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旅行記
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- 2009年12月18日(金)|
一昨日出張で出かける際、羽田空港の小さな本屋に立ち寄りました。何となく棚を見たら、「グルメの嘘」が表向きのまま飾られていたのにビックリ。発売されて1ヶ月が経ち、次の新書が出てしまい露出が減ると思っていたのですが、こんな場所の本屋にも結構な数が置かれているということは、もしかしたらミリオン売れてフェラーリ購入という話も夢ではないかもしれません。(アンチの皆さん、冗談です)
昨夕、日刊ゲンダイ担当の方から連絡がありました。夕方だったので「おっ、また店からのクレームか」と身構えて電話に出たところ、八重洲ブックセンターで「グルメの嘘」がランキングされているという吉報でありました。ベスト8だったそうで、面白いことにその後の9位がミシュランだと言うのです。帰京したら確認に行ってみたいと思います。
さて、イタリアばかりでパリの事を書かずに訪問記は終わったのかと指摘された掲題、本日は出張中で詳しいデータ(写真など)がないので、イタリア最後のトラブルを書かせていただきます。
トリノ→アルバのタクシーでは揉めたので、トリノ空港(アルバからトリノ経由でそのままパリへ)へのタクシーは余裕を持とうと早めにアルバを出発。トリノ空港には何と出発時刻(16時頃)の3時間前についてしまいました。
往路パリ経由で着いたときには気がつかなかったのですがこの空港、結構小さくてあまり店がないんです。時間をつぶすためラウンジでメールチェックやパリのレストラン情報などを検索していたらいつの間にか出発1時間前を切っておりました。
そろそろ限界かとエアフランスのチェックインカウンターへ行って手続きを始めたところ、スタッフがスーツケースの重量を見て受け取りを拒否。重量が制限を超えていて運べないので、荷物を分けろと言うのです。
そう言えば、以前SF空港でも拒絶されて用意された段ボールにその場で慌てて分けたことがありました。その後はシビアな空港がなかったので気にしなかったのですが、新書のゲラ、ミシュランガイド3冊(京都・大阪、イタリア、フランス)、その他ブログネタの雑誌や1ユーロのワインとトルナヴェントのシェフから貰ったワインが重量アップに貢献してしまったのでしょう。
しかも、出発まで時間がないこの時に、その分ける段ボールがないと言われて大慌て。寂れた空港内に点在するショップに飛び込んでバッグを探しまくったのです。
置いてあるバッグは小さくて5キロ以上の荷物を分けるキャパがない。センスが悪くて高い無名スーツケースを買わなければならないかと観念しかかったとき、大型のナップザックのようなもの(それでも130ユーロした)を見つけたのであります。
急いでラウンジへ戻って荷物を分け、重量オーバーの追加支払いの手続きなどにも時間がかかり、しかもこの急いでいるときにセキュリティで引っかかってベルトや靴を脱ぐなどまた手間取り、ゲートにやっとたどり着いたのは出発時刻寸前でありました。
1ユーロやタダのワインのおかげで、ナップザックに重量オーバー追加料金と余分な出費が3万円以上、CP悪すぎです。
しかも仕方なく買った大型ナップザック、変な模様入りでしてパリのホテルでベルスタッフに渡す時ちょっと恥ずかしかったです。数日後、雑誌やミシュランをつめて先に自宅へ送ったクロネコ送料も半端ではなかった。今後は雑誌やミシュラン、そして安いワインは持ち運ばないと反省したのです。
昔から旅行慣れせず荷物が人より多めになるのに、友里デビュー以後は雑誌などの資料も多くなったことを自覚しなければなりません。
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情報
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- 2009年12月17日(木)|
2009年も残り2週間となりました。忘年会真っ盛りのはずですが、それほどの過熱感を繁華街に感じません。
先日銀座を歩いていて、遅まきながら「バリー」の閉店を知りました。その他の海外ブランドの路面店も、クリスマス前のかき入れ時だというのに寂しい限り。松坂屋にあった高級ブランド「グッチ」も撤退し、その後に廉価ブランド「フォーエバー21」が入るかもしれないと聞きますから、驚きです。
先週末、麻布十番や西麻布を歩いていて気になったことがいくつかありました。
