最近訪問した店 短評編 51

2009年最後の短評編となりました。思えばあっという間の1年でありました。こんなことを20数回繰り返したら、自分もあっという間に平均寿命に到達してしまうかと考えると怖いものがあります。
小山薫堂さん、彼の大味好きな「舌」にはいつも疑問でして、そんな店を得意げに語ってもらいたくないと思いますが、彼が言うところの「一食入魂」には納得です。残り少ない期間に悔いのない店訪問をしたいという意味でしょうが、それなら大味な店や美味しくない店を食通ぶって取り上げないでいただきたいものです。
先日都内のとあるマンションで、フェラーリから降りてきた男性をみてビックリ。彼にそっくりなんですね。あそこに住んでいるとは知らなかった。

さて2009年最後の3店です。

レスパス
恵比寿の日仏会館に入っている廉価なフレンチ。昼は1500円前後、夜でも3000円台で終わる店であります。(追加費用がかかる料理が多いのが難点です)
この店の良いところは夜が空いているところでしょうか。(皮肉ではありません)3家族で訪問しましたが、なかなかディープな味付けでワインがすすみました。といっても、この価格帯ですからワインリストに多くを望まないで下さい。

オザミ デ ヴァン
友里掲示板でローヌなど南仏ワインの品揃えの良さが書き込まれていたので知人達と久々の訪問。
私は南仏のワインがあまり得意でないので(コート ロティは別)、正直それほどのものを感じませんでしたが、今思うと何の料理を食べたかまったく記憶に残っておりません。相変わらず混み合っているようでしたが、ある意味使命を終えた店ではないでしょうか。丸ビルへ出店するなど増殖してしまってグループ全体のクオリティが落ちてしまった感じです。

ロオジエ
今年最後の訪問は11月はじめに催された10周年イヴェント。メナールさん、ボリーさんの新旧シェフによるコラボでありましたが、ディナーがなんと4万円とこの不景気を考えない強気の値付け。
期待したボリーさんの料理も何だかメナール風で上辺だけの軽い調理でありました。
朱に交われば赤くなるとは例えが違うかもしれませんが、常連中心に評判が芳しくないメナール料理に浸食されてしまったようで期待はずれでありました。
「評判が悪いからなんとかしろ」とミシュランサイドから注意されたなんて都市伝説まで出来上がってしまった「ロオジエ」。そろそろシェフの賞味期限を意識する時期だと考えます。

「店評価ブログ」を更新しています

飲食店のかき入れ時も昨日のクリスマスで今年も終わりでしょうか。週末がクリスマス期間になってしまって、忘年会などを期待する居酒屋や和食系の店は今年のかき入れ時が早く終わってしまったと思います。28日以降に忘年会をやる会社は限られているでしょうから。

1980年代のバブルを知る年代としては、この年末は隔世の感がありました。昔はタクシーを拾えず、銀座から第一ホテル裏まで歩いて、そこで何時間も並んだこともありました。画廊まで個人経営していた当時は羽振りの良い証券会社オーナーと飲んだ時は、ハイヤーでやっと帰宅できたこともありました。
それが今年は(去年もでした)、24日、25日と簡単にタクシーに乗れましたから不景気も相当なものなのでしょう。

しかし海外は景気の戻りが見えてきたとか。昨年は閑古鳥だったニセコのオーストラリア人、今年はかなり予約が入っているとも漏れ聞いております。
日本はというと、海外高額ブランドが銀座から撤退するなど展望が開けておりません。クリスマスシーズンだというのにブランドショップはそんなに売り上げを伸ばさなかったのではないでしょうか。

来年も、いやあと数年は我慢の年となるでしょう。経済は循環するものです。誰が国のトップに立っても、落ちる時には落ち、景気が上がる時には上がってしまうのが日本だけではなく世界の経済の根本です。
特効薬といいますか、政策で経済がコントロール(不景気を回避)できるなら、各国の首脳がアホでない限り、世界から不景気を消滅できるはずです。
ところが毎度の事ながら相変わらず不景気が循環でやってくるのですから、国単位の不景気対策の有効な施策というのは存在しないと言うことです。

さて、今年最後の「店評価ブログ」に、奥湯河原からこの9月に青山に商売替えして移転してきた「青山 指月」(旅館業から和食店へ)をアップしています。
やはり奥湯河原という「立地の妙」に支えられただけの料理だったのでしょうか。読者の方からの感想も良い意見を聞きません。
ぜひお立ち寄り下さい。

賞味期限切れ?冬休みだというのに過熱感なし、花畑牧場

不手際を連発する社員にかわって代表者として客先へ謝罪に行かなければならなくなり、23日から北海道へ行ってきました。クリスマスイヴなのでなんとか夜に帰宅しましたが、頭を下げ続けて腰をやられ大変疲れました。零細企業のシャチョーは謝罪専門職でもありますのでこれも大切な仕事、仕方ありません。

ちょっと早めに新千歳空港についたので土産店コーナーを散策。各店内をチェックして驚いたことがあります。結構いくつもの店で、「花畑牧場」の製品を取り扱っているのです。しかも買っている客がいないというか、その販売コーナーを見ている人が居ないのです。
今年はじめのスキー帰りの時は、「生キャラメル」を買おうとする客が長蛇の列を作っていましたから1年経たずのこの光景、東京の各店も出店数ヶ月で統合したりしていますから、やはり役目は終えたというか賞味期限が切れてきたとあらためて感じたのです。
上階の「カフェ&ホエー豚亭」も、大きなスペースの割に客の数が少ない。入り口には豚丼の弁当が16時頃だというのに山積みされていました。他のメーカーの「生キャラメル」を取り扱っている土産物店もありましたから、新製品を次から次へと出してきてもこの下り坂の流れは止められないのではないでしょうか。
考えてみれば、数年で売り上げが何十倍?にもなること自体が異常なこと。日本人は熱しやすく冷めやすい人種ですから、こうなることは花畑牧場の関係者以外の人はわかっていたことだと思います。

今年もいよいよ押し迫ってきました。そこで28日から大晦日まで、恒例の「今年訪問のワースト」、「今年訪問のベスト」などを書いてトモサトブログを〆たいと思います。

最後に宣伝&自慢です。ついでに新千歳空港の本屋を覗いてきました。新書のコーナーで「グルメの嘘」が平積みされていましたから、この地でも結構ニーズはあるようです。