- 固定リンク
-
店訪問
|
- 2010年08月15日(日)|
台風が過ぎ去って夏もそろそろ終わりかけているのでしょうか。暑いとはいえ前半のような酷暑とは違ってきたように感じます。
秋と言えばミシュラン。そろそろ出版準備に入いる頃でしょうが、「東京最高のレストラン」と同じく、毎年ほとんど中身の文章を変えていませんから、書き手にとっては楽な仕事だと思います。
閉店が決まった「ロオジエ」、今月で閉店の「古拙」など慌てて削除するのでしょうが、数合わせで替わりの店を星付きに昇格させて、内容はますます薄くなると考えます。
さて3店です。
材木町 奈可久
六本木の「奈可久」から最近独立した店。テレ朝通りを歩いていて偶然発見しました。
オープンしたばかりのはずですが、店内は常連らしき客が数組。同じ西麻布3丁目でも、1階、地下と同じ建屋にある鮨屋より盛況でありました。ツマミと握りで2万円前後。握りながらポロポロと酢飯がこぼれ落ちるのが気になってしまいました。
ルカンケ
2家族での訪問。シュークルートはありませんでしたが、テットド コション、カスレ、アンドゥイエットなどどれも大変美味しかった。「オギノ」並みにもっと流行っても良いと思うのですが、巷でそれほど評判になっていないのが不思議であります。ポニーテールではありませんが、スレンダーなマダムとソムリエールがスタンバイしています。
ピレネー
軽井沢のグリル店。ペットも可というので一緒に訪問してきました。驚くことに犬用の食事も用意されていて、普段はドライフードしか食べていない息子は大喜びでありました。
3種ほどのコースがあるのですが、どれも前菜、グリルとポーションでかすぎ。しかも大味系なのでお腹は一杯になりました。そういえば昨年も訪問していたのを店出るとき思い出しました。
- 固定リンク
-
店訪問
|
- 2010年08月14日(土)|
レストランへのワインの持ち込み、今週はこのテーマで掲示板が盛り上がりました。
レストランは酒類の販売を想定せず料理の提供だけで成り立つものなのか。水だけ、せいぜいスパークリングウオーター(ソフトドリンク)だけしか頼まないランチオバサンや酒を飲まない若者も増えてきているだけに、大きなテーマかもしれません。
ただし友里として酒飲みの立場で考えると、レストランが料理だけで成り立つ商売をはじめてしまったら、料理のCPはどの店でも今より落ちてしまうと心配してしまいます。
さて週間食日記です。
月曜日
夜:神田の街場的中華料理店
久しぶりの訪問。自分で予約したけど支払いは取引先、つまり他腹でした。ご馳走してくれるというので、手頃な価格で好みの料理を出す店を選びました。麻婆豆腐を含むコースに紹興酒を結構飲んで一人当たり7000円。CP良いです。
火曜日
昼:祇園の蕎麦屋
夜:祇園の割烹
知恩院に用事があり京都に宿泊。昼は鰊蕎麦を食べ、夜はオススメ本の確認で小さな割烹店へ。
割烹と言ってもお任せなのですが、華はないけどオースドックスな京料理。ちょっと飲み過ぎたのか1万円台半ばとなりましたが、食後感は良かったです。
水曜日
昼:オークラ近くの割烹
夜:四条近くの創作系京料理店
京都に用事が続いて連チャンです。この割烹はアラカルトオッケーで嬉しい。鱧は湯引き、焼き霜、お椀と3種。鮎が売り切れで残念でした。
夜は評判の店の創作コース料理。奇を衒った創作料理が嫌いな友里ですがここは許容範囲内と判断、オススメ本の確認です。今回はちょっと創作がきつかったか。
木曜日
昼:京料理店
夜:新橋の鮨屋
京都最後の店はクラシックな京料理。鱧、鮎、その他の料理も満足でありました。
夜は東京へ帰って接待。たまに行く鮨屋なのですが、マスコミ露出していないので、ブログで取り上げておりません。
金曜日
昼:東麻布の鰻屋
夜:原宿の四川系料理店
東麻布の鰻屋と言えばピンと来る人も多いのでは。丑の日を過ぎていましたので簡単に入れました。
白焼き(天然)、蒲焼き(養殖・天然)といつものパターンでしたが、相変わらず蒸しすぎで私にはイマイチ。
夜は日本一辛い(痺れる)麻婆豆腐を出す店。一時はクオリティが落ちて客が離れたと感じていたのですが、復活したのか満席で料理も満足しました。しかし食べ過ぎたのか飲み過ぎか、一人当たりの単価が大台を超えてしまった。
土曜日
昼:ジャスコの讃岐うどん店
夜:赤坂のすき焼き屋
買い物に行ったついでに数年ぶりの讃岐うどん。
夜は個人接待で一軒家すき焼き店です。ボルドーワインの値付けが安いので、すき焼きにワインを合わせてしまった。松茸入りのコースでしたが、満足しました。
日曜日
夜:内食
ここのところ昼食をとりすぎたので、昼はジムで汗をかき夜は家で久々の食事でありました。
- 固定リンク
-
問題提起
|
- 2010年08月13日(金)|
レストランへのワイン持ち込みに関して客側のマナーに問題提起したからでしょうか、一般客の立場の友里征耶が店側に軸足を移したのかとのご指摘をいくつか受けました。
確かに普段は店側への厳しい問題提起をしてきた他称・悪口批評家、すわ山本益博氏や「さとなお」氏のように、方針転換して店側に媚び売り、延命を図ったのではないかと感じた方も多かったのかもしれません。でもスタンス変更はまったくしていないのでご安心下さい。私は
店と客は対等な関係である。どちらが上でも下でもない
と主張しております。料理と酒類のセット販売であるレストランで、酒を飲む客が店の酒類を頼まないのは、全席指定の特急で自分は座らないから席代は払わない、と言っているようなものです。
本来、大きな顔して堂々とワインを持ち込めるものではなく、どちらかというと小さな顔してワインを持ち込むべきと私は考えるのです。よって、ワインを持ち込むことによって、店側に負い目を抱くことのないよう
料理はコースの場合、高い方を頼め
初回の訪問ですぐ持ち込み交渉をするな
店のリストからもワインを頼め
どこでも飲めるようなワインは持ち込むな
ケースで送りつけるようなみっともないことをするな
自分たちだけで飲み干さず、スタッフにもふるまえ
毎回毎回ワインを持ち込むな
などと主張したのです。要は
ワインの持ち込み=支払い額の節約
と露骨に見える行為を控えろと客に矜持を求めたい。常連なら、常連になりたいなら、店で良い顔をしたいなら
それなりに見栄を張れ。店に借りをつくるな。
と私は主張したいのです。
そしてあまり話題になりませんが、使用グラスの数についても考えてみたい。
現在はワインの本数だけが持ち込み料の基準となっておりますが、私はグラス数(客数)も考慮に入れるべきではないかと。
カップルの2名とワイン会での10名ではグラスの数が違いすぎます。持ち込むワインが増えれば増えるほど、この開きは大きくなるわけです。
用意する手間、洗う手間、割れるリスクも使用数に比例します。ワイン1本当たりだけのカウントでは不公平。
よって使用するグラス数も考慮に入れた支払いシステムを考えるべきではないかと考えるのです。
基本はワインの本数に一定の料金を掛ける。4名以上の場合は、超えた人数にも一定の料金を加算する、というようなシステムです。
上記の主張や提案は店側に媚びたわけではなく、友里として、いや客として、店に貸しをつくらず対等に付き合いたいという私の基本スタンスからの考えであります。