られそうになりながら最後は逆転で会社を取り返すなど、一般人でまずあり得ない経験までしている友里。
自分で言うのもなんですが結構波瀾万丈な人生を送っていると思うのですが、その友里にも死角というかド素人よりも劣る分野があるのであります。それは何かと言いますと
融資に関する銀行との取引
20代の頃に一時的に個人ローンを組んだことはありますが、幸いなことに会社は無借金経営を貫いていたので
銀行から融資を受けたことがない
経験がないどころか、必要がないので融資関連の知識もほとんどなかった。世間相場の金利だけではなく、融資をうける方法やシステムもよくわからないのであります。
そんな無知な友里に、先日ある知人がブラフをかけてきたのであります。
実は友里(正確には友里が経営している会社)、ある小規模な上場会社(東証2部ですね)のいわゆる大株主(はっきり言って筆頭株主です)でありまして、1/3以上を把握している身。
でも一応サイレント・マジョリティの立場を保持していたのであります。(ブログで雇われシャチョーのあるべき姿を力説はしていましたが)
ところが外部環境の変化だけではなく内部の問題(早い話が経営ですかね)もありまして、先行きを考えて外部の血を入れるなどテコ入れをしなければならないかと考えるようになったのであります。(経営陣とその取り巻き以外はそれを望んでいるようです)
ところがどっこい、現経営陣関係しかいないと思っていた抵抗勢力に
他の大株主(といっても10%以下)
が加わっていると先日感じたのであります。
その10%以下の大株主に、件の会社の改革の必要性を説明したのですが、現経営陣の中でも代表者より実権を握っているとも噂されている(次期シャチョーを狙っているとかの噂も漏れ聞いてしまった)銀行出身の取締役に洗脳されたのか、その10%以下の大株主
○○さん(友里の本名)、外血をいれようとしたら、メインバンクが融資を一斉に引き上げて大変なことになりますよ
とブラフをかけてきたのであります。
こと銀行融資関連について友里はド素人なので、一発カマせると思ったのでしょうか銀行出身者とその洗脳大株主。
でもいくら無知だからといっても友里の性格からしてこんなブラフに屈するわけにはいかない。そこで根拠はなかったのですが
やれるものなら引き上げても結構。その引き上げ理由の経緯を開陳してその是非を世に問うぞ
と訳のわからないことを言ったところ、その10%以下の大株主
融資する銀行は他にもあるでしょうしね
とトーンダウンをしてきたのであります。
話がここまでなら、たいした内容ではないので本日のブログに書かなかったのですが、この後、友里にとって衝撃となる教えを別の知人から教授されたのであります。
銀行から借金したことがない友里はよく知らなかったのですが
今の世は金余りで融資先を確保するのが大変。そう簡単に融資を引き上げるはずがない
というのです。
そこで件の会社の有報(有価証券報告書)など表面的な財務内容がわかる資料を見てもらいましたところ
おいおい、この会社、銀行にとってかなりの上客だぞ。
実質無借金でもやれそうなのに無理して社債含め借金しているようにしか見えない。しかも金利条件が破格に悪い可能性がある
とのこと。
そこで友里ははじめて会社への融資金利の世間相場を知ったのであります。
勿論、その知人の会社(売り上げ規模は同格)が受ける融資金利も教えて貰いました。
検証精神旺盛な友里、関連会社の借金総額にその世間相場金利(知人の会社が受けている金利)を掛けてみて即に思ったこと、それは
俺って、かけ算ができなくなったのか
何回やっても、財務諸表に出ているその会社の支払利息総額、
友里の計算結果の数倍の数字
になっているんですね。
でも好んで世間相場の数倍の金利をはらうお人好し会社があるはずがない。そんなことを容認していたら
取締役の善管注意義務
にも抵触するのではないか。よってこれは何かの間違いだと思うのですが、その知人が自信たっぷりに言い放った
とにかくそんなカモ、もとい上客を、銀行がたかが支店長上がりのOBの為に手放すはずがない
と言う発言に、妙に納得した友里でありました。
そういえば昨日弊社の担当役員(一応零細でも役員はいるんです)から
○○銀行(超メガバンク)から、(件の会社と)取引したいので段違い筆頭株主として紹介してくれ
と頼まれたことがあったと聞きました。
10%弱の大株主のブラフに引っかからなくて良かったと胸をなでおろしたのは言うまでもありません。