麻十の商店街のビル、結構空き室が目立ちます。中には、テナントが半分以上入っていない新し目のビルまであります。そのすぐ近くで、新築ビルを建設中なのですから施主は何を考えているでしょうか。多分、建築業者などの見通しの甘い話をそのまま信じて建設を続行しているのだと思いますが、竣工後は「悲惨」が待っている可能性が大きいでしょう。
そして西麻布。あの「やま祢」グループの「西麻布 露地 やま祢」が原状回復らしい工事をしているのを見つけました。確かフグ以外に天麩羅もやっていた店のはず。HPでは、移転準備でしばらく休業とありますが、この手の釈明は実質「閉店」がほとんど。稼ぎ時の年末に移転でクローズすることを選択する経営者がいるとは思えません。また、移転先が決まらずに長期休業することも普通に考えればあり得ない。西麻布の地に、この手の業態の店が合わなかったと言うことでしょう。
どんどん廉価になっていく店として思いつくのは、西麻布2丁目の「トラジ」。最初は常連専門の高額焼肉「虎の穴」だったと記憶していますが、いつの間にか「トラジ」に変身。そして今は派手な張り紙を店前に張り、
?家族で焼肉! 3980円 ボリュームは6?7人前
で集客をしています。看板通り1人前ではなく6人前で3980円なら、凄い価格設定であります。
本題です。
先日、連日満席の廉価和食2店を訪問しました。
恵比寿にある5250円コースの「かどた」、湯島の8800円コースの「湯島121」です。
「かどた」はこの価格帯にしては厨房スタッフが4人もいてビックリ。量も充分。「湯島121」も修業元と言われている「京味」と比較するのは可愛そうですが、この価格を考えたら多くを望めないでしょう。ちょっと総量が足りなかったような気がしましたけど。
つい最近まで、1万円前後の和食店が人気になってコース価格を1万5000円前後に値上げする店が目立ちましたが、この不景気でうまく集客できているのでしょうか。
来年は、牛丼だけではなく、和食(居酒屋などを除く)まで価格競争に突入していくかもしれません。
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書評
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- 2009年12月16日(水)|
今朝のTVは、アメリカの政府筋が「日本は北朝鮮と同じくずうずうしい」と評していると報じておりました。
一連の普天間問題で、連立政権の煮え切らない態度に苛ついたようですが、私は最大限の賞賛ではないかと好意的に受け取りました。
田中康夫氏などからポチ外交と揶揄されてきた「アメリカ絶対服従」から、あの瀬戸際外交というか開き直りを繰り返し、アメリカを手こずらせる北朝鮮の交渉術と同列に評価されたと考えたわけです。
合理的なアメリカ国民は、本当に必要で良い製品だと思ったら、いずれトヨタはじめ日本車を買うようになるでしょう。世界よりアメリカ、アメリカより自分、と個人主義の国民性だからであります。
いくら批判されても、国から助けられても、喉元過ぎるというか、ちょっと持ち直すと自分たちの報酬やボーナスを高額に戻すアメリカ金融界を見ればすぐわかることです。
やっている事は稚拙で見ていられない連立政権ですが、結果論的にはアメリカとの関係をイニシャライズして再構築できるかもしれません。
マスヒロさんの「言うべきは言う」は見かけ倒しでありますが、対アメリカにははっきり言い続けてもらいたいものです。
さて見かけ倒しといったら、近年これほどのものを経験したことがなかったのが、掲題にある丸谷才一氏著の「人形のBWH」(文藝春秋)であります。
帯には
?「ミシュラン東京版」への決定的批判から直木賞とっておきの秘話まで
とあり、読者からブログのネタになると勧められて購入しました。
旧仮名遣いで非常に読みにくい文章なので、件の「ミシュラン関係」しか読みませんでしたが、一体何処に「決定的批判」があるのでしょうか。
文章が下手だ、レイアウトが悪い、地図が悪い、といった表面的な温い「指摘」が主体。私には全然「決定的」に感じませんでした。
こう言ってはお世話になった文藝春秋社に怒られるかもしれませんが、何の新鮮味もなく鋭い批判もありません。あの帯の謳い文句で釣られた客はがっかりしたのではないでしょうか。新刊だというのに現在(本日早朝)のアマゾンランキングは10,569位。増刷された場合は「帯」の内容変更をお願いしたいと考えます。
丸谷さんは、私のミシュラン批判を知らないのでしょう。と言うか存在自体をご存じない。(当たり前ですけど)
末端というか泡沫ライターである友里は、彼ら有名作家にはまったく相手にされていないということが、あらためてわかりました。